ハイレゾ/ロスレス、ドルビーアトモス対応。Android版Apple Musicの知っておきたいこと

2021-07-27

いつの間にやらリリースされたAndroid向けApple Musicの最新バージョン"Ver.3.6.0″にて、ハイレゾロスレス/ロスレス音源、空間オーディオに対応していたので、AndroidでApple Musicを利用するブラザーたちにさくっとシェア。

今回のアップデートではAndroid版Apple Musicがハイレゾロスレス/ロスレスと空間オーディオに対応していまして。ついにAndroid版Apple MusicでもWF-1000XM4やWH-1000XM4といったLDAC対応ヘッドフォン/イヤフォンの本領が発揮できるようになりました。

設定項目にもしっかりとハイレゾロスレス/ロスレス/ドルビーアトモスの項目が追加されており、ミュージックプレイヤーでも表記が追加されています。

つまり、どういうことなのかと言いますと…これでWF-1000XM4やWH-1000XM4といったハイレゾ相当の音源に対応するヘッドフォンイヤフォンの本領が発揮できるようになったわけなのです。これは…アツい。　

※Update 2023/11/6, 最新の情報にあわせて追記。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

#もくじ

おそらく、2021年7月22日-23日頃から配信が開始されたと思われるAndroid版Apple Musicの最新バージョン"Ver.3.6.0″より正式にハイレゾロスレス/ロスレスと空間オーディオに対応。

アプリの更新内容によれば、

とのことで。ハイレゾ/ロスレスオーディオとドルビーアトモスによる空間オーディオの対応のほか、自動クロスフェード再生やインライン検索機能が追加されているようです。

一部の楽曲ではハイレゾ音源とロスレス音源に対応しており、ドルビーアトモス(空間オーディオ)に対応する楽曲はアルバムアートワークが目立つデザインに変更。

iPhone/iPad向けのApple Musicと同様に「ハイレゾロスレス」「ロスレス」「Appole Digital Master」「Dolby ATMOS」の表記が確認できるようになりました。

※一部のユーザーの間では"曲が終わる数秒前に次の曲が再生されるようになった"との声がありますが、これは自動クロスフェードによるものと思われます。『設定>クロスフェード』から設定を確認してみましょう。

ちなみに、今回のアップデートにより設定にもいくつかの新しい項目が追加されており、ドルビーアトモスの設定、ロスレスオーディオに関する設定が追加されているというのも大きなトピック。

オーディオの品質は「高音質」「ロスレス」「ハイレゾロスレス」から設定することが可能で、詳細は以下の通りです。

Android版Apple Musicが強くなったので、Apple Musicユーザーはお試しあれ

さて、ついにAndroid版もハイレゾロスレス/ロスレスと空間オーディオに対応したApple Musicですが、現時点では一部の楽曲のみ。最終的には７,500万曲すべてがロスレスに対応すると発表しています。

それともうひとつ、Android版でも空間オーディオを楽しむためにはH1/W1チップを搭載するヘッドフォン/イヤフォン(AirPodsやPowerBeatsなど)が必要というのも覚えておきたいトピックですね

現状、iPhone/iPadでハイレゾロスレス音源を楽しむには外付けのUSB-DACが必要ですし、Lightning to 3.5mmイヤフォン変換ケーブルも24bit/48KHzまでしか対応していません。

Androidスマホは単体でハイレゾ音源を再生できたり、Bluetoothでハイレゾ相当に対応するコーデックに対応しているものも多いため、Apple Music×ハイレゾはAndroidスマホのほうが簡単という謎の現象が起きている…というわけなのです。

AirPods、AirPods Maxでハイレゾ相当の音源が楽しめないということもあり、最近の僕はGalaxy Z Flip5×WH-1000XM5でハイレゾ音源を楽しんでいるのですが、しばらくAppleプロダクトに戻れ無さそうです。