GrowSpica Proをレビュー:7万円で買えるのに抜群の座り心地と使用感。コンテッサとも簡単に比較

ゆったり全身を預けられるオフィスチェア。
Rasical Japan合同会社より、多機能オフィスチェア「GrowSpica Pro(グロウスピカプロ)」をご提供頂いたので、人間工学に基づいたデザインや組み立て方をチェックしつつ、使用感や座り心地、調整機能についてレビューをお届けです。
記事の後半では「オカムラ コンテッサ」「オカムラ コンテッサ セコンダ」とも簡単に比較していこうかと思うので、GrowSpica Proの購入を検討している人はぜひ参考にどうぞ。
GrowSpica Proの価格は69,825円。クラウドファンディング支援総額3,778万円の座り心地は伊達じゃない。GrowSpica Proは3,000円オフクーポンが利用できるRasical公式HPからの購入がおすすめです。クーポンコードは記事の最後に記載しているのでご活用を。

GrowSpica Proをレビュー。快適な座り心地&正しい姿勢に導くオフィスチェア

GrowSpica Pro(グロウスピカプロ)は、人間工学に基づいて作られた自然に正しい姿勢を保てるオフィスチェア。
- 69,825円で買える多機能オフィスチェア
- 4Dアームレスト、135度リクライニング、2Dヘッドレスト、収納型フットレスト、背面調整、ランバーサポートなどの豊富な調整機能
- レバー1本で座面/リクライニング/座高を調整できる
- 自然な姿勢で座ることができて首や腰の負担、疲労感を軽減
- 可動するランバーサポートで前傾姿勢にも対応
- モダンでクールなデザイン
GrowSpica Proの知っておきたい特徴や機能は上記のとおりで、これだけ多機能なオフィスチェアが7万円で買えちゃうのは本当に秀逸。
▶姿勢を保って生産を上げる超集中ワークチェア「GrowSpica」検証動画 (公式動画)
デスクワーク中に首や腰が痛くなったり、姿勢が原因で疲労感を感じたり…GrowSpica Proは悩みの原因となる要素を改善し、自然に背筋が伸びるよう導いてくれるほか、生産性も確実に向上させてくれるんじゃないかなぁと。

GrowSpica Proのカラバリはブラックとホワイトの2色展開となっており、ブラックは即納。ホワイトは6月末お届け予定とのこと。※記事公開時点。
GrowSpica Proの組み立て方

GrowSpica Proの組み立てはツール不要で超簡単。
それじゃ、レビューの前にまずはGrowSpica Pro(グロウスピカプロ)の組み立て方についておさらいです。


安全に作業できるように手袋まで付属。優しい…嬉しい。
GrowSpica Proには本体とヘッドレスト、ハンガー、フットレスト、ベース、シリンダー、キャスターのほか、手袋やレンチが付属。組み立て方法は付属するマニュアルにも記載されているので、ダダっと見ていきましょう。
組み立ては5つのステップに分けて要点を補足していきます。
#Tips |
GrowSpicaに限らず、オフィスチェアはまぁまぁ重く、大きいので、組み立ては設置場所で行うのがおすすめ。僕は撮影部屋が1階にあるので組み立て後に1階から2階に運んだけど…1人だとめっちゃ気合いるし、危ないので、組み立ては必ず設置する部屋で行うといいかも。 |
Step1:キャスターとシリンダーをベースに取り付ける

使用するのは脚のベース、キャスター、シリンダー。
Step1では、キャスターとシリンダーをベースに取り付けます。


キャスター5個をベースに差し込み、シリンダーをベースの穴に装着しましょう。別の場所に運ぶならここまで組み立てておくのがおすすめ。本体とベースを合体してから運ぼうとすると大変なのでご注意を。
Step2:GrowSpicaPro本体にベースを差し込む

お次は先ほど組み立てた"脚(ベース)"をGrowSpicaPro本体に装着。

本体を横に倒した状態だと作業しやすくなります。
Step3:ハンガーを使用する場合は取り付ける

僕は使用しないので取り付けていないですが、ハンガーを使用する場合はこのタイミングで装着。ヘッドレストにハンガーの支柱を入れ、側面を抑えながら差し込みましょう。

必ずヘッドレストの切れ込みのある側面を抑えながらハンガーを差し込むように。片方ずつ無理やり差し込むと折れてしまう可能性があります。

ハンガーを適当な位置に調整したら、付属のネジをレンチで固定しましょう。


左がハンガー無しで、右がハンガーあり。

ハンガーは無いほうがスマートでかっこいいですが、ジャケットやシャツをかけておけるので必要な場合は取り付けておくと良さそう。
Step4:ヘッドレストを背もたれに装着


ヘッドレストにハンガーを取り付けたら、GrowSpica Proの背もたれにヘッドレストを装着しましょう。差し込むだけでOKです。

ヘッドレスト無しでGrowSpica Proを使用する場合、付属のプラスチックカバーでヘッドレストの装着穴を隠すこともできますよ。
Step5:フットレストを取り付ける

最後にフットレストの取り付け。フットレスト左右のパイプを座面の下にある穴に差し込みましょう。

奥まで差し込んだら、付属のレンチとネジを使ってパイプを固定。使用するネジはシルバーなので間違える心配もありません。
Step6:座りやすいように調整して組み立て終わり!

ここまででGrowSpica Proの組み立ては終わり。ハンガーとフットレストでは付属のネジを使用しますが、別途工具を用意する必要はなく、組み立てはめっちゃ簡単です。
10分もあれば組み立てられるんじゃないかなぁと。
組み立ての冒頭でもお話したとおり、組み立て後の移動は大変なので…組み立ては設置する部屋で行うのがおすすめです。結構重いですし、腰をやっちゃったり、ケガしないようにご注意を。
GrowSpica Proは公式の組み立て動画もYoutubeで公開されているのでチェックしておくといいかも。
GrowSpica Proの人間工学デザイン

GrowSpica Proはデザインも素敵。
GrowSpica Proの組み立て方法をおさらいしたところで、お次は人間工学に基づいたモダンでクールなデザインを眺めつつレビューといきましょう。


GrowSpica Pro(グロウスピカプロ)の全体的なデザインはこんな感じ。なかなかに特徴的な外観のフレームですが、このデザインは人間工学に基づいたもので、腰や首、身体への負担を最小限に抑えてくれます。
…シンプルにかっこいい。

腰を支えてくれる動的可動式のランバーサポートはこんな感じ。
姿勢や腰のカーブに合わせて自動的に調整して常に腰椎が自然なS字カーブを保ち、椎骨や肩にかかる力を軽減してくれるとのこと。
人によっては、ランバーサポートが前に出ていて圧迫感を感じる場合もあるかもですが、背面の高さを調整し、ある程度"当たり"を調整できるので、デメリットになるほどではないかなぁと。

GrowSpica Proのアームレストはちょっと硬めでわずかな弾力性もあります。

座面右側に搭載されている調整レバー。
詳細は後述しますが、GrowSpica Proはこのレバーが最高に優れモノで、レバーひとつで座面の前後、座高の調整、リクライニングが可能です。

GrowSpica Proをもう少し違う角度から見てみましょう。
フレームやアームレストにはポリマーナイロンとガラス繊維を組み合わせた複合素材が採用されていて……

フレームはさらっとしていてマットな質感。

細かく格子状に連なるメッシュは通気性抜群。
座面や背面、ヘッドレストにはWINTEX製フルメッシュが採用されていて、適度な弾力があるほか、フレームが太ももの裏に当たって痛い…っていうメッシュ製オフィスチェアにありがちなシチュエーションも少ないんじゃないかなぁと。


GrowSpica Proはキャスターの動きも比較的スムーズで、PU製なのでフローリングを傷つけにくいのもポイントです。
GrowSpica Proの調整機能や使用感について

リクライニングの強さも調整可能。
さて、ここからはGrowSpica Proの調整機能や座り心地、使用感についてのレビューといきましょう。

GrowSpicaはリクライニングの手軽さが最高。
GrowSpica Proでお気に入りなのは、レバー1本で座面の前後や座高の調整、リクライニングが出来ること。これがほんと優秀でレスポンス良好。操作性も抜群です。
GrowSpica Proが搭載する調整機能は以下の通りなので、買うべきかどうか悩んでる人はぜひ参考にどうぞ。
座面の前後調整

高級オフィスチェアに多い「座面の前後調整」は、座り心地に直結する機能ですが、GrowSpica Proもばっちり搭載。レバーを前に倒すことでググっと動かすことができます。
座面を前後に調整できるということは…太ももの接地面を増やせるということ。座面は前後6cmまで調整できるため、最適な位置に移動させて圧迫感を軽減してくれます。
動的可動式のランバーサポート

GrowSpica Proの「動的可動式のランバーサポート」は腰を支えて背骨がS字カーブになるよう補助してくれるため、骨盤が立っている理想的な着座姿勢へと導いてくれます。
ただ…横から見てみても分かる通り結構前に出ているので、人によっては圧迫感を感じる人もいるかも。(少なくとも、僕はちょこっと圧迫感を感じた。慣れも関係ありそう)
ランバーサポートは前方に5段階、最大2.5cm突き出すことができますが、後ろに下げる機能はありません。
他のオフィスチェアには無い背面調整

GrowSpica Proはなかなかに稀な「背面調整機能」を搭載しており、持ち上げるだけで簡単に背面の高さを調整可能です。
背面の高さを調整することでランバーサポートの高さも調整できるため、腰への当たりを強く感じた場合は適度な位置に調整するとよき。
背面は14段階で最大7cmの調整が可能です。
ちょうどいい高さや角度に調整できるアームレスト


GrowSpica Proのアームレストは前後/左右/高さ/角度が調整できる4Dアームレスト。自分に合う高さや角度に調整することができます。


アームレストの高さ調整はコンテッサほどスムーズではないので調整に手間取ることもありますが、これだけの機能があれば問題なし。普段使っていて気になることはないかも。
#Tips |
GrowSpica Proはアームレストの高さ調整がちょっとしづらい…ってのが個人的に惜しいポイントですが、こちらは年内に改善予定とのこと。 |
絶妙な位置に調整できるヘッドレスト

GrowSpicaのヘッドレストは高さと角度の調整が可能で、簡単に自分に合った位置に調整できます。
Rasical公式HPによれば、頭が傾くと数倍の負荷が首にかかるとのことなので、ヘッドレストは取り外すこともできますが…なるべく使用したいところ。
人間の頭は体重の約10%と言われており、姿勢が崩れ、首が傾くと、頭の数倍の負荷が首にかかります。GrowSpicaなら高さ・角度調整可能で、自分に合った位置調整も可能です。
Rasical公式HP
足を伸ばしてゆったりできるフットレスト

GrowSpica Proはゆったりくつろぎたい時に嬉しい「収納型フットレスト」も搭載しており、フットレストは、足元のレバーを動かしてロックを解除すれば簡単に引き出すことができます。
フットレストを含め、GrowSpicaは全部の機能がユーザーファーストでお手軽。
リクライニングした時の心地よさは至高

僕がGrowSpica Proで一番お気に入りなのは"リクライニング時の快適さ"。ヘッドレストが重たい頭を支え、ランバーサポートが背筋を適度に伸ばしてくれるので、もうめっちゃ快適です。
…なんなら気持ち良いくらい。


リクライニングは4段階で最大135度の調整が可能です。
7万円でこれだけ高機能&座り心地の良いオフィスチェアはそう無いので、GrowSpica Proはコスパもえぐい。

GrowSpica Proのスペックと仕様
製品名 | GrowSpica Pro (グロウスピカ プロ) |
サイズ | 幅518×奥行670×高さ1080-1328mm 重さ:21.1Kg |
座面 | 高さ46.5~58cm 幅51.8×奥行67~70cm 奥行60mm/5段階 |
リクライニング | 90~135度/4段階 |
ヘッドレスト | 幅34×奥行14.5~21cm 高さ6.5cm 回転角度38度 |
アームレスト | 高さ64~84.3cm 高さ8.5cm/17段階 前後5.5cm 左右2.5cm 角度 内20°/外18° |
ランバーサポート | 調整範囲:奥行2.5cm/4段階 |
背面調整 | 高さ7cm/14段階 |
耐荷重 | 135Kg |
カラー | ブラック ホワイト |
フレーム | ポリマーナイロン+ガラス繊維 +ポリプロピレン |
シャーシ | スチール |
キャスター | 直径6.5cm ポリウレタン製 |
その他 | WINTEX製フルメッシュ KGS製シリンダー |
コンテッサ セコンダとGrowSpica Proを比較

左からGrowSpica,ContessaⅡ,Contessa
せっかくなので、GrowSpica Proと20万円超えのオフィスチェア「オカムラ コンテッサ」「オカムラ コンテッサ セコンダ」とダダっと比較。
(がっつり比較すると記事が長くなり過ぎちゃうので、ほんとさらっと見ていきましょう)


左がコンテッサセコンダ、右がコンテッサとの比較。いずれも座面は一番低い位置ですが、GrowSpica Proは背面が高めで全体的に大きい。

左:ContessaⅡ、右:GrowSpica Pro
アームレストはGrowSpica Proのほうが幅広で固め。高さ調整はコンテッサのほうがスムーズ。


左:GrowSpica、右:Contessa
ランバーサポートはどちらも搭載していますが、コンテッサは当たりが弱く、GrowSpica Proのほうが当たりが強めかなぁと。腰を支えてくれてる感はGrowSpicaのほうがあるかもですね。

座面を比較してみるとこんな感じ。コンテッサは座面が平らで"あぐら"をかくことができますが、GrowSpica Proは座面がカーブしており、座面であぐらをかくとフレームの端が当たります。


コンテッサは左右のアームレストでリクライニングと座面の高さを調整できますが、側面のレバーだけで座面、高さ、リクライニングができるGrowSpicaはめっちゃ優秀ですね。
さすがに価格が3倍以上もするコンテッサセコンダのほうが機能の精度や座り心地は快適かもですが、正しい姿勢へ導いてくれたり、ゆったり座れるというのはGrowSpica Proも同様。リクライニング時の心地よさはGrowSpica Proのほうが僕の好みかなぁと。
7万円でこれだけ高級チェアに迫れるGrowSpica Proはほんとにコスパがえらいことになってる。
レビューまとめ!GrowSpica Proは7万円で素晴らしい体験を与えてくれるオフィスチェア

GrowSpica Proの使用感は間違いなく価格以上。
各調整機能をチェックしたり、オカムラ コンテッサとも簡単に比較してきたので少々長めなレビュー記事になりましたが、最後に「Rasical GrowSpica Pro」の僕のレビューと評価をまとめておきます。
GrowSpica Proを約1か月間試用してからのレビューですが、ほんと気になるところがない良いオフィスチェア。耐久性については1年ぐらい使ってみないと分からないけど、使っている印象では頑丈で耐久性も高そうです。

GrowSpica Pro レビュー&評価
7万円で買えるのにハイエンドな座り心地と機能。
✓good!
- 自然で正しい姿勢に導いてくれる
- 圧倒的多機能で自分に最適な位置で調整できる
- 確実に疲労感や負担を軽減
- レバー1本で座面/リクライニング/座高を調整
- 7万円で買える驚きのコスパ
- シンプルにかっこいい
✓not good
- キャスターの動きは若干ひっかかるかも
- アームレストの高さ調整がちょっとしにくい
- アームレストは年内に改善予定とのこと
- ランバーサポートの当たりが強く感じる人もいるかも
✓Rate
デザイン | 機能性 | 操作性 | 座り心地 | コスパ |
S | S+ | A | S | S+ |
総合評価 | ★★★★☆(4/5) |
※レビューの評価基準についてはこちら。
僕は1日の大半を座って何かしら作業してるので、オフィスチェアの質は仕事の質と生産性に大きく影響するのですが、GrowSpica Proは長時間座っていても疲労感を感じにくいので、「人間工学に基づいて作られた、姿勢を保つ超集中ワークチェア」のキャッチコピーに偽りなし。
コンテッサ セコンダから乗り換えても特に不満なく使えているので、その座り心地と快適性、機能性は確かかなぁと。僕の中で"ほぼ"最高評価です。

パッケージがすべて段ボールでまとめてリサイクル出来たのも好印象。
さすがに20万円超えのオフィスチェア(コンテッサなど)と比べると、アームレストの調整がちょこっとだけしにくかったり、キャスターの動きにひっかかりを感じることもありますが…7万円でこれだけの機能を搭載し、快適な座り心地を実現しているのは驚きです。
(GrowSpica Proのアームレストは年内に改善予定とのこと)
最後に、ラシカル公式ストアで利用できる3,000円オフクーポンも記載しておくので、こちらもぜひご活用を。
GrowSpicaの3,000円オフクーポン
- KBI34HI61P
- 5万円以上の購入で使用可能
- Rasical公式ストアのみ
GrowSpicaProは全部の機能がもれなく優秀…。価格と性能のバランスもびっくりするくらい良くて、コスパと機能、そして生産性を追い求めるなら最適な選択肢になりそう。
がちでおすすめできるオフィスチェアなので、気になっている人はこの機会にお試しあれ。
