こんなふうに杖振って魔法唱えたかったんだよ、僕たちは。
ホグワーツレガシーはハリーポッターの世界観が忠実に再現されたオープンワールドゲーム。戦闘システムや育成要素、ハウジング要素なんかも充実していて、もうずっと遊んでいたいくらいに面白くて。
時間を見つけては世界にどっぷり浸るようにプレイしていたのですが、僕がエンディングを見るまでにかかったプレイ時間は約22時間。集めていない装備やアイテム、サイドクエストもたくさん残っているのでまだまだ遊べそう。
※Update, 2024年11月5日までは、ホグワーツレガシーのPC版がSteamでセール中。まさかの70%オフで価格は8,778円 → 2,633円。ガチでハリーポッターの世界に浸れる名作なので、気になっていた人はこの機会にぜひ。
序盤から役立つ金策は以下の記事もぜひ参考に。
#ホグワーツレガシーの簡単で効率の良い金策は「魔法動物を捕まえて売る」
ホグワーツレガシーをレビュー。美しいグラフィックに作りこまれた世界観、みんな魔法使いになれる
それじゃ、まずは「ホグワーツ・レガシー」についてダダっとおさらいしつつ、レビューといきましょう。
ホグワーツレガシーは、2023年2月10日にPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)で発売されたハリーポッターシリーズの世界を舞台としたオープンワールドアクションRPG。
ホグワーツレガシーはゲーム機ごとに発売日が異なっており、PS5/Xbox Series X|S/PCは2023年2月10日に発売。PS4とXbox Oneは2023年4月4日発売。Nintendo Switchは2023年7月25日に発売されます。ちょっとややこしい。
舞台はハリーポッターの時代よりも少し前の1800年代のホグワーツ(およびその周辺地域)となっており、プレイヤーは古代魔法の秘密を解くカギを握る一人の生徒として、ホグワーツに途中入学します。
おなじみの場所や初めて見る場所、魔法世界に生きる動物たち、映画で登場したあれやこれや……といった感じで、ウィザーディングワールドの魔法世界をじっくり堪能することができるほか、ヒッポグリフやセストラルなどの魔法生物も登場し、お世話して素材を集めることもできます。
物語を進めるとヒッポグリフに乗って陸を駆けたり、空も飛べるようになりますよ。ハリーポッターシリーズに登場した魔法生物や登場人物の先祖が登場するのもホグワーツレガシーの魅力。
おさらいについてはこんなところにしておきまして。まずはホグワーツレガシーの美しいグラフィックやパフォーマンスからチェックしていきましょう。
光源処理が美しい次世代のグラフィック
映画で見慣れた大広間も細かく再現されててテンション上がる。
ホグワーツレガシーの画質設定では「パフォーマンス」「高画質」「高画質レイトレーシング」の3種類が用意されており、僕は最初パフォーマンスでプレイし、途中から高画質レイトレーシングに切り替えました。
レイトレーシングとは、光線を追跡・計算し、肉眼で見る世界のような光の屈折であったり、水の反射だったりをシミュレートする技術のこと。レイ(光)をトレース(追跡)する技術。光の反射や屈折などの表現はPS4やPS4 Proでもありましたが、レイトレーシングの対応により実写に近い正確な表現が可能になります。
高画質レイトレーシング設定では、オブジェクトの密度や光源の表現や反射、人の密度、水や影の表現が強化されるのですが、PS5版でもフレームレートは著しく落ちるようなことはなかったかなと。
パフォーマンス | 解像度やオブジェクトの表現、光源処理を制限 60fpsで安定するフレームレート重視 |
高画質レイトレーシング | レイトレーシング適用 反射や屈折などの光源処理がリアル 平均30~40fps |
高画質 | 最高画質設定 レイトレーシングはオフ |
ホグワーツレガシーのグラフィック設定について簡単におさらいしてみるとこんな感じ。
明らかに快適で酔わないのは「パフォーマンス」。映画みたいなリッチな映像でゲームを遊べるのは「高画質レイトレーシング」ですね。(高画質はそんなに使わない)
「パフォーマンス」と「高画質レイトレーシング」では画質のクオリティが段違いに変わるため、PS5版で画質を重視するなら圧倒的に”高画質レイトレーシング”。画質落ちてもいいからフレームレート優先するってブラザーは”パフォーマンス”がおすすめです。
ホグワーツレガシーの魔法世界はどこに行っても綺麗なグラフィックで思う存分に楽しめますが、視野角の調整ができたら…もっと快適に遊べたかも。
ホグワーツレガシーのパフォーマンスはどんな感じ?
上述の通り、ホグワーツレガシー(PS5版)は「高画質レイトレーシング」でも”落ち過ぎない”フレームレートを出してくれるので、特に違和感なくプレイすることができますが、呪文やエフェクトが飛び交うようなシチュエーション(特にエンディング前のボス戦)ではカクつきを感じることもありました。
※僕がフルHDモニターでプレイした時の印象です。4k画質のモニターでプレイする場合はパフォーマンスが一番ストレスなく遊べるかも。
ホグワーツレガシーはPS4版にXbox One版、Nintendo Switch版も発売予定ですが……PC版やPS5版、Xbox Series X|S版と比べると画質のクオリティが結構落ちてそうな雰囲気。
※Update 2023/3/7, ホグワーツレガシーのPS4版/Xbox One版の発売日が2023年5月5日に延期されました。理由はすべてのプラットフォームで可能な限り最高のエクスペリエンスを提供するためとのこと。Nintendo Switch版の発売日は7月25日から変更はないようです。
ホグワーツレガシーのオープンワールドは探索が楽しすぎる
お次はホグワーツレガシーの探索が楽しすぎる件について。
もうこれは言うまでもなくてですね。ハリーポッターの魔法世界を”オープンワールドで”好きなように動き回れるんだから楽しくないわけがない。
3-4時間ほどプレイしてストーリーを進めていくと”ほうき”の使用が解禁されて空を自由に飛べるようになるのですが、ここまでくれば行動範囲はググっと広がってザ・オープンワールドな楽しみ方が出来るようになります。
さらに物語を進めると、映画でも登場した”ヒッポグリフ”や”グラップホーン”に乗って移動できるようになるので、移動で不満に思うことはまずありません。
(ホグズミードなどの一部地域は搭乗中だと入れないようになっているので、近くで降りる必要がある)
ホグワーツの城内やホグズミード、ホグワーツの周辺地域では様々なところでサイドクエストが発生するため、まだ見つけていない装備を求めて探索するのも超楽しい。
宝箱を手に入れるためには、魔法を使った謎解きが必要になる場面もあるので、飽きずに探索することができます。
一定数クリアするごとにインベントリの空きスロが増える「マーリンの試練」を筆頭に、ちょこっと難しい謎解きもチラホラあります。
ホグワーツでは、新しい魔法を覚えられる授業を受けることもできるのでこちらもお忘れなく。
ハイテンポでアクション性の高いバトル
ホグワーツレガシーの戦闘の動きはフェンシングを参考に考えられたとのことで、華麗な杖さばきでテンポよく、アクション性の高い戦闘を楽しむことができます。
敵の攻撃をプロテゴで防御したり、映画で不死鳥の騎士団が使ってた白いモヤモヤで回避したり、周囲の岩や樽を敵に投げつけたり、ホグワーツレガシーは戦闘システムがシンプルで分かりやすいのに奥深くてですね。ほんと楽しい。ビュンビュン魔法放ってるだけで楽しい。
魔法はスキルツリー形式。レベルアップで得たポイントで強化可能。
通常魔法で攻撃し、R2ボタンと△〇□×の組み合わせでスロットに割り当てた呪文(エクスペリアームスやディフィンドなど)で攻撃できるのですが、魔法の効果を活かしたコンボを考えるのも醍醐味の1つですね。
例えば、近距離を燃やして大ダメージを与える「インセンディオ」は敵が遠いと当たらないので、「アクシオ」で敵を近くに引き寄せてから使うとか、敵を強い力で地面に叩きつける「ディセンド」は浮いている敵ほど与えるダメージが上がるので、「レビィオーソ」や「フリペンド」で浮かせてから使うとか。
様々な魔法の組み合わせでコンボを組むことができます。
魔法動物を世話して素材を集めれば、攻撃力や防御力を強化したり、特殊な効果を付与したり、装備をアップグレードすることもできます。(育てている動物の素材は簡単に集まるので、バンバン強化できるのは嬉しい)
当然のように死の呪文「アバダケダブラ」も使える。善人プレイか、闇堕ちか。許されざる呪文を覚えるかどうかはプレイヤー次第。闇堕ちしてもゲーム的なデメリットは特にありません。
許されざる呪文「クルーシオ」「インペリオ」「アバダケダブラ」は、ホグワーツのスリザリン生徒”セバスチャン・サロウ”のサイドクエストを進めると覚えることができます。
選択肢次第で覚えるか、覚えないか選べますが、覚えたい場合は”闇の魔術”に興味津々な選択肢を選んでいけばOK。セバスチャンのクエストはすべて『〇〇の闇の中』が名前に入るので分かりやすい。
ハウジング要素まで楽しめる
ホグワーツレガシーでは、ホグワーツ城の隠し部屋「必要の部屋(あったりなかったり部屋)」が自由にカスタムできるハウジング要素として登場します。
必要の部屋では、薬を作る錬金道具や植物を育てる設備を置いたり、模様替えしたり、部屋の雰囲気を変えたり、ペットを育てたり、ほんと色々できるので、これもホグワーツレガシーのお楽しみ要素の1つですね。
ホグワーツレガシーでは、ウィゲンウェルド薬(回復薬)のほか、エデュラス薬やマキシマ薬、雷調合薬といった強力な薬もレシピさえ手に入れれば自分で調合できるため、必要の部屋は頻繁に訪れることになるはず。
ストーリーを進めるとさらに必要の部屋のスペースが広がり、捕獲した魔法動物を育てられるようにもなります。ほんとホグワーツレガシーは色々と充実してて楽しすぎる。
PS4/PS5版は限定クエスト「呪いのホグズミード店」をクリアすることでホグズミードに自分の店を出すこともできるので、こちらもチェックしてみるといいかも。自分の店で装備品を売ると、10%高く買い取ってもらえます。
ホグワーツレガシー 概要
ゲームタイトル | ホグワーツ・レガシー |
ジャンル | オープンワールド RPG |
プレイ人数 | 1人 |
対応ハード | PS4/PS5 Xbox One Xbox Series X|S Nintendo Switch PC(Windows) |
開発 | Avalanche Software |
発売 | SEGA |
発売日 | PS5/PC/Xbox Series X|S:2023年2月10日 PS4/Xbox One:2023年5月5日 Nintendo Switch:2023年7月25日 |
レビューまとめ!ホグワーツレガシーはハリーポッターが好きな人も知らない人も夢中になって遊べる名作
ダダダっとホグワーツレガシーの魅力をお届けしてきたので少々長くなってしまいましたが、最後に僕のレビューと評価をまとめておきます。
25時間ほどプレイしてのレビューですが、UIもシステムも特に不満はなくて普通に良いゲーム。気になるところがあるとすれば、ホグズミードなどの一部エリアにはほうきやヒッポグリフに乗った状態で入れないってところくらいです。
その制限のせいで空をほうきで飛んでいたら超えられないエリアがあったりする。
ホグワーツレガシー レビュー&評価
良いところ
- 緻密に作りこまれた魔法世界のオープンワールド
- 呪文を組み合わせて戦うシンプルながら奥深いバトル
- 豊富な探索要素とコレクション
- 個性的な登場人物と関連するサイドクエスト
- 次世代機向けの美しいグラフィック
悪いところ
- 一部のエリアはほうきやヒッポグリフで入れない
- マップが立体的で慣れないうちは見づらいかも
- 飛行中はマップに道しるべが表示されなくて迷う
評価
ストーリー | グラフィック | パフォーマンス | UI | やりこみ度 |
A | S | A | B | B |
総合評価 | S |
ホグワーツレガシーのノーマル以上の難易度は若干難しめですが、ストーリーをさくさく楽しみたい人向けの「ストーリーモード」が用意されているため、ゲームが苦手な人も楽しく遊べるんじゃないかなと。ハリーポッターの世界にガチで浸れる。
個人的に、スキルポイントの最大値的にすべての呪文は強化できなくて、良い意味での取捨選択を迫られるところも良き。全取り最強!みたいにはなれないのもじっくり考えて楽しめたところです。
身近なところに魔法があって、感じられて、知識があれば扱える。次世代機向けのゲームらしいグラフィックも素敵ですし、ホグワーツレガシーはシンプルに神ゲー。ハリーポッター×オープンワールドの相性が最強過ぎた。
2024年11月5日までは、ホグワーツレガシーのPC版がSteamでセール中。まさかの70%オフで価格は8,778円 → 2,633円。ガチでハリーポッターの世界に浸れる名作なので、気になっていた人はこの機会にぜひ。
序盤から役立つ金策は以下の記事もぜひ参考に。