スタートレイルの楽しさとエモさが異常。
少し前にInsta 360 Ace Proのレビュー記事を公開しましたが、夜や暗所での撮影についてもう少し詳しく知りたい!って人向けにPureVideoやスターラプス、スタートレイルなど、Ace Proの低照度向け撮影機能についてお届けです。
このカメラはライカとの共同開発、1/1.3インチセンサー、4k/30fpsのアクティブHDR、AIを活用した編集などが大きな特徴ですが…夜の撮影も超強い。
Insta360 Ace Proの機能や性能、使用感については以下の記事でレビューしているので、気になるブラザーはこちらもぜひ参考にどうぞ。
#Insta360 Ace Proをレビュー。GoProより大きいセンサー&リッチなスペックで画質も超綺麗なアクションカメラ
Insta360 Ace Proの低照度撮影を試す。PureVideoは抜群に明るくてスターラプスは超楽しい
Insta360 Ace Proは、Insta360とライカが共同開発した超高性能なフラグシップアクションカメラ。
1/1.3インチのイメージセンサーを搭載し、優れた描写性能を誇るほか、8k/24fps動画や4k/60fps動画、4k/120fps動画、4k/30fps以下のアクティブHDR、4,800万画素写真、低照度撮影に特化したPureVideoなど様々な撮影モードを搭載。競合には無い2.4インチのフリップ式タッチスクリーンも大きなトピックです。
Ace Proは1/1.3インチの大型イメージセンサーを搭載するため、より多くの光を捉えてダイナミックレンジを拡大。光源による明暗の影響も精確に表現しつつ、大幅にノイズを低減してくれるので、暗所での撮影にも優れます。
ここからは、実際にAce Proの”低照度向け撮影モード”で撮影した動画を眺めつつ、さくっと解説しつつ、補足を挟みつつ見ていこうかと思うので、ぜひ参考にどうぞ。
Insta360 Ace Proはシンプルに暗所に強い。
#Tips |
この記事では、Insta360 Ace Proで実際に僕が撮影した写真や動画を記載していますが、記事の表示速度をなるべく落とさないため、アップロードする際に大幅に圧縮しています。ガチで100分の1くらいのサイズ。実際の映像はもっと綺麗なので…そのあたりはご注意を。あくまでも参考程度に。 |
低照度に特化した「PureVideo」について
さて、まずは低照度に特化した撮影モード「PureVideo(ピュアビデオ)」について見ていきましょう。
ほぼ真っ暗な夜の撮影で比較しても一目瞭然なくらい、PureVideoは通常の動画モードと比べて圧倒的に明るく撮影することができるのですが、これはなぜかというと、1/1.3インチセンサーで多くの光を取り込み、5nmAIチップによる”AIノイズ除去”でノイズを大幅に低減しつつ、輝度を向上させることで、低照度でも綺麗な映像の撮影を可能にしています。
Insta360 Ace Proは、AIノイズ処理と高いISO感度での撮影が可能で、暗所における光源でのハイライト圧縮や低照度環境下での手振れ補正もちゃんと効くため、お店やLEDのイルミネーションがある場所は特に綺麗に撮影できるかなと。
PureVideoはモーションブラーと画像の安定性を向上させる「低照度手振れ補正」を搭載しており、光源が豊富な場所では夜でもノイズやブレの少ない綺麗な映像を撮影できます。
ちなみに、低照度手振れ補正はPureVideoの撮影画面で右から左にスワイプ後、手振れアイコンタップで設定可能。周囲の明るさが暗すぎる場合、画面輝度が低下してちらつきが発生する場合があるのでご周囲を。
#Tips |
通常の動画モードでは、動きのあるシーンで動画を安定させ、ハイライトとシャドウの細部を維持してより鮮やかな映像を実現する「アクティブHDR」にも対応。4k/30fps以下で撮影すると自動でONになります。アクティブHDRの効果は絶大なので、旅行の記録やVlogなど、高フレームレートが必要ない時は4k/30fpsでの撮影がおすすめ。 |
夜の星空を綺麗に撮影「スターラプス」
お次はInsta360 Ace Proの低照度撮影モードの中でも撮影していて抜群に楽しい「スターラプス」について。
スターラプスとは、露出を上げて一定の間隔で写真(撮影時間によるものの大抵は1,000枚を超える)を撮影後、1つの動画に合成することで”星の動き”を撮影できるモードなのですが、Insta360 Ace Proはスターラプスの撮影も超絶簡単。
綺麗にスターラプスやスタートレイルを撮影するためのポイントは以下の通り。
- Ace Proを付属の粘着マウントなどで固定する
- 街頭や住宅の明かりなど、なるべく光源が映り込まない場所を選ぶ
- 最低でも3時間。6~8時間くらい撮影することで星の軌跡を綺麗に追える(一晩中撮影できればGood)
- 雲が少なく、晴れの日に撮影する
- 自分の住んでいる地域+星空指数とかで検索すると星空の天気予報が見られる。
- Ace Proの電源を確保する
- 自宅で撮影するならUSBで充電しながら撮影
- 外出先ならポータブル電源などで充電しながら撮影
天気が悪かったり、雲が多かったりで星空を綺麗に撮影できる日が無くて、なかなか満足のいく映像が撮影できなかったのですが、ここ数日は比較的夜空が澄んでいたので、Insta360 Ace Proでばっちり星空を撮影できました。
セットアップして…シャッターを押して…数時間待機…といった流れで撮影するのですが、撮影後のスターラプス動画を見るのが楽しくて。
できれば標高が高い場所でAce Proのタイプラプスを試したかったのですが、数時間ぶんの電源を確保できなかったので断念。でも、天気が味方してくれたのでしっかり星空を撮影できたかなと。
スターラプス動画は環境&天候次第ではあるものの、綺麗に撮影できるので、旅行などで電源が確保出来る時はぜひ試してみてほしい機能かも。
星空の軌跡を撮影できる「スタートレイル」
Insta360 Ace Proは星空の軌跡を撮影できる「スタートレイル動画」に対応していて、こいつのエモさが異常。
スタートレイル動画もスターラプスと同様の手順と方法で撮影できるのですが、雲が無くて夜空が澄んでいる時にセットアップして、あとは数時間待機するだけで流星群のように流れる綺麗な星の軌跡を撮影できます。
特にスターラプスは雲が多いと星の軌跡を邪魔してしまうので…綺麗に撮影できるかどうかは天候と夜空の気分次第。撮影に時間がかかるぶん、ばっちり綺麗に撮影できた時はめっちゃ嬉しい。
#Tips |
スタートレイルを綺麗に撮影するコツは、とにかく雲が少ない時に撮影すること。僕はEVやホワイトバランスは”AUTO”。夕方18時頃から8時間ほど撮影しています。撮影前に光害や雲、夜空の様子をリサーチしておけばさらに良き。 |
スターラプスとスタートレイルはアプリで簡単に編集できる
大抵の場合、スターラプスやスタートレイルの書き出しは数千枚の写真を処理することになるので、読み込みには若干の時間がかかるもの、Insta360 Ace Proで撮影した「スターラプス」と「スタートレイル」は、Insta360アプリで簡単に編集することができます。
スターラプスやスタートレイルで撮影した動画は、アプリで読み込むと「スターキャプチャー」として編集がまとめられていて、軌跡の長さを編集することができるほか、編集後の動画はフィルターをかけたり、露出や明るさ、コントラストを調整したりすることができるので、最初から最後まで超簡単です。
Insta360 Ace Proは暗所撮影でも期待した映像を撮ってくれる
さてさて、Insta360とライカが共同開発したフラグシップアクションカメラ「Insta360 Ace Pro」の低照度撮影について、実際に撮影した動画を眺めつつ、補足しつつおさらいしてきましたが、なかなかのポテンシャル。
4k/30fps以下の動画で自動でONになる「アクティブHDR」のおかげで、言うまでもなく明るい時はばっちり綺麗に映像を撮影できるほか、夜や暗所での撮影では「PureVideo」が暗くても綺麗に映像を残してくれるので、スポーツやアクティビティ、夜景の撮影などなど、旅の思い出作りでも大活躍です。
どこにでも連れていきたくなるくらい小型ですし、大抵のシチュエーションは”AUTO”で撮っちゃっていいくらいに露出やホワイトバランス、ISOの調整も優秀なので、ささっと取り出してぱっと撮影…みたいに気軽にかつ綺麗に映像を残したい人にもおすすめかなと。
暗所での撮影する場合でも、低照度手振れ補正などの設定を確認し、適切なモードで撮影すれば期待に応えてくれる素敵なアクションカメラ。
Insta360 Ace Proの機能や性能、使用感については以下の記事で詳しくレビューしているのでこちらもぜひ。
#Insta360 Ace Proをレビュー。GoProより大きいセンサー&リッチなスペックで画質も超綺麗なアクションカメラ