製品版で試してきた。
2025年2月28日に発売されたモンハン最新作「モンスターハンターワイルズ」ですが、製品版はヘビィボウガンのみでクリアし、HR解放後もひたすらヘビィボウガンを試しながら遊んでいるので、そろそろワイルズに登場するヘビィボウガンの弾種と特殊弾についておさらいです。
弾ごとのダメージや特徴についてもまとめているので、ぜひ参考にしてもらえれば。
ヘビィボウガンの弾種まとめとボウガンカスタマイズの知っておきたいこと

モンハンワイルズにおける「ヘビィボウガン」の基本的な使い方は過去作を踏襲しているものの、使いやすくなっていたり、仕様変更で大幅に立ち回りが変わっていたり、様々なブラッシュアップが行われています。
- 通常弾/散弾/貫通弾は「基本弾カテゴリ」になり、弾数無限
- 通常弾はがライトボウガンのように複数発射
- 基本弾のレベルと威力はボウガンカスタマイズで変更可能
- ボウガンごとに使用できる弾のレベルが設定
- 照準時は集中モードも兼ねる
- 回復弾/鬼人弾/硬化弾は地面に撃つことで範囲化
- 属性弾は貫通する仕様に変更。※貫通属性弾は廃止
- ヘビィボウガンは「竜熱モード」で特殊弾を使用可能
- 竜熱機関竜弾/竜熱相殺弾/竜熱穿甲弾/竜熱擲弾
- 竜熱ゲージを消費して特殊弾を使用
- ゲージは時間経過と射撃で回復
- 反動軽減/装填速度のスキルは廃止
- 装填速度は「ファーストショット」のスキルに統合
- 装填速度と反動は弾ごとに固定され、武器ごとの違いがなくなった
モンハンワイルズのヘビィボウガンについて知っておきたいことは上記の通り。
ワイルズにおける通常弾/散弾/貫通弾は「基本弾」というカテゴリに変更され、弾数は無限。基本弾はボウガンごとにレベルが決まっており、ボウガンのカスタマイズで弾種の装填数やダメージを上げられるようになりました。

特に大きな変更があったのが反動軽減と装填速度のスキル。装填速度は「ファーストショット」という新スキルに統合されることでなんとか生き残っていますが、反動軽減はスキルごと廃止。反動軽減と装填速度は武器関係なく弾種ごとに固定になったのも覚えておきたいポイントです。
反動と装填速度の仕様変更により、散弾などは過去作と比べて立ち回りや使用感が大きく変わっていまして。反動すごいから回避キャンセル挟みながら戦うスタイル。(一定時間スタミナを消費しない状態でいると会心率が上がる渾身スキルと相性が悪い)
過去作のテンポよく撃ちまくる散弾や貫通弾を知っていると戸惑うかもですが...慣れてくるとこれはこれですごく楽しくなってきます。
ヘビィボウガンが使える弾の一覧

モンハンワイルズに登場する弾種は全20種類で、ヘビィボウガンはすべての弾種を使用可能。
モンハンワイルズの弾種一覧 | |
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通常弾 | 火炎弾 |
貫通弾 | 水冷弾 |
散弾 | 氷結弾 |
斬烈弾 | 電撃弾 |
徹甲榴弾 | 滅龍弾 |
拡散弾 | 回復弾 |
竜撃弾 | 鬼人弾 |
毒弾 | 硬化弾 |
麻痺弾 | 減気弾 |
睡眠弾 | 捕獲用麻酔弾 |
ここからは各弾種について、使用感やダメージについて解説していこうかと思いますが、すべての弾を扱えるヘビィボウガンは存在しないため、主に使用する武器はアーティア装備「アーティアバスターⅠ」で、撃てない弾はほかの武器を使用。
装備のステータスは攻撃力263/会心率63%。会心率によるダメージのブレは平均値を記載。力の護符/守りの護符も無しで、トレーニングエリアの「ネコ樽パンチャー」に攻撃して出た数値を記載していきます。
通常弾

モンハンワイルズでは最も扱いやすく、序盤からクリア後までずっとお世話になるであろう「通常弾」から。
ヘビィボウガンの通常弾もライトボウガンのように複数の弾を発射するようになっており、装填速度も反動も平均的でもっとも扱いやすい弾種。メイン火力となる属性弾を使う装備が終盤まで整えられないため、序盤~クリア以降も多くのヘビィボウガンでダメージソースになります。
通常弾のダメージ | |
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武器 | アーティアバスターⅠ (攻撃力263) |
通常弾 Lv2 | 110ダメージ/3ヒット |
通常弾 Lv3 | 149ダメージ/3ヒット |
貫通弾

お次は、大きなモンスターとの戦闘でポテンシャルを発揮してくれる「貫通弾」。
後述の散弾と比べて反動は控えめなのでメイン弾でも十分使っていけますが、リロードが遅く、モンスターの戦闘時ではリロードの隙で被弾しがち。適正距離も狭いので、過去作よりモンスターの弱点部位にしっかり通す必要があります。
貫通弾のダメージ | |
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武器 | アーティアバスターⅠ (攻撃力263) |
貫通弾 Lv2 | 105ダメージ/9ヒット |
貫通弾 Lv3 | 113ダメージ/9ヒット |
散弾

モンハンワイルズの仕様変更で最も変わった弾種が「散弾」。リロードは通常弾と貫通弾の間くらいの速さで、反動は特大。
高火力でバシバシ連射することはできなくなりましたが、適正距離は過去作より長めで、相変わらずダメージも高く、反動を回避でキャンセルしながら立ち回ることで実用することもできます。
※ただしゼロ距離だと全くダメージが出ないようになっているので、ヘビィボウガンでは一番使うのが難しい弾種かも。
散弾の性能 | |
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武器 | アーティアバスターⅠ (攻撃力263) |
散弾 Lv2 | 119ダメージ/6ヒット |
散弾 Lv3 | 170ダメージ/7ヒット |
斬烈弾

斬烈弾はヘビィボウガンのみ扱える弾種。※ライトボウガンは使えなくなりました。
ダメージはかなり高いですが、反動が大きく、リロードも遅いので、使うタイミングが結構少なめ。切断属性を持つため、モンスターの尻尾をガンナーで切れる唯一の弾です。
斬烈弾の性能 | |
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武器 | アイアンバスターⅡ (攻撃力240) |
斬烈弾 | 215ダメージ/5ヒット |
徹甲榴弾

徹甲榴弾も過去作よりは使用頻度がグッと減った弾種。反動は残列弾よりも少ないですが、リロードは最遅。高いスタン値を持つため、モンスターの頭に当て続ければ気絶させられます。
装飾品が武器と防具で別々になったこと、装填速度と反動軽減の仕様変更でワールドやライズで人気だった「徹甲ヘビィ」は過去の遺物になりました。
徹甲榴弾の性能 | |
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武器 | ホープキャノンⅣ (攻撃力240) |
徹甲榴弾 Lv2 | 1(着弾時) 52 |
拡散弾

過去作から特に大きな仕様の変更はなかったため、ワイルズでも今まで通り使えそうなのが「拡散弾」。座りこんで武器を構え、弧を描いて着弾した後に炸裂して爆発ダメージを与えることが可能で、リロードが極遅なのは変わらず。
拡散弾の性能 | |
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武器 | ボーンシューターⅢ (攻撃力255) |
拡散弾 Lv2 | 198ダメージ/5ヒット |
竜撃弾

竜撃弾は、高火力のヘビィボウガン専用弾種。モンスター睡眠時に使うと大ダメージ。
竜撃弾の性能 | |
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チャタバスターⅢ (攻撃力270) | |
竜撃弾 | 206ダメージ/2ヒット |
毒弾/麻痺弾/睡眠弾/減気弾

状態異常弾はその名の通りモンスターを状態異常にできる弾。状態異常弾は毒弾/睡眠弾/麻痺弾/減気弾の4種類存在し、状態異常強化系スキルで蓄積値を強化することができます。
状態異常弾の性能 | |
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毒弾 | 着弾時:1ダメージ 継続ダメージ 約20秒間毒状態にする |
麻痺弾 | 着弾時:1ダメージ 約10秒間麻痺状態にする |
睡眠弾 | 睡眠状態にする |
減気弾 | 着弾時:1ダメージ モンスターを疲れやすくする スタン値あり |
減気弾にはモンスターを疲れさせる効果とともに、僅かにスタン値が設定されているため、使用するときはモンスターの頭を狙って撃つのが効果的。
属性弾(火炎/水冷/電撃/氷結/滅龍)

モンスターに有効な属性で効率良くダメージを与えられる属性弾は、ワイルズのヘビィにおける扱いやすさも、火力も、最強のダメージソース。
反動もリロードも平均的で、装填数も多く、圧倒的に使いやすいのが特徴です。モンハンワイルズでは貫通属性弾が廃止され、属性弾が貫通するようになりました。(ただし装備の要求がキツイので、防具や装飾品が整うのはハンターランク解放後の終盤)
属性弾はモンスターの有効属性によってダメージが増減し、最大ヒット回数は滅龍弾を除いて一律6Hitでした。
※武器ごとに使用できる属性弾が異なるため、持っている武器の中からなるべくダメージが近いものを記載しています。滅龍弾だけ撃てる武器が少なくて「グライフェン」を使用。また後日追記予定です。
火炎弾の性能 | |
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武器 | アーティアバスターⅠ (攻撃力263) |
火炎弾 Lv1 | 101ダメージ/6ヒット |
火炎弾 Lv2 | 127ダメージ/6ヒット |
水冷弾の性能 | |
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チャタバスターⅢ (攻撃力270) | |
水冷弾 Lv1 | 109ダメージ/6ヒット |
水冷弾 Lv2 | 141ダメージ/6ヒット |
電撃弾の性能 | |
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アーティアバスターⅡ (攻撃力278) | |
電撃弾 Lv1 | 107ダメージ/6ヒット |
電撃弾 Lv2 | 133ダメージ/6ヒット |
氷結弾の性能 | |
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アーティアバスターⅠ (攻撃力270) | |
氷結弾 Lv1 | 96ダメージ/6ヒット |
氷結弾 Lv2 | 130ダメージ/6ヒット |
滅龍弾の性能 | |
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武器 | グライフェン (293) |
滅龍弾 | 202ダメージ/4ヒット |
終盤の属性最強ヘビィ「アーティア武器」は入手したパーツを集めて作成する...という仕様上まだ厳選途中なので、あくまでも参考程度に。
回復弾/鬼人弾/硬化弾

モンハンワイルズの回復弾/鬼人弾/硬化弾は、地面に対して撃つことで一定の範囲に広がり、自分もほかのプレイヤーも触れれば効果を受けれるようになりました。※モンスターが触れても効果無し。
サポート弾の性能 | |
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回復弾 | プレイヤーを回復 回復量は回復薬程度 |
鬼人弾 | プレイヤーの攻撃力 +15 (約3分間) |
硬化弾 | プレイヤーの防御力 +30 (約3分間) |
捕獲用麻酔弾
モンスターの捕獲時に使用。
モンスターを弱らせ、しびれ罠や落とし穴にかけた状態で使用すると捕獲可能です。
ヘビィボウガンのボウガンカスタマイズについて

モンハンワイルズのヘビィボウガンは、キャンプまたは鍛冶屋で「ボウガンのカスタマイズ」を行うことができます。
ボウガンのカスタマイズではダメージを上げる「強化火薬」や装填数を増やす「追加弾倉」などの強化パーツを変更できるほか、特殊弾の変更も行うことができるので、ダダっとおさらいしておきましょう。
ヘビィボウガンの強化パーツと特殊弾

ワイルズのヘビィボウガンは「ボウガンカスタマイズ」により、武器の性能を変化させることができます。特定の弾種の威力を上げたり、装填数を増やせるほか、使d用する特殊弾を変更することもできるので、ヘビィボウガンを使うときは必ず確認しておきましょう。
ヘビィボウガンのカスタム | |
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強化パーツ | 通常弾強化火薬 貫通弾強化火薬 散弾強化火薬 属性弾強化火薬 |
通常弾追加弾倉 貫通弾追加弾倉 散弾追加弾倉 属性弾追加弾倉 増強パーツ・通常モード 増強パーツ・竜熱モード 竜熱回復強化パーツ | |
特殊弾 | 竜熱機関榴弾 竜熱穿甲弾 |
竜熱相殺弾 竜熱擲弾 |
ヘビィボウガンのボウガンカスタマイズは全武器共通ではなく、武器ごとに異なる...という点は知っておきたいポイント。
武器によっては、属性弾の装填数を増やせなかったり、ダメージを強化できなかったりするので、搭載できる強化パーツの違いは武器を選択する時に重要になってきます。
ヘビィボウガンは「ボウガンのカスタマイズ」で2種類の強化パーツと2種類の特殊弾を選択可能ですが、おすすめはメインで使う弾種にあう「強化火薬」と「追加弾倉」。特殊弾については、ひとまず扱いやすい「竜熱機関榴弾」と「竜熱相殺弾」を選ぶといいかもです。
ヘビィボウガンの特殊弾の特徴や使用感については以下の記事でまとめているので、こちらもぜひ参考に。さくっと分かりやすく...を意識して書いてます。
通常弾/貫通弾/属性弾/特殊弾の使用感は良好。ワイルズの散弾は厳しい
さて、ヘビィボウガンの弾種とボウガンのカスタマイズについておさらいしてきましたが、OBTで触ってた時は気づけなかった大幅な仕様変更が製品版でちょこちょこ明らかになり、結構戸惑ったのが正直な感想。
特に、ワイルズのヘビィボウガンは装填速度と反動軽減のスキルがなくなり、反動とリロードの武器ごとの違いがなくなったため、散弾など、一部の弾種はそもそもの立ち回りが大きく変わりました。とはいえ、どれもいい感じで特徴がある立ち回りと使用感になっていて、PSPの頃からモンハンでヘビィボウガンを使い続けている筆者の感想と各弾の使用感をまとめると以下の通り。
- 通常弾
- 反動もリロード速度もちょうどいいので、序盤から一番お世話になる弾種。適正距離が長く、ダメージも高いので各弾に合う装備が完成する終盤まではひたすら使い続けることになります。
- 立ち回りは過去作のモンハンに近いので、初心者も熟練のハンターも愛用しまくりのメイン弾。
- 貫通弾
- 反動は平均的ですが、リロードが遅いので...リロードの隙に被弾してピンチになりやすい。適正距離は長いですが、結構シビアで、過去作よりは少し立ち回りと距離感の維持が難しくなったかも。
- しっかり貫通させられる大きなモンスターにはダメージもちゃんと出せるしDPSも高い。
- 散弾
- 反動とリロードの仕様が変更されたことで大幅に立ち回りが変わった。リロード速度は「ファーストショット」のスキルがあるから良いとして...反動はどうにもできないので、回避で反動をキャンセルしつつ立ち回ることになります。
- 相変わらずダメージは高く、適正距離も伸びたので、慣れると楽しいですが...隙が多いので被弾しやすく、ワイルズの環境でメイン弾を張るのは厳しい。
- 属性弾
- リロードも反動も普通。ダメージも普通かと思いきや、装備を整えて属性ダメージモリモリにすると化ける。今のところヘビィボウガンの最強弾種で超重要なダメージソース。装填数も多くて使いやすい。
- 斬烈弾と徹甲榴弾
- 過去作では猛威を振るったビルドがありましたが、ワイルズでは散弾と同様に反動軽減と装填速度のスキルがなくなったことで使用頻度がだいぶ減った。
- 色々試すより属性弾撃ってたほうが強い。
- 特殊弾(竜熱機関榴弾or竜熱尖甲弾)
- ワイルズでは、特殊射撃強化スキルや竜熱ゲージ回復効率UPに関するスキル、蝕攻の装衣の恩恵で現環境トップクラスの装備の組みやすさと扱いやすさ。
- 特殊弾に特化した装備では竜熱ゲージを維持しやすく、立ち回りしやすく、火力も高いため、属性の通りにくいモンスターはもちろん、様々なモンスターに有効。
- 僕がワイルズで一番使ってるビルドが特殊弾特化系です。
通常弾/貫通弾/散弾/属性弾のDPSとしては「属性弾 > 散弾 > 通常弾 = 貫通弾」といった感じで、扱いやすさも含めた現環境の最強は間違いなく「属性弾」。(グラビモスを2-3分で倒せるポテンシャル)
モンハンワイルズのヘビィボウガンは様々な仕様変更で、MHWIやモンハンライズ:サンブレイクの印象を持ったままプレイすると衝撃を受ける人もいるかと思いますが、なんだかんだ言ってもヘビィボウガンらしく火力高いし、ワイルズではジャストガードも含めて出来ることが増えたことで、攻撃するか、集中弱点攻撃するか、避けるか、オートガードするか、ジャストガードを狙うか...過去作よりできることが増えたおかげで、常に最適な動きを判断しつつ立ち回ることになるので、やっぱりヘビィボウガン楽しい。
ワイルズの現環境では「特殊弾特化」が扱いやすく、火力も出るので人気ですが、散弾特化はやっぱり厳しいかなと。何かしらの参考になれば!※記事は定期的に加筆/修正予定です。