発売が待ち遠しすぎるゲーム。
Bethesda E3 2018 Showcaseで発表された「The Elder Scrolls Ⅵ(ザ エルダースクロールズ6)」は多くの情報が明かされておらず、現時点では、開発中であることと公式アナウンスティザー動画で流れた “The Elder Scrolls Ⅵのロゴ” しか判明してないですが、TES 6の舞台はどこになるのか? と無性に気になるのが僕たちエルダースクロールズファン。
現在判明しているエルダースクロールズ6の情報をおさらいしつつ、歴代のエルダースクロールズシリーズに詳しい有志たちが予想しているTES6の舞台に関する様々な情報をまとめたので、気になっている人はぜひ参考にどうぞ。
Microsoftの文書や新規フランチャイズ”Starfield”のプラットフォームを考慮すると、エルダースクロールズ6はXbox(及びPC)独占になり、PlayStationで発売されない可能性が高いかも。
The Elder Scrolls Ⅵ(エルダースクロールズ6)の発売日は2026年以降になるかも
非常に高い自由度でと作りこまれた世界観が特徴のオープンワールドゲーム”エルダースクロールズシリーズ”ですが、最新作「The Elder Scrolls Ⅵ(TES6)」についての情報は、現時点でほとんど明らかにされておらず、判明しているのはタイトルロゴと次世代機向けに開発されているということのみ。
▶The Elder ScrollsⅥ 公式ティザー(Youtube)
エルダースクロールズ6について、現時点で判明している情報は以下の通りです。
- タイトルは「The Elder Scrolls Ⅵ(ジ エルダースクロールズ シックス)」
- The Elder Scrolls Ⅵは10年先も遊ばれるゲームを目指して開発
- The Elder Scrolld Ⅴ Skyrimのようなシングルプレイゲームになる
- 次世代機向けに開発中
- 現行世代の次の世代で発売される可能性が高い
- PlayStation(PS5やPS6)では発売されないかも
- 新しいゲームエンジンで開発
- 発売日は2026年以降?
TES6がシングルプレイゲームになることや、新しいゲームエンジンで開発されていることは公式からの発表で明らかになっているのですが、舞台となる地域や描かれる物語、システム、発売されるゲーム機などについては一切が不明です。
IGN USの対談によれば、The Elder ScrollsⅥは、トッド・ハワード氏が手掛けるファンタジーシリーズにおいて最後のゲームになるかもしれないとのことで、ハワード氏はThe Elder ScrollsⅥはStarfieldの次に発売されると認めていますが、発売時期については明かされていません。
PlayStationでは発売されない可能性が高い
2020年9月の大ニュース”マイクロソフトのベセスダ買収”により、TES6はXboxの独占になるの? って不安もあったのですが、直近の新作フランチャイズ「Starfield」がそうだったように、The Elder Scrolls ⅥはPCとXboxの独占になる可能性は高め。
(MachineGamesが開発中の”インディ・ジョーンズ”もPCとXboxのみで発売予定)
Xboxの最高責任者であるフィル・スペンサー氏によれば、プラットフォームの独占権については明言を避けつつ、現時点では決まっていない…とのことですが、FTC(米連邦取引委員会)とマイクロソフトの裁判で公開された文書によれば、The Elder Scrolls6はPCとXboxで発売され、PS5では発売されないとのこと。
最近のベセスダゲーの傾向を鑑みるに、TES6はPS5や次世代PlayStationでは遊べないと思っておくと良さそうです。
エルダースクロールズ6の舞台予想まとめ
お次は、The Elder Scrolls Ⅵの舞台となる地域についてですが、その前に、まずは、エルダースクロールズシリーズ全ての舞台となる「タムリエル大陸」について簡単におさらい。
タムリエル大陸は、ブラックマーシュ、シロディール、エルスウェーア、ハンマーフェル、ハイロック、モロウウィンド、スカイリム、サマーセット島、ヴァレンウッドの9つの地域に分かれており、ほぼ全ての国はタムリエルを治める”帝国”の傘下。
帝国により、国(地域)ごとの自治が認められていますが、The Elder Scrolls Ⅴ Skyrimもそうであったように、人種差別や反乱、他国の侵攻など、地域ごとに様々な問題を抱えるため、どこも平和とは言えません。
これまでのエルダースクロールズシリーズで登場した地域と登場していない地域は以下の通り。
これまでに登場した地域 | |
---|---|
シロディール (TES Ⅳ) | ブラックマーシュ (TESOに一部登場) |
モロウウィンド (TES Ⅲ) | エルスウェーア (TESOで登場) |
ハイロック (TES Ⅱ) | ヴァレンウッド (TESOで登場) |
ハンマーフェル (TES Ⅱ) | – |
スカイリム (TES Ⅴ) | – |
サマーセット島 (TES ONLINE) | – |
参考までに、The Elder Scrolls Arenaではタムリエル全土が舞台となっていますが、TESシリーズ第1作目ということもあり除外。※TES Arenaからエルダースクロールズの物語は始まり、当然すべての話はTES Ⅴ Skyrimまで繋がっています。
自由気ままに遊べる箱庭ゲーというのは1作目から変わらずですが、おそらく、一般的に知名度が高いのはエルダースクロールズシリーズの4作目「The Elder Scrolls Ⅳ オブリビオン」以降ですね。
僕はオブリビオンとスカイリムしかプレイしたことがないですが、どちらも最強にハマり、寝食を共にしたといっても過言じゃないくらい遊び倒しました。僕が最も長い期間旅をした地域は “Skyrim” です。
舞台予想その1:ヴァレンウッド
さて、ここからはエルダースクロールズ6のマップ&舞台予想についてですが、当然ながら、これまでのエルダースクロールシリーズで登場していない地域「ブラックマーシュ」「エルスウェーア」「ヴァレンウッド」はThe Elder Scrolls Ⅵの舞台となる可能性は高め。※2024年時点でいずれもTESオンラインで登場済み。
過去に”Project Greenheart”と記載されたメモがリークしたことがあるので可能性は高そうですが、海外ゲームメディアEUROGAMERは「気候的に一致しない」と否定しているようです。※Greanheatはヴァレンウッドにある都市の名前。
ヴァレンウッドは、”タムリエルの庭、果てしない緑の海、枝葉の迷宮に半分覆われた咲き誇るように成長する都市” とゲーム内で言及されており、The Elder Scrolls Ⅵのティザー動画を見てみても確かに印象は違う気が…しなくもありません。
一般的にヴァレンウッドは、ボズマー(ウッドエルフ)の故郷としても知られますが、彼らは植物を傷つける行為を禁止しているため、ヴァレンウッドが舞台となるのであれば、もう少し森林などの自然が残った地域なのかも。
舞台予想その2:ハイロック
魔法に長けた種族「ブレトン」の故郷として知られる「ハイロック」もThe Elder Scrolls Ⅵの舞台として予想している人が多い地域。
ロケーションとしても温暖な気候や連なる山脈が特徴となっており、TES Ⅵのティザー動画に近い印象を受けますが、現在のハイロックはダガーフォール、センチネル、ウェイレスト、オルシニウムの4つの都市とオークの砦が点在する程度で基本的に廃れているため、仮にTES6の舞台がハイロックになるとしたら、少し味気が無い気もします。
とはいえ、ティザー動画で確認できる城の廃墟はThe Elder Scrolls OnlineのDLC「オルシニウム」で登場した砦に近い構造になっているため、TES Ⅵの舞台がハイロックとなる可能性は意外と高いかもしれません。
「オルシニウム」とはオークの要塞または国のことで、ハイロックに位置しています。
舞台予想その3:エルスウェーア
ヴァレンウッドとともに、これまでのエルダースクロールシリーズで舞台となっていない「エルスウェーア」。猫の姿をした種族「カジート」たちの故郷であり、砂漠地帯に位置し、TES Ⅴ Skyrimの時点ではアルドメリ自治領の属国となっていました。
個人的に、TES Ⅵのティザー動画ではエルスウェーアを連想する要素がほぼないと感じたので、カジート押しには残念の極みですが、エルスウェーアがTES Ⅵの舞台となる可能性は低そうです。
※エルスウェーアはすでに”The Elder Scrolls Online”のDLCとして登場済み。なので、TES 6の舞台になる可能性は低いかもですが、エルスウェーアの一部の地域が登場する可能性は十分あり得ます。
舞台予想その4:ブラックマーシュ
トカゲの姿をした種族「アルゴニアン」の故郷「ブラックマーシュ」もこれまでのエルダースクロールズシリーズに登場していないため、The Elder Scrolls Ⅵの舞台となる可能性がある地域。※ブラックマーシュは、TES Ⅴ Skyrim時点で帝国からは離脱しています。
ブラックマーシュは水や土壌に毒が蔓延する過酷な湿地帯となっており、気候や景観的はティザー動画の映像と異なるため、個人的にブラックマーシュがTES Ⅵの舞台になることはないんじゃないかなと。
ただし、ブラックマーシュは奇妙な生き物や植物が生息する魅力的な地域のため、TES Ⅵで行くことができたら間違いなく面白い。探索が捗ります。※こちらも南海岸の地域がThe Elderscrolls Onlineで登場済みです。
舞台予想その5:ハンマーフェル
TES Ⅱで舞台になったことがあるものの、地形の一致やティザー動画で「センチネル」と思われる都市が登場することから、「ハンマーフェル」はThe Elder Scrolls Ⅵの舞台として最も有力視されています。
ハンマーフェルはタムリエル大陸の西部に位置する砂漠地帯であり、褐色の肌とたくましい筋力を持つアリクルの砂漠の民「レッドガード」の故郷。
南にはアビシアン海が広がっており、「Night of Green Fire(緑炎の夜)」と呼ばれる壮絶な魔法戦闘が行われたことがあるため、クレータ―もその時にできたもの…と推察することもできます。
Night of Green Fire(緑炎の夜)とは、アルメドリ自治領の迫害からセンチネルへ逃げてきたアルトマー(ハイエルフ)の反体制派と追ってきたアルドメリ自治領のエージェント(サルモール)との間で起きた壮絶な破壊魔法を使った戦闘のこと。
地域の住民は1人残らず虐殺され、エルダースクロールズの歴史にも記されています。ハンマーフェルは、地名にドラゴンとついた都市があったり、ドラゴンが砂漠から現れて人々を襲う伝承があったりと、上記の “緑炎の夜事件” と合わせてもTES Ⅵの舞台としても申し分ない歴史を持つ地域。
エルダースクロールズ6の発売日は2026年以降になりそう
さて、エルダースクロールズ6について判明している情報をおさらいしつつ、予想される舞台についておさらいしてきましたが、TES6の舞台となる可能性が高そうな地域は、やっぱり「ハンマーフェル」。地質学的にも特徴のある地域ですし、歴史的にも大作の舞台としてふさわしいんじゃないかなと。
FTCとマイクロソフトの裁判で公開された文書によれば、エルダースクロールズ6の発売日は2026年以降になる見込み。
ゲームディレクター兼製作総指揮者トッド・ハワード氏は、発表から発売までの期間は短い方が良いというスタンスなので…おそらく、TES6も詳細が発表されてから発売されるまで、それほど長い期間は空かないはずです。
いずれにしましても、20年以上続くエルダースクロールズシリーズの最新作「The Elder Scrolls Ⅵ」が期待MAXな超大作になりそうな雰囲気はプンプンしてますし…もうしばらく待ちましょう。
ベセスダのパブリッシング責任者ピート・ハインズ氏によれば、The Elder ScrollsⅥはプリプロダクション段階を終え、開発段階に移行したとのことなので…あと2-3年もすれば最新情報が公開されるかもです。
エルダースクロールズ6の後に開発が始まりそうな「Fallout 5」については、以下の記事もあわせてどうぞ。