今回は改めて任天堂スイッチ ライト(Nintendo Switch Lite)についてのレビューをお届け。
今から始めても大丈夫か、本当に任天堂スイッチ ライトでいいのか、任天堂スイッチか任天堂スイッチ ライトのどっちを購入すればいいのかで悩んでいるブラザーも多いと思うので、写真と合わせてレビューしつつ、任天堂スイッチ ライトの気になることについて見ていこうかなと。
とりあえず、声を大にして言いたいのは”任天堂スイッチ ライトだからこそのメリットもある”ということ。やっぱり、軽くて持ちやすいって素敵です。
任天堂スイッチ(有機ELモデル)のレビューについては以下の記事も参考にどうぞ。
#任天堂スイッチ(有機ELモデル)」をレビュー。大きくて綺麗な画面が最大のメリット
任天堂スイッチライトをレビュー。スペック&性能はほぼ同等。軽いってやっぱり素敵(任天堂スイッチとの比較も)
それじゃ、早速”Nntendo Switch Lite”の写真を眺めつつレビューといきましょう。パッケージはこんな感じで。めちゃコンパクト。(箱だけですでに任天堂スイッチよりも幅が小さいのです)
付属品はシンプルで、スタートガイド、任天堂スイッチ ライト本体、USB Type-CのACアダプタ(15V/1A)が付属します。
※レビューで記載している写真は”実物の任天堂スイッチライト”と若干色味に違いがありますので、そのあたりはご容赦を。本物はもう少し緑っぽいんですけど、僕のカメラではどれで撮影しても実際の色味を再現できませんでした。悲しみ。
任天堂スイッチに付属する”USB Type-C AC電源アダプタ”。USB-Cは汎用性が高そうですが、任天堂スイッチは15W、その他スマートフォンやUSB-C機器は5Wでしか充電できません。
電源アダプタのコンセント部分はもう少し小さいほうが良かったかも。
実際に任天堂スイッチ ライトを手に持ってみるとこんな感じ。どうでしょう、めちゃコンパクトじゃないですか? 片手で持てるサイズなのに、液晶ディスプレイは0.7インチの差。良い感じです。
ここからは任天堂スイッチ ライトのデザインについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
コンパクトで軽量なデザイン
任天堂スイッチ ライトの基本的なデザインは任天堂スイッチの”携帯モード”を踏襲したものになっていまして。ぱっと見で分かる違いといえば、分離していた左ボタンが懐かしの”十字ボタン”になったくらいですね。
僕の感覚としては、十字ボタンになったからといって操作感が落ちたということもありません。これはどちらかというと嬉しい変更点で、ゲーマーとしては分離しているよりも”十字キー”の操作のほうがしやすいのは間違いなし。斜め入力も簡単です。
逆サイド、右側のボタンレイアウトはこんな感じ。
こちらは任天堂スイッチのものと全く同じですね。ボディサイズは異なるものの、ボタンはほぼ同じ間隔で配置されています。左側はスクリーンショットボタンが少し離れた位置に。右側はホームボタンが少し離れた位置に配置。
上部には、左から電源ボタン、ボリューム調整ボタン、排気用の通気口、3.5mmイヤフォンジャック、ゲームカードスロットを搭載。
任天堂スイッチ ライトに高負荷がかかると内部のファンが回転し、本体内部に溜まった熱気をこの通気口から排出する仕組みです。任天堂スイッチと同様に熱は持ちますが、動作音はほぼしません。
背面はこんな感じ。任天堂スイッチと同様に、こちらにも排気用の通気口があるのですが、テーブルモードで仕様できるスタンドは非搭載。
任天堂スイッチ ライトに背面スタンドがあったら神仕様だったんですけど、これは残念ポイントかなぁと。Bluetoothコントローラーは繋げられるのに……。
底面には、左からmicroSDカードスロット、USB Type-C端子、そして両サイドにスピーカーを搭載していまして。しっかりステレオでゲームの音声が再生できるようになっています。
microSDカードの対応規格は、microSD(~2GB)/microSDHC(4GB~32GB)/microSDXC(64GB~2TB)。
市販のmicroSDであればほぼほぼ利用可能です。microSDXCであれば”64GB~2TBまでのデータ”を保存できますよ。※microSDXCのメモリーカードを使用するにはインターネットに接続して本体を更新する必要があります。
Lボタン/ZLボタン周辺はこんな感じ。
R/ZRボタン周辺はこんな感じ。トリガーボタンの形状も任天堂スイッチとほぼ同じですね。操作感に違いはないんですけど、任天堂スイッチのほうがより”カチッ”とした感触です。
それじゃ、このあたりで任天堂スイッチ ライトの仕様・スペックについてもさらっとおさらいしておきましょう。
任天堂スイッチ ライトの仕様・スペック
サイズ | 縦91.1mm×横208mmx厚さ13.9mm 約275g |
画面 | 静電容量方式タッチスクリーン 5.5インチ、1,280×720ピクセル |
CPU/GPU | Nvidia製 カスタムTegraプロセッサー |
本体ストレージ (容量) | 32GB ※microSD/microSDHC/microSDXCカード対応。 最大2TB |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac準拠) Bluetooth 4.1、NFC |
映像出力 | 非対応 |
充電 | USB Type-C |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー |
内蔵バッテリー | 3,570mAh 連続稼働:約3~7時間 充電時間:約3時間 |
任天堂スイッチ ライトの仕様・スペックで抑えておきたいのはこんなところ。ディスプレイに関しては、任天堂スイッチとサイズが異なるだけで解像度は同じですね。Good。
カラバリは、イエロー/グレー/ターコイズ/コーラルの4色。
注意点として、本体容量、バッテリー容量ともに十分な容量を備えていますが、映像の外部出力には一切対応していないので、任天堂スイッチ ライトは”携帯機”として割り切って考える必要があります。
#Tips |
任天堂スイッチライトをモニターに出力するため、HDMI変換アダプタやUSB-C to USB-Cなどで試してみたのですが、映像の外部出力は一切できず。悲しみ。 |
ゲームは快適に遊べる?任天堂スイッチ ライトの使用感
任天堂スイッチライトは寝転んで遊んでも疲れない。素敵。
次は、任天堂スイッチ ライトの使用感についてさらっとレビューです。まず、僕が任天堂スイッチ ライトを試してみて感じたのは「めっちゃ軽いやん」ってこと。
これがまたほんとに軽くて。1時間くらいゲームしたくらいでは全然疲れないのです。
画面サイズも大きすぎず、小さすぎずで。本音を言えば1,920×1,080ピクセルくらいは欲しいところなんですけど、それを感じさせないほどに綺麗で見やすい液晶ディスプレイになっているんですよね。
軽いので、疲労感も感じにくいですし、なによりも手首が疲れにくい。僕は任天堂スイッチを携帯モードで遊ぶことが多かったんですけど、任天堂スイッチだと重くて。割と疲れがちだったっていう。
※重さは、Nintendo Switch Liteが”約275g”、Nintendo Switchが”約398g”。全然違うのです。
上述の通り、画面も見やすいですし、任天堂スイッチ ライトでも快適にゲームを遊べると思ってもらえれば。というか、携帯モードだけでいいならほんとおすすめです。こいつ。
Bluetoothコントローラーも使える
任天堂スイッチ ライトはBluetooth接続のコントローラーが使えるというのも嬉しいポイント。JoyコンやProコンのほか、サードパーティー製のBluetoothコントローラーも使用することができますよ。
Joyコンは”コントローラーの持ち換え”からペアリングボタン長押しで接続可能。
Bluetoothコントローラーが使えるということは? そう、Nintendoさん純正の充電スタンドを購入すれば任天堂スイッチの”テーブルモード”みたいな使い方も可能なのです。
ゲームの遊び方も広がりますし、この純正アクセサリはほんとおすすめ。任天堂スイッチと一緒に買っちゃいましょう。
もちろんプロコンも遊べる
任天堂スイッチ ライトがJoyコンとペアリングできるということは…もちろんBluetooth 3.0で接続するProコンにも対応。
公式HPでは明記されてないですが、ワイヤレス接続ができるNintendo Switch Proコントローラーも任天堂スイッチ ライトと接続して遊ぶことが出来ます。
任天堂スイッチライトにはスタンドがないので、相性はあまり良くないですが、スタンドを購入することで”ある程度”快適に遊ぶことができます。
TVモードが一切使用できないのはデメリット
これは結構大事なことなので改めて。任天堂スイッチは映像の外部出力に対応しておらず、TVやモニターなどに映像を映すことはできません。
写真の通り、Nintendo Switch ドックにも差し込めず。変換アダプタでも出力できず。
携帯モード特化で問題ないのであれば全力で任天堂スイッチ ライトをおすすめしますが、もし、TVモードで大画面でゲームを遊びたい……って気持ちが少しでもあるなら、任天堂スイッチを購入したほうが幸せになれるかもです。
任天堂スイッチと任天堂スイッチライトの違いを実機写真で比較
せっかくなので、任天堂スイッチ ライトとの違いもさらっと比較しておきましょう。
基本的に、任天堂スイッチ ライトがTVモードも遊べる真のスイッチ。任天堂スイッチ ライトがポータブルに特化したスイッチと思ってもらえれば。
任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトのスペック比較は以下の通りです。
Nintendo Switch | Nintendo Switch Lite | |
価格 | 29,980円+税 | 19,980円+税 |
サイズ | 102×239×13.9mm 約398g | 91.1×208×13.9mm 約275g |
ディスプレイ | 6.2インチ 1,280×720 HD | 5.5インチ 1,280×720 HD |
プレイモード | TVモード テーブルモード 携帯モード | 携帯モード |
HD振動/モーションIRカメラ | 〇 | × |
Joyコン Nintendo Switchドック | 〇 | × |
バッテリーライフ | 約4.5 – 9.0時間 | 約3.0時間 – 7.0時間 |
テーブルモード用のスタンド | 〇 | × |
MicroSDカード | 対応 | 対応 |
Bluetoothコントローラー | 対応 | 対応 |
画面サイズは異なりますが、1,280×720ピクセルのHD画質というのはどちらの任天堂スイッチも同じ。携帯モードでの仕様にはほぼほぼ違いがありません。
むしろ、小さくて軽いぶん’携帯モード”では任天堂スイッチ ライトのほうが有利ですね。
任天堂スイッチ ライトは一部のゲームをプレイすることができないですが、詳細は公式HPもあわせてどうぞ。
#Nintendo Switch Liteで遊べるソフトの確認方法 – 任天堂公式HP
任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトのサイズの違いやデザインを比較
このサイズ感の違い。画面サイズは任天堂スイッチが”6.2インチ”、任天堂スイッチが5.5インチです。
サイズ感の違いについてはこちらの写真のほうが分かりやすいですね。見ても分かる通り、手に持った時の感じはかなり違います。
圧倒的に任天堂スイッチ ライトが軽い。持ちやすい。
重ねて比較するとこんな感じ。基本的なフォームファクターの位置は同じで、排気口は任天堂スイッチライトのほうが大きめ。
L/R(ZL/ZR)ボタンのサイズはいずれも同じです。
任天堂スイッチ ライトは底面にスピーカーが2つ配置。任天堂スイッチはスピーカーが前面に2つ配置されているので、より臨場感のある音を楽しめるのは任天堂スイッチ。
microSDカードは、任天堂スイッチがスタンド裏なのに対して、任天堂スイッチ ライトは専用のスロットが設けられていて”カバー”を搭載しています。
左コントローラーは、任天堂スイッチが分離型ボタン。任天堂スイッチ ライトは”十字キー”を搭載。ボタン配置などもほぼほぼ同じですし、操作感の違いについてはこれくらいですね。
僕は十字キーのほうが操作しやすく感じました。(長く遊んでいた形状で指に馴染んでいるのかも)
がっつり遊びたい人は任天堂スイッチ、気軽に持ち運びたい人は任天堂スイッチ ライト
任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトを簡単に比較してみましたが、要点をまとめると……
- 家で、外で、がっつり遊ぶなら任天堂スイッチ。価格は高くなるけど、機能面・性能面で充実してます。
- いつでも持ち運び、カジュアルに遊べるのは任天堂スイッチ ライト。価格を考えると、めちゃお得に任天堂スイッチを始められます。
上記が任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトを選ぶポイントとなりそうですが、任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトの価格差はぴったり1万円です。
ゲームへの没入感、TVモードの快適さ、バッテリーライフなどを含め、僕は新型任天堂スイッチをおすすめしたいですが、任天堂スイッチ ライトのお得な価格、そして取り回しの良さも捨てがたいかなと。
任天堂スイッチと任天堂スイッチライトで悩んだ時は、ひとまず価格や機能は置いておいて、自分のプレイスタイルを考えて選んでみるといいかもです。
レビューまとめ!持ち運ぶなら任天堂スイッチ ライトはベストな選択かも
それじゃ、最後に”任天堂スイッチ ライト(Nintendo Switch Lite)”のレビューをまとめて締めと行きましょう。
とりあえず、TVモードに魅力を感じないのであれば任天堂スイッチ ライトを選択して後悔するようなことはないのは確か。ごろごろしながらゲームをしたり、どこかに持ち出して遊びたいのであれば、任天堂スイッチよりも優れるプロダクトだというのは間違いありません。
というか、持ち運ぶ前提であれば圧倒的に任天堂スイッチ ライトがおすすめです。軽いし、小さいし、それなのにディスプレイの画質は同じ。色も可愛いカラーがラインナップされてますしね。
ポケモンだったり、あつ森だったり、モンハンライズだったりは友達とスイッチを持ち寄って遊ぶことも多いと思うので、「せやな!」って賛同できるブラザーは任天堂スイッチを買おう。きっと幸せになれるはずです。
メリット
- 小さい、軽い、持ちやすい!
- カラーが可愛い
- 持ち運びに最適。疲れにくいのでゴロゴロしながらゲームをするのに向いている
- 意外に電池持ちが良い
- Bluetooth接続のコントローラーと任天堂純正充電スタンドがあれば”テーブルモード”的な使い方もできる
- 性能を考えれば安い価格(任天堂3DSの価格と比較している人もいますが、そもそもの”土俵”が違います。性能も)
デメリット
- TVモードで一切遊ぶことはできません
- スタンドが無いのでBluetoothコントローラーを使いにくい
- 落とすとすぐ壊れちゃいそう
- 修理費については公式HPでどうぞ。参考までに、スティックの修理は4,950円です。
任天堂スイッチ ライトのレビュー/評価まとめ
デザイン | ★★★★☆ |
性能 | ★★★★☆ |
機能 | ★★★☆☆ |
持ち運びやすさ | ★★★★★+ |
価格(コスパ) | ★★★☆☆ |
任天堂スイッチ ライトの僕のレビュー・評価をまとめるとこんな感じ。
TVモードが一切遊べない、スタンドを搭載しないなど、いくつかの制限があるため、機能の評価は低めですが、性能はなかなかに良い感じ。これだけのダイエットを実現しておきながら、任天堂スイッチの形態モードと同じ水準に仕上がっているというのはGoodです。
価格は…あと少し安ければもっと良かったかなぁと。今でも十分安いんですけどね。ニンテンドー3DSが2011年の発売当時25,000円だったことを考えると驚くべきテクノロジーの進歩ってやつです。
とにもかくも、任天堂スイッチ ライトについて1つだけ確かなことは、TVモードを諦められるのであれば2万円と少しで人気ゲームを軒並み体験できるということ。(あつ森とか、ポケモンとか、モンハンとか)
小さくて、軽くて、コンパクト。任天堂スイッチライトを選ぶことで失うものがあるとすれば、”TVモード”くらいですし、人によってはデメリットにならない場合もあるのかなぁと。
(いくつか遊べないゲームもありますが、多くの人にとってそこは重要じゃないと思うので割愛)
その他多くの面で任天堂スイッチと遜色ない体験ができる任天堂スイッチ ライトは、名前に冠すとおり”ライト”なユースにおすすめです。
任天堂スイッチ(有機ELモデル)のレビューについては以下の記事も参考にどうぞ。