【レビュー】今から始める”Echo(第4世代)”、Alexa優秀すぎで音質も良き

つい最近、Amazonのスマートスピーカーに新しいラインナップが追加されましたよね。そう、第4世代のEchoシリーズです。
僕も早速"Amazon Echo(第4世代)“を購入しまして。毎日「アレクサ、乃木坂再生して」みたいな感じで話しかけているのですが…こいつ本当に良くて。
第4世代のEchoシリーズってデザイン的にも、音楽を聴くためのハブとしても、もちろんスマートスピーカーとしても、非常に良いプロダクトだと思っているのですが、僕が購入した"Echo"は上位モデルなので当然音質にもしっかりコミット。
そして、やっぱりアレクサたんって賢いのです。(ちょっとした質問だったり、計算だったり、最近は寝る前にハリーポッター読んでもらってます)
価格は11,980円(税込み)。New Echoの使用感や音質、活用方法についてもチェックしつつ、さくっとレビューいきましょう!
(僕はスマートホームを揃えていないため、主にAlexa+Echoで得られる音楽体験についてのレビューです)

迫力の音質、Amazonの新型スマートスピーカー「Echo(第4世代)」をレビュー

それじゃ、まずはAmazon Echo(第4世代)のデザインにチェックしつつ、細部について見ていきましょう。
第4世代のEchoのサイズは144×144×133mmの940g。ぱっと見でも分かる通り、前モデルと比べてググっと球体に近づきまして。
360度オーディオではないのですが、"球体"という形状を活かした空間的な広がりを持った音楽を楽しむことができます。

背面はこんな感じ。電源用のコネクタと3.5mmライン出力用のコネクタが搭載されています。Echo Dotなどと異なり、こいつは音声の出力/入力の両方に対応しているというのも大事なトピックですね。
Echoはサラウンドサウンド"Dolby Audio“にも対応するほか、ボディには"温度センサー"も内蔵しています。

サイドから見てみると特に分かりやすいのですが、New Echoはその形状からも分かる通り360度オーディオには非対応。音の指向性としては広範囲の前方になります。

上面にはアクションボタン、マイクオフボタン、音量調整ボタンが搭載されていまして。ボタンにはカチッとしたクリック感があるので押しやすいのですが、New Echoは音声で操作できるため使用頻度は少なめ。
反応してほしくない場面って滅多にないと思いますし、マイクオフボタンとアクションボタンを使用することはほぼ無いかなぁと。あって困ることも無いですけどね。
ちなみに、New Echoには"3.0インチ(76.2mm)のネオジウムウーファー"と"0.8インチ(20mm)のツイーター×2″が搭載されているのですが、ウーファーは上方向に音が出るイメージです。

底面には通知があるときや、Alexaの応答状態が分かるライトリングが搭載されているほか、三脚用のネジ穴も設けられています。
Alexaって賢い
僕はまだスマートホームデビューはしていないのですが…New Echoに搭載される"Alexa"でどんなことができるのか? についてもさらっとご紹介しておきますね。
Alexaにできることをざっくりまとめてみると…
- スマートホーム製品の操作(電気を付けたり、エアコンを付けたり)
- 音楽を聴く(Amazon Music,Apple Music,Spotify,AWA,dヒッツなど)
- ニュースや天気予報、予定を尋ねたり、アラームを設定してもらったり、いろんなことをお手伝いしてもらう
- ハンズフリーでほかの部屋に置いたEchoデバイスと通話、またはアナウンスでコミュニケーション
- 本を読んでもらう
- Alexaスキルを追加し、さらにいろんなことができる(睡眠導入用の音楽を再生してもらったり、モンハンに登場するモンスターの情報を教えてもらったり、etc…)
こんな感じ。僕の主な用途は音楽を聴くようなのですが、New Echoは音声の入出力に対応しているため、基本はオーディオアンプに繋っぎぱなしで音楽を聴くための"スマートハブ"として利用してます。
とはいえ、Alexaってやっぱり賢くて。タイマーを設定してもらったり、他の部屋に置いてあるEchoデバイスと通話できるってのもGood。Alexaに話しかけるだけで色々と仕事をこなしてくれるので、とても便利ですよ。
通話だったり、カレンダーだったり、音楽ストリーミングサービスとの連携だったり、Alexaを初めて使用するときはそのアクションについて説明をしてくれるというのもユーザーフレンドリーで。
初回のセットアップが終わってAlexaに「Alexa、乃木坂46の"シンクロニシティ"再生して」ってお願いしたら「この楽曲はAmazon Music Unlimiteで再生することができます。登録しますか?月額は380円です」みたいな。※1台のEchoデバイスで利用できる"Echoプラン"の価格です
賢すぎ、Alexa。登録しちゃったぜ。
通知があるときは"New Echo"が黄色に点灯して教えてくれる

Amazon Echoシリーズのデバイスが黄色に点灯している時は通知がある証拠。例えば、Amazonで購入した商品が発送された時や通話があった際など、"通知"がある状態のときは黄色で点灯してくれます。
僕はAmazonで購入した商品のお届け情報がよく届くのですが、New Echoが黄色で点灯している時は「Alexa、通知ある?」とかで聞くと教えてくれます。これ、豆知識。
Alexaはアップデートある?とかで本体のソフトウェアアップデートもやってくれるので、つくづく便利なのです。
音質は想像より遥かに良い
New Echo(第4世代Echo)の音質がめっちゃいい感じ。このボディサイズでこの迫力…高音域もクリアですし、低音も深みを感じる事ができるので”音楽を聴くスピーカー”としてもGood。
— iyusuke (@iyusukejp) December 13, 2020
Music: Doctor Vox/Frontier pic.twitter.com/PGdAUuYegL
さて、多くのブラザーが気になっているであろう“New Echo(第4世代 Echo)"の音質についても見ていきましょう。New Echoの音質を一言で表すとするなら…大迫力。これに尽きます。
Amazonさんが「リッチでプレミアムなサウンド」と謳うだけあり、New Echoの音質はなかなかのもので。軽い伸びを感じるクリアな高音域、ダイナミックな中音域、そして厚みと深みのある低音域が楽しめるんですよね。
もちろん、オーディオアンプを用いたスピーカーシステムと比べると見劣りするのは当然として、この音質で11,980円ってことを考えると…大満足。今のところNew Echoの音質について気になる点はありません。というよりも、普通にすごくないですか? このサイズ感でこの音質。
部屋で"良い音"で音楽を鳴らしたいけど、オーディオコンポや大がかりな設備は…ってブラザーにNew Echoは刺さるかも、です。
New Echoの気になるところ(デメリット?)

ここまではNew Echoをべた褒めしているのですが、当然気になる点もいくつかあるというのも話しておかなければいけないですよね。
僕がNew Echoで気になっていることは主に2つ。マイクの感度とライン端子の差しにくさ(初期不良?)です。そうそう、あともう1つ、PC直のオーディオアンプ出力と比べ、New Echo経由でオーディオアンプに出力すると音質が落ちるってのもありますね。ただ、これはそもそものビットレートが違うわけですし仕方がないのかなぁと。
(Amazon Music HDにプランを変更すれば改善されるかもですが、月額1,980円って高いですし…便利さのトレードオフってことで納得した)
マイクの感度が悪い

Amazonの新型スマートスピーカー"New Echo(第4世代)"で最も気になっているのがこれ。明らかにマイクの感度が悪い。
音量6以上で音楽を流している時は相当近づいてないと聞き取ってくれないですし、"声を聞き取る性能"で言えば間違いなく競合のHomePod miniの方が優秀です。
「アレクサ、お気に入りの音楽を再生して」→「アレクサ? お気に入りの音楽を再生して」→「アレクサ! お気に入りの音楽を再生して!」みたいな。
こういうことがNew Echoでは結構な頻度で起きるのです。

第3世代の"Echo Dot"でも音楽を大きな音で再生している時に声を聞き取ってもらえないってことはちょいちょいあったのですが、第4世代になってまさかの悪化。
マイクの感度が元々悪い可能性も捨てきれないですが、アップデートで改善する可能性に期待です。
ライン端子が接続しにくい

それと…僕はオーディオアンプ経由で音楽を聴くために"3.5mm to 2RCAのケーブル“でNew Echoと繋いでいるのですが、めっちゃ繋ぎにくくて。奥まで差すのにめっちゃ硬いんですよね。
(普通に3.5mmのステレオプラグを差す要領でやると明らかに緩くて。グッと力を入れるとカチっと差し込める感じ)
元からこういう仕様なのか、それとも僕のNew Echoが初期不良だったのか、はたまた僕が使ってるケーブルがダメなのかは分からないですが…もし、New Echoを僕と同じ用途で利用しようと思っているならご留意を。
Amazon Music Unlimited Echoプランは月額380円
Amazon Alexa搭載のスマートスピーカーで音楽を楽しむのなら、音楽ストリーミングサービスは外せないじゃないですか。
せっかくなので、Amazon Musicで用意されているプランについてもおさらいしておきましょう。
Amazon Music UnlimitedにはEchoで音楽を楽しむ用の最安プランが用意されていまして。すでにチラッと触れているのですが、月額380円で利用することができますよ。
個人プラン | 780円/月額 | 1つのデバイスまで |
ファミリープラン | 1,480円/月額 | 最大6つのデバイスまで |
Echo(Echo,Dot) | 380円/月額 | Echo端末1台まで |
1アカウントにつき1回限り、Echo Dotで音楽を聴く際は"Echoプラン“を30日無料で体験することができるのですが、オーディオアンプに出力して音楽を聴く便利さがなかなかに便利で、手放せなくなっちゃって。結局個人プランで契約しました。
※Echoプランは1台のEcho端末でのみ利用できるプランです。個人プランも同様。上記のプランのほか、最大2倍のビットレートで再生できるAmazon Music HD(月/1,980円)、月/480円で利用できる学生プランも用意されていますよ。
PC直での再生と比べて音質はいくらか落ちてしまいますが、聴き比べて分かるレベル。日常使用では問題ないので、僕の中で許容範囲な音質が維持できたってのも大きいのですが、それよりもなによりも、やっぱりAlexaの"便利さ"は偉大でした。
活用法も盛沢山、Echo(第4世代)でAlexaデビューはいかが?

とまぁこんな感じで。今回はAmazonの第4世代となるスマートスピーカー"New Echo“のレビューだったのですが、最後に僕のレビューと評価をまとめて締めといきましょう。
Alexa搭載のEchoシリーズは活用方法も多いですし、スマートホーム製品と組み合わせれば照明も、エアコンも、テレビも、なんでもかんでもAlexaで制御することができるようになりますよ。
Good!!
- 11,980円とは思えない音質!(音の解像感が高く、高音域もクリア。迫力のある低音が楽しめます)
- 賢い"Alexa"が載ってる
- Echoシリーズの中では大きめとはいえ、場所を取らないコンパクトサイズ
- スマートホームやAlexaスキルの組み合わせで活用方法が盛りだくさん
- 温度センサーを新搭載
Bad…
- 明らかにマイクの感度が低い(声を聞き取ってもらえないことがよくある)
- 360°オーディオではない
Echo(第4世代)のレビュー/評価まとめ
音質 | ★★★★★ |
デザイン | ★★★★★ |
Alexaの賢さ | ★★★★★+ |
声を聞き取る性能 | ★★☆☆☆ |
拡張性 | ★★★★☆ |
価格(コスパ) | ★★★★★+ |
最後に僕のAmazon Echo(第4世代)に対する評価をまとめるとこんな感じ。360°オーディオではないというのが非常に惜しいポイントなんですけど…それを考慮しても音質は非常に優れていますし、どんな環境にも馴染んでくれるデザインはGood。
価格と性能のバランスに優れた非常に良いプロダクトだと思うのですが、New Echoの唯一気になるポイントはやっぱり"マイクの感度"かなぁと。
どちらかというと、前世代からのメジャーアップデートではなくマイナーアップデートに近い印象を受けたので、すでに第3世代Echoを利用しているならわざわざ買い替える必要はないかと思うんですけど、もし、第3世代のEcho Dotを利用していたり、Alexaデビューしたいなぁって考えているブラザーには全力でおすすめです。
とにもかくにも音質が良いのです。音質が正義。賢くて、音質が良くて、1万円くらいでスマートスピーカーを探していたブラザーはぜひお試しあれ。
