Nothing for CMF Phone1をレビュー。サブ機に良すぎるAndroidスマホ(中古はゲオか楽天がおすすめ)

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Nothing for CMF Phone1 レビュー 高コスパのAndroidスマホ

サブ機のAndroidにガチでおすすめ。

今回は、僕が今サブで使ってるAndroidスマホ「CMF Phone1」について改めてレビューをお届け。プラチナバンドが使えない...というデメリットこそあるものの、定価4万円とは思えない超使いやすいスマホになっていまして。

5000万画素のカメラ、仮想RAMを使用した最大16GBメモリ、120Hzのリフレッシュレートでヌルヌル動く有機ELディスプレイ...エトセトラ。

デメリットを理解して、用途を定めて使うならほんとに使いやすくて良いスマホなので、コスパの高いAndroidスマホを探している人は参考にしてもらえれば。

ゲオなら中古(状態A)でも3万円前後で購入できるので、中古が一番費用対効果が高いかも。

目次

CMF Phone1はデメリットを理解していれば、ガチで高コスパなAndroidスマホ

Nothing CMF Phone 1 サイズと重さ
CMF Phone1のサイズと重さ

Nothing for CMF Phone1は、Nothingの廉価サブブランド”CMF”のスマホ。

CMF Phone1は、日本でも発売されている現行モデルなのですが、大きな特徴は買いやすい価格ながら高性能であることとモジュール機能でカスタムできること。(僕はモジュール機能いらないと思ってるけど)

Nothing Phoneと同様に”Nothing OS”が使える数少ないAndroidスマホでもあります。

CMF Phoneの特徴
  • 定価44,800円で買えるAndroidスマホ
  • モジュール機能で背面カバーを変えたり、スタンドやストラップを取り付けられるカスタマイズ性
  • Nothing OSを搭載
  • 綺麗な写真を撮影できるソニー製50MPメインカメラ
  • 工業的でクールなデザイン
  • 6.67インチの有機ELディスプレイ
  • 8GBRAM搭載。仮想RAMで最大16GBに対応
  • 120Hzのリフレッシュレート
  • レスポンスの良い画面埋め込み指紋認証
  • 中古の在庫が潤沢でえぐいコスパ
  • プラチナバンド非対応
  • FeliCa、NFC非対応
  • 発売日:2024年10月1日

CMF Phone1の主な特徴は上記の通り。

僕が魅力を感じたのは”Nothing OS”が使えること。120Hzのリフレッシュレートでヌルヌル動く有機ELディスプレイと仮想RAMで最大16GBのメモリに対応すること。あと、中古在庫が余りまくってて、最安2万円程度で購入できるところかなと。

CMF Phone1は、NFC、FeliCa、プラチナバンドに非対応な点が分かりやすいデメリットになっていますが、これは価格を抑えるためにあえて海外仕様のまま日本に投入されたから...という理由があります。詳細は後述しますが、プラチナバンドに非対応 = 周波数帯域も日本仕様ではないため、購入を検討している人はこのあたりも留意しておかないといけません。

CMF Phone1 ギャラリー

CMF Phone1のデザインについては上記の画像をチェックしてもらえればと思いますが、CMF Phone1のはカバー交換用のネジ類がアクセスできるようになっているのも大きな特徴になっていまして。後から背面カバーやストラップ、スタンドを追加することができるのですが、このガジェット感あるデザインもクールでかっこいい。

この記事では、CMF Phone1のメリットやデメリット、魅力についてなるべく簡潔にまとめつつレビューをお届けしていこうかと思うので、安くて使えるAndroidスマホを探してる...って人は目を通してもらえれば。

CMF Phone 1のスペック
OSNothing OS 3.2
(Android 15)
サイズ77.0×164.0×8.0mm
約197g
CPUMediaTek Dimensity 7300
8コア
TSMC 4nmプロセス
RAM8GB(+8GB)
RAM拡張:最大16GB
ストレージ128GB
※microSD対応(最大2TB)
バッテリー5000mAh
33W PPS 急速充電
ディスプレイ約6.67インチ 有機EL
2,400×1,080px
395ppi
120Hzのリフレッシュレート
ピーク輝度:2000ニト
輝度:700ニト
リアカメラ広角 5000万画素
センサー:1/1.95インチ
焦点距離:25mm
絞り値:f/1.8
インカメラ1600万画素
センサー:1/3.1インチ
焦点距離:24mm
絞り値:f/2.45
対応SIMnanoSIM
デュアルSIM
※Slot2はmicroSDカードと排他利用
周波数帯域(5G)n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78
周波数帯域(LTE)B1/3/4/5/7/8/20/28/38/40/41/66
※プラチナバンド(Band18, 19, 26)には非対応。
周波数帯域(3G/GSM)3G:B1/4/5/8
GSM : 850/900/1800/1900MHz
Wi-FiIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (周波数帯域:2.4GHz/5GHz)
BluetoothBluetooth 5.3
その他顔認証
画面内臓指紋認証
IP52等級の防水・防塵
価格定価:44,800円

CMF Phone1は「Nothing OS」が廉価で使えるAndroidスマホ

記事公開時点でNothing OS 3.2に対応。

CMF Phone1は、Nothingが開発したAndroidベースの独自OS「Nothing OS」を搭載しており、Nothing Phone用の”Glyph Interface(背面の発光)”などのカスタマイズには対応していないですが、シンプル&モノトーンで統一されたアイコン、独自ウィジェットなど、洗練されたデザインが特徴です。

Nothing OS 3.0からはロック画面のカスタマイズなどにも対応しており、アプリを自動で分類したり、整理してくれるAI機能を搭載したり、ChatGPTの連携機能など、アップデートごとに”利便性”にフォーカスした独自のカスタムが行われているので、使いやすさは随一。

基本はAndroidなので、操作性は変わらないですが、なによりも洗練されたホーム画面は使っていて気持ちいいかなと。

Antutuベンチマークスコア 比較
CMF Phone1
(RAM 8GB)
Nothing Phone 2a
(RAM 8GB)
Nothing Phone 3a
(RAM 12GB)
スコア約67万点約72万点約79万点
CPU約20万点約22万点約25万点
GPU約14万点約17万点約20万点

CMF Phone 1は性能もちょうどよくて。ストレージを利用した拡張RAMとはいえ、最大16GBのメモリを搭載し、CPUは8コアのMediaTek Dimensity 7300。

ベンチマークスコアは本家Nothingスマホに迫る性能を記録しており、ブラウザやショッピングアプリ、SNSでの利用ではノーストレス。崩壊スターレイルや原神、黒い砂漠モバイルなど、重めの3Dゲームだと高画質設定で遊ぶのは難しいですが、画質を標準か中程度まで落とせば快適...とは言えないまでもプレイできるくらいの性能です。

僕は普段スマホでゲームを遊ぶことはないため、もっぱらSNSやブラウザでの利用になりますが、日常使用では性能に不満を持つことは1度もないです。超快適。

120Hzでヌルヌル動く有機ELディスプレイが素敵過ぎる

CMF Phone 1は、6.67インチのAMOLEDディスプレイを搭載しており、最大120Hzの「アダプティブリフレッシュレート」に対応している...というのも大きなメリットの1つで、綺麗な映像で動画コンテンツを観れるのはもちろんのこと、SNSやブラウザで何かしらのコンテンツを閲覧しているときも滑らかにスクロールできるので、眼が疲れにくい。見やすい。

HDRに対応しており、ピーク輝度は2000ニトなので、屋外での使用でも見にくいシチュエーションも少ないかなと。

唯一、僕が気になったのはディスプレイの操作に対する反応が良すぎるくらいで、例えば、Googleディスカバーで流れてくるニュースなんかを流し見していると、開くつもりはないのにタップに反応して勝手に開いちゃうことがちょこちょこあります。

広告だらけのサイトとかは見るの地獄。パカパカ広告開いちゃってウザい。(これ、結構Androidあるある)

レスポンスの良い画面埋め込み指紋認証

CMF Phone 1のお気に良り機能のひとつがレスポンスの良い画面内臓指紋認証。CMF Phone 1は指紋認証のほか、顔認証にも対応していますが、もっぱら使うのは指紋認証で、さっと指を置くだけでスッとロックを解除してくれます。

解除時のピコッとしたエフェクトもザ・Nothingな感じ。

注意点として、CMF Phone 1には薄いフィルムがあらかじめ張られているのですが、画面保護ガラスなどを張るときはこのフィルムを剥がさないと指紋認証が反応しにくくなるので、このあたりは注意が必要かもです。

僕はガラスザムライのCMF Phone 1用保護ガラスを使ってるけど、しっかり画面を守ってくれてるし、めっちゃ快適です。

最大の特徴「モジュール」はぶっちゃけ不要

CMF Phone1 タッチパネルが反応しない不具合
CMF Phone 1は内部にアクセスしやすい。

CMF Phone 1の最大の特徴である”カスタマイズ性”についてですが、ネジとボディ背面の右下にある”ノブ”を外すだけで簡単に内部にアクセスできるようになっていまして。

バックカバーを交換したり、スタンドを取り付けたり、ストラップをCMF Phone 1に直接取り付けることができます。

Credit: Nothing

自分好みにカスタムできるとはいえ、現時点でラインナップされているのは公式ストアの製品くらい。サードパーティー製品はほぼ無いため、バックカバーを交換するか、ストラップやスタンドを付けるか、カードケースを取り付けるかしか選択肢がないのは惜しいところかなと。

バックカバーを交換できる仕様にしたため、CMF Phone 1の防水性能は犠牲になっており、IPX2等級程度の耐水性しかないのはデメリットです。雨程度なら問題ないですが、土砂降りの中で使うのはちょっと怖い。

カメラは綺麗な写真が撮影できるけど機能が微妙

CMF Phone 1のもうひとつ気に入っているのがカメラ性能なのですが、これも絶妙。

メインカメラにはソニー製の50MPカメラを搭載しており、撮影した写真自体はめっちゃ綺麗。普通にiPhoneやPixelで撮影した写真と遜色ないのでは?くらいに綺麗に撮影できます。

上記写真はいずれもCMF Phone 1の50MPカメラで撮影した写真ですが、コントラストや影の濃淡などもはっきりしており、細かいディティールまでしっかり再現してくれます。※画像はアップロードする際に圧縮しています。

50MP撮影時はズームと画面比率が固定される。

ただ、ここにも価格とのトレードオフの影響が出ていて、50MPカメラの使用時はズームと画面比率を変更できない。※50MPカメラ使用時は画面比率が4:3で固定。12MPカメラ使用時はズームしたり、画面比率を変更できます。

動画は最大4k/30fpsに対応していますが、こちらはHDRをONにすると1080pで固定されるため、カメラ関連機能には結構制限があります。メイン機にSONYのXperiaやiPhoneを持っている人だとあまり気にならないかもですが、CMF Phone 1だけをメインで使用する場合は綺麗に撮影できるシチュエーションには限界があるかも。

プラチナバンドに対応しないため使えるキャリアは限られる

CMF Phone1の内部

CMF Phone 1は価格を抑えるために対応周波数帯が海外仕様のままで、日本向けの仕様になっていない...というのは最も大きなデメリットであり、知っておきたいポイント。

CMF Phone1の周波数帯域について
  • 日本の通信環境に合わせた周波数帯(バンド)に対応していないため、満足に通信できないキャリアがある
    • 例:5Gの場合、NTTドコモが使用する4.5GHz帯(バンドn79)に非対応。
    • 例:4Gの場合、 NTTドコモとKDDIが「プラチナバンド」として使用する800MHz帯(バンド18、バンド19)にも非対応。
  • CMF Phone 1が対応する4Gプラチナバンドは、ソフトバンクの900MHz帯(バンド8)楽天モバイルの700MHz帯(バンド28)のみ
  • 楽天モバイルの場合、パートナー回線(au)が使用するバンド18に対応していないため、多くのエリアで電波強度が弱くなる可能性がある(自分が住んでいるエリア次第)

CMF Phone 1が日本で対応している4Gプラチナバンドは、ソフトバンクの900MHz帯(バンド8)と楽天モバイルの700MHz帯(バンド28)のみとなるため、ドコモやauの回線でCMF Phone 1を使用した場合、電波が繋がりにくかったり、通信速度が低下する...といった場面に確実に遭遇します。

CMF Phone 1の購入を検討している人は「対応周波数帯域」を必ず確認しておくように。

CMF Phone 1が対応する周波数帯域
周波数帯域(5G)n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/77/78
周波数帯域(LTE)B1/3/4/5/7/8/20/28/38/40/41/66
※プラチナバンド(Band18, 19, 26)には非対応。
周波数帯域(3G/GSM)3G:B1/4/5/8
GSM : 850/900/1800/1900MHz

CMF Phone1が対応する周波数帯域は上記の通り。一応ドコモとauも700MHz帯を使用できますが、auとドコモがメインで使用する周波数帯はあくまでも”800MHz”なので、通信の快適性は失われると思ってOK。

ドコモが5Gで使用している4.5GHz帯(バンドn79)も当然使用できません。

CMF Phone1のFAQ

CMF Phone 1は水に濡れても大丈夫?

ちょっとした雨くらいなら気にせず使っていますが、今のところ影響なし。土砂降りだとさすがに水没しそうで怖いので、使わないほうがいいかも。CMF Phone1は背面カバーを交換できる仕様のせいで水濡れには弱いです。

電池持ちはどれくらい?

CMF Phone 1は、5,000mAhのバッテリーを搭載しており、MediaTek Dimensity 7300の優れた電力効率も相まって電池持ちはかなり良い。公称値では1回の充電で最大2日間使い続けられる...とのことですが、これもあながち間違ってなくて、1日以上は確実に持ちます。

20分の充電で最大50%まで充電できる「33W 急速充電」にも対応しているため、電池持ちに不満を持つことはなさそう。

CMF Phone 1のリセールバリューはどう?

現状、CMF Phone 1は「プラチナバンドに対応しない」というクセ強なせいで中古在庫や新品在庫が余りまくっており、リセールバリューは低い。もし、使わなくなって売ろうかな?って時も1万円程度にしかならないと思うので、使い潰す気持ちで"中古品"を買うのはコスパいいかもです。

中古で買うならゲオ オンラインストアがかなり穴場。フリマアプリはリスキー。

CMF Phone1をドコモやau回線で使用するとどうなる?

一応4G回線で使用するバンド1/バンド3に対応しているため、普通に使う分には使えますが、地下などで使われるバンド19に対応しないため、電波が弱くなります。auは広範囲で使用するバンド18に対応していないため、通信が基本弱い。

ちなみに、CMF Phone1は、Sub6(6GHz未満の周波数帯)の”バンドn78”に対応するため、多くのキャリアで提供される「5G NR」を利用することができますが、現状エリアが狭すぎてほぼ使えない。

ソフトバンクは4Gで最も多く使うバンド1/バンド3/バンド8に対応しているため、一番安定して使える可能性が高いかもです。

レビューまとめ!CMF Phone1はデメリットを理解して購入すれば超お買い得なAndroidスマホ。中古が狙い目

さてさて、対応する周波数帯に一癖も二癖もあるCMF Phone1ですが、このデメリットを理解して購入するなら性能も良いし、デザインもクールだし、ディスプレイも高画質&ヌルヌルだし、ガチで高高スパなAndroidスマホかなと。

なるべく簡潔にレビューをお届けしてきましたが、最後にCMF Phone1の僕のレビューと評価をまとめておきます。

CMF Phone 1 レビュー&評価

サブのAndroidスマホにおすすめ。

メリット

  • 定価44,800円で買えるコスパ
  • 新品/中古の在庫が潤沢で基本安く買える
  • 高画質&ヌルヌル動く有機ELディスプレイ
  • 反応が良い指紋認証
  • 背面カバーを交換したり、スタンドやストラップを付けられる
  • Nothing OSを使える

デメリット

  • モジュール機能とのトレードオフで低くなった防水性能
  • 対応周波数帯が日本仕様になってない
  • FeliCaとNFC非対応
カメラ性能
機能
処理性能
デザイン
コスパ
総合評価

※レビューの評価基準についてはこちら

CMF Phone 1の僕のレビューと評価をまとめると上記の通り。

CMF Phone 1は2年のメジャーアップデートと3年のセキュリティアップデートが約束されているので、コストを抑えつつ、しばらくは安心して使えるのも嬉しい。

CMF Phone1の最安値はフリマアプリだけど購入は気を付けよう

ちなみに、CMF Phone1の最安値はフリマアプリの新品未使用で2万円前後

一見ものすごくお買い得なように感じてしまいますが、フリマアプリで新品未開封のスマホを購入するのはかなりリスキーです。実際僕もコレで外れ引いた。

(フリマアプリで大量に出品されている新品未開封の安いスマホはMNPキャンペーンなどで大量に入手した製品の可能性が高い)

フリマアプリで新品未開封の安いスマホを勝手はいけない理由の記事でも話していましたが、フリマアプリで購入した場合は公式サポートを一切受けられないので、万が一初期不良を引いてしまっても泣き寝入りするしかなくなります。なるべくスマホなどの購入でフリマアプリは使用しないのがベターかなと。

何かあった時に対応してもらえないフリマアプリと違って、ゲオオンラインストアなどの信頼できるショップなら初期不良でも対応してくれるので、1万円の差なら美品の中古を買ったほうが絶対安心です。

とりあえず、何が言いたいのかというと...CMF Phone1が中古美品3万円で買えるのはガチでお得なので、フリマアプリの安さに踊らされず、新品か、ゲオやじゃんぱらなどの安心できるショップで買いましょう。

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