フェンダー ジャガーをハムバッカー的な音が出せる直列配線に変更する方法とHowTo #ギター小噺

Fender Jaguar フェンダージャガー シリーズ接続の配線

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素敵な配線図をありがとう。

ガジェットブログを運営する僕が、趣味のギターに関するカスタムやリペアのお話をSEO/起承転結/需要、全無視でブラザー(読者)にお届けする不定期連載「ギター小噺」。

今回は、ポップギターズが公開してくれている配線カスタム「SHOK配線」を参考にフェンダージャガーの配線を変更したので、配線の手順についてダダっとおさらいです。

配線を変更するのは基本的に"ピックアップスイッチ部分"だけ。僕はポットもついでに変更しましたが、別途追加で購入したのはJG/JM ON-ON スライドスイッチくらいでお手軽すぎるカスタムかなと。ジャガーの特徴を残しつつ、シリーズ接続でハムバッカー風な音も出せるようになったので、この配線図を公開してくれているポップギターズに感謝。…ガチで良い音出ます。

ギターの配線や修理、役立つ豆知識については以下の記事もぜひ参考に。

#テレキャスやレスポールJrの修理や配線で役立つかもしれない記事のまとめ

フェンダー ジャガーをハムバッカー的な直列配線に変更する方法とHowTo

ピックアップスイッチの配線を変更する

今回配線を変更するのはここ。ジャガーのピックアップスイッチ部分で、ポップギターズが公開してくれているカスタム「SHOK配線」を参考に配線を変更していきます。"スイッチひとつで音が変わる"を略して"SHOK"配線って呼ぶみたい。

配線図に関しては、ポップギターズが非常に分かりやすい配線図を公開してくれているのでこちらを参考にしてもらうとして…この記事では、配線の手順や注意点について簡単におさらいしていこうかと思うので、フェンダー ジャガーの配線を変更してパワフルなサウンドにしたい!って人は参考にどうぞ。

Step1:ピックガードやコントロールプレートを外す

ジャガーの元々の配線

まずはじめに、Fender Jaguarのピックガードやコントロールプレート(ピックアップスイッチ部も含む)の取り外し。

このタイミングでピックアップも取り外し、ヨーク(金属パーツ)に接続されているコールド線を外して、新しい配線を繋いでアースに落としておくこともお忘れなく。ヨークのアースを分けておかないとピックアップに触れた時にノイズが出ます。

#Tips
ピックアップの裏面のはんだは非常に溶けにくいため、あらかじめフラックスを塗っておき、はんだごての先に少しだけはんだを乗せて当てると溶かしやすい。

Step2:ピックアップスイッチの配線を取り外す

お次は、ピックアップスイッチの配線を取り外す。

フェンダー ジャガーのピックアップスイッチは、デフォルトだとおそらく、使わない端子が取り外されている状態だと思われるので、右端のスイッチの端子が2つしかない場合は「JG/JM ON-ON スライドスイッチ」を購入しておくといいかもです。

側面の印字
純正と比較

参考までに、僕が購入したスライドスイッチは「Montreux SWITCHCRAFT JG/JM switch ON-ON Black No.1581」。おそらく、純正品に搭載されているものと"ほぼ"同等か、同じものと思われ、金属パーツの印字や見た目は同じでした。

Step3:新しいスイッチを取り付け、端子を綺麗にする

元々の配線をプレートのラグに繋がるコールド線以外すべて取り外したら、端子を"はんだ吸い取り線"などで綺麗にしてから新しいスイッチを取り付け。

はんだ吸い取り線は"先っぽ"に少しだけはんだを乗せて予備はんだしておくと、はんだを吸い取りやすい。

#Tips
スライドスイッチの向きは上がオン、下がオフ。スライドスイッチの金属パーツ側面には"印字"があるので、元々付いていたスイッチの印字と合わせれば同じ向きに取り付けられます。

Step4:SHOK配線に変更する

ここまで来たら、あとは簡単。ポップギターズが公開してくれている配線図を参考にJaguarのピックアップスイッチに配線していきます。

このジャガーは"ほぼ"すべての配線を余りのリード線で配線しているので色がバラバラですが…綺麗に配線するコツは、まず"画像黄色のリード線を配線し、次に画像赤色のリード線を配線。ピックアップやプリセットスイッチからの配線など、2つのリード線が繋がる端子は最後にまとめてはんだ付けです。

ちなみに、使っているリード線は「ベルデン #8503」。

Step5:動作確認して完成

フェンダー ジャガー 元々の配線
元々の配線
フェンダー ジャガー 直列配線 シリーズ接続
SHOK配線

フェンダー ジャガーの元々の配線とSHOK配線を比較してみるとこんな感じ。SHOK配線はなかなかに複雑なように見えますが、配線自体はシンプルかつ簡単。先に配線を端子に通してから、後でまとめてはんだ付けするだけでOKです。

配線が完了したら動作確認して、正常に動作していれば配線の変更は完了です。お疲れさまでした。

ジャガーの特徴を残しつつ、パワフルな音にしたい人はお試しあれ

フェンダー ジャガー 配線
ついでにポットも250kに変更した。

さてさて、ジャガーの特徴を残しつつ、さらに魅力的なサウンドが出せるようになる配線カスタム「SHOK配線」ですが、簡単な作業なのにグッと力強くなってパワフルな音になって…最高。今回はポットも250kに交換したので、高域が落ち着いて求めていたサウンドになりました。

SHOK配線におけるスイッチの動作は、プレセットスイッチの動作はそのまま。ピックアップスイッチは、元々「ローカットのON/OFF」に対応していたスイッチが「シリーズ接続のON/OFF」切り替えになるので、スイッチひとつでハムバッカー的なサウンドが出せるようになりますよ。(ローカットは出せなくなるけど…僕はそんな使わないので問題なし)

注意点としては、ピックアップのヨーク(金属パーツ)のアース線を忘れずに分けておくことくらい。ポップギターズではジャガーの配線済みSHOKアッセンブリも販売しているみたいなので、自分で配線は…って人はチェックしてみるといいかもです。

ギターの配線や修理、役立つ豆知識については以下の記事もぜひ参考に。

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参照元:ポップギターズ