こんなに素敵なスマホ…久しぶりに出会った。
Samsungの新型折り畳みスマホ「Galaxy Z Flip5」を購入し、メイン機としてがっつり使ってみたので、そろそろ使用感や日常生活で変わったところを含めてレビューをお届けです。
Galaxy Z Flip5で特筆すべきは”圧倒的に使いやすいカバーディスプレイ”。これがほんと秀逸で、快適過ぎて最高過ぎる。
写真多めでデザインも一緒に眺めていこうかと思うので、Galaxy Z Flip5の購入を検討してる…ってブラザーは参考にどうぞ。
※Update 2024/1/21, 購入から半年ほど使い続けていますが、改めて感じたことや気づいたことを追記し、加筆&修正しました。Galaxy Z Flip5は軽量かつコンパクトさが最大にメリット。現状ベストバイな折り畳みスマホ。
#Galazy Z Flip5を見る – Samsung公式HP
Galaxy Z Flip5をレビュー。コンパクトで使用感も最高
Galaxy Z Flip5は、サムスンのフラグシップ折り畳みスマホの新型モデル。スペックや機能、性能について知っておきたいトピックは以下の通りです。
- SoCは「Snapdragon 8 Gen2 Mobile Platform for Galaxy」を搭載
- AI処理と性能が向上したカメラ
- 薄型化&軽量化したボディ
- フレームにはアーマーアルミニウムを採用
- 外側のディスプレイにはGorilla Glass Victus2
- 衝撃を分散するデュアルレール構造のヒンジ
- 耐久性が向上し、ピタッと閉じるようになった
- 大きくなったカバーディスプレイ
- IPX8相当の防水性能
国内発売日は2023年9月1日で、SIMフリー版はイオシスなどの販売店、キャリア版はドコモとauから発売中。
最も大きなトピックは、大画面になり、めっちゃ進化して使いやすくなった背面のカバーディスプレイかなぁと。このカバーディスプレイが僕の購入の決め手です。
パッケージの付属品は以下のとおり。
- Galaxy Z Flip5の付属品
- Galaxy Z Flip5本体
- USB C to Cケーブル(約20cm)
- SIM取り出しツール
- クイックスタートガイド(説明書)
価格はキャリアや販売店、容量により異なるものの、大体13万円~16万円ほど。
各キャリアで展開されているプログラムを併用して購入することで、7万円~8万ほどで購入できるのもGalaxy Z Flip5の大きなメリットで、これから折り畳みスマホを購入しようとしている人にとって”購入のハードルが低め”というのも嬉しいポイント。
コンパクトで手に馴染むデザイン
僕が購入したのはGalaxy Z Flip5の「グラファイト」。開いた状態の背面がツートンっぽくて良い感じ。モダンなデザインは高級感もあり、非常によく手に馴染みます。
開いた状態は6.7インチの有機ELディスプレイ(2,640×1,080)。メインディスプレイの仕様は前モデルから変化無しですね。
アスペクト比(画面比率)は22:9となっており、横幅が狭く、縦に長めですが、とても持ちやすくて、操作感もしっかりスマホ。
フレームはアーマーアルミニウム。
開いた状態の厚みは6.9mm。非常に薄く、開いた状態では完全にスマホと同じ使用感ですが、Galaxy Z Flip5はシンプルに軽くて持ちやすい。
Galaxy Z Flip5はデュアルレール構造の「フレックスヒンジ」を搭載しており、ピタッと閉じて耐久性もUP。折りたたんだ時の厚みは15.1mm(前モデルから-2mm)、重さは187g。
開いた状態のヒンジの見た目はこんな感じ。完全に真っすぐ…というわけではないかもですが、ほぼほぼ一直線に開いてくれます。
デザイン面でちょこっとだけ気になったのは、開いた状態だと音量調整ボタンの位置が高すぎたことくらい。
開いた状態だと全体的に長くなるため、片手だと上部に指が届きにくく、若干操作しにくいですが…慣れました。
閉じた状態はコンパクトで持ちやすい
お次は「Galaxy Z Flip5」を閉じた状態のデザインについて。閉じた状態はしっかり片手でホールドできる絶妙なサイズ感でした。
前モデルのGalaxy Z Flip4は1.9インチのディスプレイを背面に搭載していましたが、Galaxy Z Flip5は3.4インチの有機ELディスプレイを背面のカバーディスプレイに搭載しています。
Galaxy Z Flip5を閉じた状態の背面のデザインはこんな感じ。
ドコモ版は”docomo”のロゴが主張強めですね。タッチ決済やマイナンバーカードの読み込みなどは背面です。
デュアルレール構造を採用したヒンジの恩恵で、折りたたんだ状態でもピタッと閉じる。
左から音量調整ボタン、電源ボタン。
Galaxy Z Flip5は、閉じた状態で右手で持った時、ちょうど”親指”がくる位置に電源ボタンが搭載されています。これも使いやすいお気に入りポイント。
下部にはUSB Type-C端子とスピーカー、マイクを搭載。
スマホを折りたたむとヒンジ部分に現れるSAMSUNGのロゴ。こちらは主張しすぎない感じが素敵。
カバーディスプレイの情報量が秀逸。
詳細は後半でじっくりレビューしていこうかと思いますが、Galaxy Z Flip5のカバーディスプレイは表示する情報をカスタマイズしたり、ウィジェットを表示したり、セルフィー撮影時はプレビューが見やすくなりました。
ディスプレイの折り目は気になる?
このあたりで、Galaxy Z Flip5の”ディスプレイの折り目”についても簡単に見ていきましょう。
これは折りたたみスマホの宿命というか…Galaxy Z Flip5も開いた状態ではディスプレイの折り目は割としっかりあります。
※画面には薄い保護シールが貼られていますが、これは絶対に剥がさないようにご注意を。
画面を点灯させた状態だとこんな感じ。写真だとディスプレイの折り目が目立つように見えますが、普通に使っている時はあまり気にならないかなぁと。
ディスプレイの折り目はスワイプ操作をしている時に「へこんでんなぁ…」とは感じるものの、操作性に影響はないですし、画面の見た目にも大きな影響はないため、気にしなくてもいいかも。
手軽に綺麗な写真が撮影できるカメラ。折りたたみを活かした撮影も可能
Galaxy Z Flip5のメインカメラは「広角(12MP)+超広角(12MP)」のデュアルカメラを搭載。カメラユニットは横並びになりました。
綺麗な写真が気軽に撮影できる。
開いた状態だと普通のスマホと同じ使用感で写真を撮影できるほか…
折りたたんだ状態だとカバーディスプレイでプレビューしつつ、写真を撮影できるのも大きなトピックかなと。※開いた状態でもカバーディスプレイのプレビューは使用可能です。
アップロードするために大幅に圧縮していますが…Galaxy Z Flip5で撮影した写真はコントラストがくっきりはっきり。黒はより黒く、鮮やかな色はより鮮やかになる印象。景色や風景はもちろん、食べ物などは実際に目にしているよりも綺麗に撮影できます。
僕はパッと写真を撮りたい時によくGalaxy Z Flip5のカメラを使って撮影し、そのままブログ用に使うことが多いのですが、ミラーレス一眼ほどの細かい表現が必要ない場合は大抵Galaxy Z Flip5で済んでしまうレベルの画質の綺麗さ。
日常使用であれば、ふとした時にささっと簡単に綺麗な写真が撮影できるので、メイン機としてがっつり活躍してくれるはずです。
豊富なカメラモードと自由な写真撮影
参考までに、Galaxy Z Flip5で使えるカメラモードは以下の通り。
- 写真/動画
- ポートレート/ポートレート動画
- プロ写真/プロ動画
- シングルテイク
- ナイト
- 食事
- パノラマ
- スーパースローモーション
- スローモーション
- ハイパーラプス
- ディレクターズビュー
望遠レンズは搭載していないですが、Galaxyスマホで出来るカメラの基本機能は網羅。AI処理の恩恵で、10倍ズーム時に出るノイズもかなり軽減された印象です。
フレックスモード時はカメラのUIも変わる。
すでにちらっと触れているとおり、Galazy Z Flip5のカメラで撮影した写真は、全体的に色再現度が高く、鮮やかでコントラストがくっきりはっきり。角度を自由に固定できるヒンジのおかげで様々な写真撮影が可能です。
ちなみに、インカメラはパンチホール型で有効画素数は10MP。
Galaxy Z Flip5はカバーディスプレイで画角や写りを確認しながら撮影できるので、インカメラの使用頻度は少なめです。
Galaxy Z Flip5の使用感はどう?
カバーディスプレイは常に表示も可能。
ここからはGalaxy Z Flip5の使用感について。
コンパクトなボディとカバーディスプレイで生活はどう変わるのか? をシェアしつつ、なる早で使用感をお届けです。
すべての動作がコンパクトになる
ミュージックプレーヤーが超使いやすい。
まず、Galaxy Z Flip5はこれまでスマホで行っていたすべての操作が”コンパクト”になるというのが、僕がGalaxy Z Flip5を使っていて感じた最も大きな生活の変化。
ポケットから取り出す → 指で操作する…というこれまでスマホで行っていた動作と変わりないはずなのに、サイズが小さいだけですべてがコンパクトに、無駄なく行えるようになったかなと。
カバーディスプレイで通話/応答ができますが、この状態だと通話はスピーカーになるため、これまでスマホを耳に当てていた人はスピーカー通話が日常になるかもしれません。
カバーディスプレイでは、コントロールセンターも触れるので、僕の場合で言うと、何か検索したり、SNSを使う時以外ほぼ閉じたまま。
縦長で表示できる情報量が多い
Galaxy Z Fip5は22:9の縦長画面なので、何かしらの記事を読んだり、調べたりするときも情報量が多くて快適になりました。
The Moneytizerの広告を使っているHPやブログはGalaxy Z Flip5の縦長画面に最適化されていないため、広告がめっちゃ邪魔に感じることもありますが…Googleアドセンスの広告はしっかり最適化されているので、Galaxy Z Flip5でもノーストレス。
ケースの種類が思っていたより豊富
ケースの種類の豊富さならiPhoneって印象でしたが、Galaxy Z Flip5は純正やサードパーティを含め、ケースの種類が豊富。
折り畳みスマホという形状上、どれも厚みはあるので…コンパクトに持ちたい場合はケース無しがおすすめですが、ケース無しだと落としたりした時のダメージが怖いので、裸で使う場合は致命的なダメージを受けてもリカバリできるようにバックアップを取っておき、スマホの保証に加入しておくのがおすすめかなと。
Galazy Z Flip5はCasetifyのケースが思っていた10倍は充実してて感動しました。
#Galaxy Z Flip5の純正クリアケース「Flipsuit Case」をレビュー。FlipCardでカスタムできる
通知や天気の確認、アラームの設定が超絶ラク
これもGalaxy Z Flip5を使い始めて変わった”生活の変化”に関連しているのですが、通知や天気、アラーム、タイマーといった日常で割と頻繁に行う操作/確認が超絶ラク。
- 天気予報
- カレンダー
- スピードダイヤル
- ストップウォッチ
- アラーム
- タイマー
- 最近の通話
- 歩数
- Financeウォッチリスト
- 1日の活動
Galaxy Z Flip5のカバーディスプレイで使用できるウィジェットは上記のとおり。この中では特に「天気予報」と「アラーム」「最近の通話」の使用頻度が圧倒的に高く、普通のスマホとはくらべものにならないくらい簡単に開けて、ガチで使いやすい。
LINEで文字を打って返信もできる。
カバーディスプレイにすべてのアプリが対応しているわけではないということは頭に入れておく必要がありますが「カバー画面で許可されたアプリ」から”LINE”を有効化することで普通に使うこともできますよ。
現時点で”ラボ機能”で利用できるのは「LINE」「Googleマップ」「Youtube」「Netflix」の4つ。めっちゃ便利。
#Tips |
LINEをカバーディスプレイで使用する場合は「設定 > カバー画面 > カバー画面で許可されたアプリ(ラボ) > カバー画面で許可されたアプリ」から許可する必要があります。ラボ機能なのでテスト段階ですが、普通に使える。 |
好みにカスタマイズできるカバー画面
待ち受けは”長押し”で切り替え可能。
Galaxy Z Flip5は、カバーディスプレイを自分好みにカスタマイズできるのも大きなトピック。
カバー画面のカスタマイズは本体設定からも可能。
カバーディスプレイはプリセットの壁紙やダウンロードしてきた壁紙を使用することができるほか、文字のフォントや待ち受けのデザインなど、自分好みにカスタマイズすることができます。
カスタマイズの自由度が高いわけではないですが、フレームやフィルター、時計のデザイン、フォント、サイズ、色などが変更可能です。
ゲーム性能も良好。高画質設定までなら原神もグイグイ動く
お次はGalaxy Z Flip5のゲーム性能について。
Galaxy Z Flip5で原神をプレイしてみたところ、設定:高画質で快適にプレイすることができました。
敵がたくさん出てきたり、オブジェクトやエフェクトが多い場所だとカクつきを感じることはあるかもですが、画質さえ調整すれば普通にプレイできるレベル。
とはいえ、原神をプレイしている時は本体がかなり熱を持つので、ゲームを遊ぶ時は低~中画質くらいでプレイするといいかも。
余裕で1日使える電池持ち
急速ワイヤレス充電も対応。
電池持ちは、公称値でインターネットの連続使用時間17時間、ビデオ再生時間20時間、連続音楽再生57時間。バッテリー容量は3700mAh。
購入後、しばらくは様々な最適化やダウンロードがバックグラウンドで動き、電池持ちが少なく感じるかもですが、数日もすれば電池持ちは安定し、余裕で1日-2日くらい使用可能です。
特に、Galaxy Z Flip5は”折りたたみスマホ”という性質上、折り畳んだ状態で使うことが多いので、僕の使い方だと、1日の途中で電池が切れてしまうことはほぼ無いくらい電池持ちは優秀です。
#Tips |
参考までに、今日の僕は朝の5時頃から活動し始め、19時の時点で電池持ちは100% → 77%。ちょこちょこググったり、SNSを開いていてこれくらいです。電池の減りは使い方次第なので参考程度に。 |
サイズ感をほかのスマホと比較
もう少しGalaxy Z Flip5のサイズ感をイメージしやすいように「iPhone 13 mini」「Pixel 7」「Galaxy Z Flip5」を並べて簡単に比較。
写真は左からiPhone 13 mini、Pixel 7、Galaxy Z Flip5ですが、縦の長さはGalaxy Z Flipが一番長く、横幅はPixel 7とほぼ同じくらい。
折りたたんだ状態の厚みは純正レザーケースを装着したiPhone 13 miniとほぼ同じくらい。
ポケットに入れた時の感覚は、Galaxy Z Flip5がどのスマホよりも違和感なくて快適かなと。Galaxy Z Fold3の時はポケットから落としまくって悲惨だったけど…そんなトラブルも今のところありません。
小さい&軽いはほんと最大のメリット。
Galaxy Z Flip5のスペック・仕様
サイズ | 開く:71.9×165.1×6.9mm 折り畳む:71.9×85.1×15.1mm 187g |
SoC | Snapdragon 8 Gen2 |
メモリ | 8GB |
メインディスプレイ | 6.7インチ 2,640×1,080 Dynamic AMOLED 2X(有機EL) リフレッシュレート:1~120Hz アスペクト比 22:9 |
フレックス ディスプレイ | 3.4インチ 720×748 有機EL Gorilla Glass Victus2 |
ストレージ | 256GB/512GB |
ネットワーク | 5G Wi-Fi 6E Bluetooth 5.3 |
バッテリー | 3,700mAh |
メインカメラ | 広角:1200万画素 超広角:1200万画素 |
インカメラ | 1000万画素 |
カラバリ | ミント グラファイト クリーム(au限定) ラベンダー |
その他 | Gorilla Glass Victus2 フレックスヒンジ IPX8相当の防水性能 急速ワイヤレス充電対応 S-Pen対応 Nano SIM eSIM |
レビューまとめ!Galaxy Z Flip5は圧倒的に使いやすい折り畳みスマホ
想像していたよりも遥かに使いやすくて、伝えたいことがあり過ぎて少々長めのレビューになってしまいましたが、最後にGalaxy Z Flip5の僕のレビューと評価をまとめておきます。
一度使ったらほかのスマホに戻れないほどガチで良いスマホ。
Galaxy Z Flip5 レビュー&評価
こんな素敵なスマホ久しぶり。
メリット
- 使用感が最強過ぎるカバーディスプレイ
- コンパクトで軽い
- 高性能&豊富な機能でノーストレス
- 綺麗な写真が撮影できるカメラ
- クールなデザイン
デメリット
- 開いた状態だと音量調整ボタンの位置が少し遠い
- 少し熱を持ちやすいかも
- ドコモ版はプリインアプリが多すぎる
評価
デザイン | 持ち運びやすさ | 性能 | 使用感 | コスパ |
S | S++ | S | S | A |
総合評価 | ★★★★★ (5/5) |
※レビューの評価基準についてはこちら。
僕のレビューと評価をダダっとまとめるとこんな感じ。Galaxy Z Flip5はカバーディスプレイがあまりにも快適過ぎて、ガチでお気に入りのスマホ。すべての動作が簡単になりましたし、カメラ性能もパッと出して撮影するだけで綺麗な写真が撮れるくらいに優秀。もうほかのスマホに戻れなくなるレベルに使いやすい。
ほんと気になるところがなくて、もう非の打ち所がないというかなんというか、最高におすすめできるスマホだなぁと。ドコモ版はプリインアプリが多すぎなのが惜しいところです。
…もうメイン機にGalaxy Z Flip5しか使えないやつ。