これは便利な革命。
2025年3月27日に放送された"Nintendo Direcr 2025.3.27"にて、突如発表された「バーチャルゲームカード」。新しいダウンロードソフトの管理システムなのですが、これがまたすごく便利そうで。新しいゲーム体験を提供してくれそうでワクワク。
バーチャルゲームカードは、現行のダウンロード版のいわば進化版になっていて、任天堂スイッチ&任天堂スイッチ2でダウンロードソフトをパッケージソフトのように扱い、ソフトを入れ替えたり、家族に貸したり、管理・利用できるようになります。
バーチャルゲームカードは2025年4月下旬より提供予定なので、使い方や注意点についてちゃちゃっとおさらいしておきましょう。
進化したDL版「バーチャルゲームカード」の使い方と注意点についておさらい
任天堂が2025年3月27日に発表した「バーチャルゲームカード」は、任天堂スイッチと任天堂スイッチで利用できるゲームソフト(DL版)の新しい管理システム。

ダウンロードソフト(DL版)が「バーチャルゲームカード」に代わり、パッケージソフトのように扱い、新しくなったUIと使い方でより便利に管理&利用できるようになるのですが、何が優秀って...「ニンテンドーアカウントのファミリーグループメンバー」にゲームソフトを貸せるようになること。
14日間という期限はありますが、期限を過ぎると自動で返却してくれるほか、返却はいつでもできるので、遊びたい時に遊べなかったり、”借りパク”的な困ったシチュエーションも起こりません。
任天堂スイッチ/任天堂スイッチ2の「バーチャルゲームカード」について知っておきたいことは以下の通り。
- ダウンロードソフトをパッケージソフトのように扱える
- バーチャルゲームカードを本体にセット/取り外ししてゲームを遊ぶ
- ニンテンドーアカウントのウェブページからも管理・セットできる
- ソフトの取り外し/セット時はインターネット接続が必要
- 同じニンテンドーアカウントで2台の本体まで使用可能
- 1度本体にセットすればオフラインでも遊べる
- ニンテンドーアカウントのファミリーメンバーにソフトを貸し出せる
- 1アカウントに付き1本、14日間までの貸し出しが可能
- 貸し出し期間中はいつでも返却可能
- 貸し出し期間終了後は自動で返却される
- 貸し出し後もセーブデータは保持
- 2025年4月下旬の本体アップデートで利用可能になる
まさにダウンロード版を”パッケージのゲームソフト”のように扱えるようになる「バーチャルゲームカード」ですが、ここからはいくつか補足を挟みつつ、バーチャルゲームカードについておさらいしていきましょう。
バーチャルゲームカードのメリット&デメリット

バーチャルゲームカードの分かりやすいメリットとしては、ダウンロードソフトの管理がこれまでよりも簡単になること。※体験版や一部のNintendo Switch Online加入者向けソフトはバーチャルゲームカードで利用できません。
実際の使用感についてはサービス提供開始後に追記予定ですが、例えば、任天堂スイッチと任天堂スイッチライトを2台持ちしている場合、簡単にバーチャルゲームカードをセット/取り外しして、どっちの本体でソフトを遊ぶか選べるようになります。
パッケージ版のメリット | バーチャルゲームカードのメリット |
---|---|
価格が若干安い ※取り扱いショップによる | 発売日に速攻遊べる |
棚に並べたりコレクションできる | 管理が簡単 |
誰にでも貸せる | ファミリーメンバーに貸せる |
いつでもソフトを入れ替えられる | 2台までのスイッチでソフトを入れ替えできる |
遊ばなくなった時は売れる | ニンテンドーアカウントのウェブページから管理・セット可能 |
バーチャルゲームカードとパッケージ版のメリットを比較してみると上記のとおり。
これまでのDL版と同様に、パッケージ版のメリットがバーチャルゲームカードのデメリット、バーチャルゲームカードのメリットがパッケージ版のデメリット...といった感じですね。
従来のDL版は貸し出すことはできなかったですが、バーチャルゲームカードになることで貸し出せるようになり、これまでよりも所持しているDL版ソフトの管理が楽になるのは大きなメリットかなと。
ただ、誰でも自由にソフトを貸せるパッケージ版と異なり、バーチャルゲームカードはファミリーメンバー限定...つまり家族に貸せるだけ。ソフトを入れ替えられるのも同一アカウントで2台の任天堂スイッチまでという制約があります。
パッケージ版は遊ばなくなったゲームを売って、新しいゲームの購入資金にできるのが一番大きなメリット。
バーチャルゲームカードは、ソフトのセット/取り外し時はインターネット接続が必須になる点は要注意。完全オフラインの環境ではソフトを入れ替えられません。これはバーチャルゲームカードのデメリットかも。
バーチャルゲームカードの貸し出しについて
バーチャルゲームカードは、ニンテンドーアカウントの「ファミリーグループメンバー(8人まで)」に”最大14日間”まで貸し出し可能となっており、期間終了後は自動で返却。※貸し出し期間中はいつでも返却可能。
ソフトの貸し出しは任天堂スイッチ本体でローカル通信するだけなので、ソフトの貸し出しはめっちゃ簡単ですが、1人に同時に貸し出せるのは1本まで。
貸し出し後もセーブデータは保持されるみたいなので、14日の返却期間を過ぎたあとは、一度返却し、もう一度借りる...といった形になるのかも。任天堂の「ファミリー」機能については、公式HPもあわせてどうぞ。
注意事項について

最後に、任天堂スイッチの「バーチャルゲームカード」について、注意点をまとめておきます。
- 体験版や一部のNintendo Switch Online加入者向けソフトは対象外。
- バーチャルゲームカードのセット/取り外しにはインターネット接続が必要。
- Nintendo Switch 2専用ソフトはNintendo Switch 2でのみ利用可能。
- 2台目の本体で利用するには初回のみ1台目の本体とのペアリングが必要。
- 貸し出し機能の利用には、ローカル通信とインターネット通信が必要。
- 貸し出し期間終了前の返却は、貸出先の本体がインターネット接続されている必要がある。
バーチャルゲームカードの注意事項については上記の通り。セット/取り外しや貸し出しなど、ゲームソフトの入れ替えに関連することは基本的にインターネット接続必須。
互換性の問題で、任天堂スイッチのゲームは任天堂スイッチ2でも遊べますが、任天堂スイッチ2専用ソフトはバーチャルゲームカードでも任天堂スイッチで遊べない...ということにも留意が必要です。
バーチャルゲームカードは2025年4月下旬に提供開始

さて、任天堂が発表した新しいゲームの管理システム「バーチャルゲームカード」について、なる早でおさらいしてきましたが、バーチャルゲームカードは2025年4月下旬に提供開始予定。任天堂スイッチ本体のアップデートで利用可能になります。
意外とありそうでなかったダウンロード版の”バーチャル”パッケージソフト化ですが、これはなかなかに便利機能になる予感。ファミリーメンバー限定で、友達とはソフトの貸し出しができないものの、ダウンロードソフトの管理が楽になるのも大きなメリットです。
(バーチャルゲームカードってちょっと言いにくいから...『バーチャルカード』って言っちゃいそう)
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