カジュアルに遊ぶなら最強。
携帯モードに特化した廉価版任天堂スイッチ「任天堂スイッチ ライト」。今から始めても大丈夫か、任天堂スイッチか任天堂スイッチ ライトのどっちを購入すればいいのかで悩んでいる人向けにダダっとレビュー。
声を大にして言いたいのは任天堂スイッチ ライトは人気ゲームを最安で遊べるゲーム機ということ。軽くて持ちやすいのも素敵です。
※2025/6/16 追記, 2020年11月に公開した記事を最新の情報に合わせて加筆&修正しました。2025年現在は中古の在庫が潤沢で、ゲオだと”状態A”の任天堂スイッチライトが15,980円(税込)で購入できます。
任天堂スイッチライトをレビュー。人気ゲームを最安で遊べる軽くて小さいゲーム機

ニンテンドースイッチライトは、携帯モードに特化し、よりコンパクトなボディと買いやすい価格を実現した任天堂スイッチの廉価モデル。
※レビューで記載している写真は実物の任天堂スイッチライトと若干色味に違いがありますので、そのあたりはご容赦を。本物はもう少し緑っぽい。


付属品は、スタートガイド、任天堂スイッチ ライト本体、USB Type-CのACアダプタ(15V/1A)。
任天堂スイッチライトに付属する「AC電源アダプタ」は”USB Type-C”が採用されており、最大出力は15W。一応スマホなども充電できますが、その場合は5Wでしか充電できません。








任天堂スイッチ ライトの基本的なデザインは任天堂スイッチの"携帯モード"を踏襲したものになっており、ぱっと見で分かる違いといえば、分離していた左ボタンが懐かしの"十字ボタン"になったくらい。
任天堂スイッチ ライトには冷却ファンが搭載されており、負荷がかかると内部のファンが回転し、本体内部に溜まった熱気を上部の通気口から排出する仕組みです。任天堂スイッチと同様に熱は持ちますが、動作音はほぼしません。
任天堂スイッチとボディサイズは異なるものの、ボタンはほぼ同じ間隔で配置されており、左側はスクリーンショットボタンが少し離れた位置に。右側はホームボタンが少し離れた位置に配置されています。

実際に任天堂スイッチ ライトを手に持ってみるとこんな感じ。(テーブルモードで使用できるスタンドは非搭載)
大人だと余裕で片手で持てるサイズ感で、こんなにもコンパクトなのに任天堂スイッチとディスプレイサイズを比較すると0.7インチの差。

任天堂スイッチライトはmicroSDカードスロットを搭載しており、microSDカードの対応規格は、microSD(~2GB)、microSDHC(4GB~32GB)、microSDXC(64GB~2TB)。
市販のmicroSDには”ほぼ”対応しており、microSDXCであれば"64GB~2TBまでのデータ"を保存可能です。※microSDXCのメモリーカードを使用するにはインターネットに接続して本体を更新する必要があります。
Nintendo Switch Lite スペック | |
---|---|
サイズ | 縦91.1mm×横208mmx厚さ13.9mm 約275g |
画面 | 静電容量方式タッチスクリーン 5.5インチ、1,280×720ピクセル |
CPU/GPU | Nvidia製 カスタムTegraプロセッサー |
本体ストレージ (容量) | 32GB ※microSD/microSDHC/microSDXCカード対応。 最大2TB |
通信機能 | 無線LAN(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac準拠) Bluetooth 4.1、NFC |
映像出力 | 非対応 |
充電 | USB Type-C |
センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー |
内蔵バッテリー | 3,570mAh 連続稼働:約3~7時間 充電時間:約3時間 |
カラバリ | イエロー グレー ターコイズ コーラル ブルー |
発売日 | 2019年9月20日 |
価格 | 21,970円 |
任天堂スイッチライトのスペックをまとめると上記の通り。
定価は21,970円ですが、2025年現在はかなり中古在庫が潤沢。ゲオオンラインストアでは15,980円で”状態A”の中古品が販売されています。
フリマアプリではもう少しお安く購入できることもありますが、説明にない不具合が判明したり、万が一動作しなかったと時に対応してもらえることを考慮すると...ゲオなどの正規ショップで購入するのがおすすめかも。
Nintendo DSライクな使い方ができる小さくて軽い任天堂スイッチ

ここからは、任天堂スイッチ ライトの使用感やゲームをどれくらい快適に遊べるのか?についてレビューをお届けしていこうかと思いますが、まず、僕が任天堂スイッチ ライトを手に持って最初に感じたのは「めっちゃ軽い」。
これがまたほんとに軽くて。1時間くらいゲームしたくらいでは全然疲れないカジュアルさも任天堂スイッチライトの特徴かなと。
画面サイズも大きすぎず、小さすぎずでちょうどいい感じなので、どちらかというとNintendo DSやNintendo 3DSといった任天堂のレジェンドゲーム機を手に持った感覚に近い。本音を言えば1,920×1,080ピクセルくらいは欲しいところなんですけど、それを感じさせないほどに綺麗で見やすい液晶ディスプレイになっていました。
持ちやすく、操作しやすいので、疲労感も感じにくいですし、なによりも手首が疲れにくい。僕は任天堂スイッチを携帯モードで遊ぶことが多いですが、任天堂スイッチだと重くて。割と疲れがち。
その点、任天堂スイッチライトは画面も見やすいですし、携帯モードに特化しているぶん、軽くて、コンパクトで取り回しが良いため、名前のとおり”ライト”にゲームを遊ぶ人には良い選択肢になるかもです。
※参考までに、重さはNintendo Switch Liteが"約275g"、Nintendo Switchが"約398g"。100g以上軽い。
Bluetoothコントローラーやプロコンも使える

任天堂スイッチ ライトはBluetooth接続のコントローラーを普通に接続して使うこともできて、ジョイコンやプロコンのほか、サードパーティー製のBluetoothコントローラーも使用することができます。
※ジョイコンは"コントローラーの持ち換え"からペアリングボタン長押しで接続可能。
任天堂の純正充電スタンドにも対応しているため、画面は小さめですが...コントローラーを繋いで任天堂スイッチの"テーブルモード"みたいな使い方も可能です。

任天堂スイッチ ライトがジョイコンとペアリングできるということは...もちろんBluetooth 3.0で接続する任天堂スイッチの「Nintendo Switch Proコントローラー」にも対応していまして。
任天堂スイッチライトにはスタンドがないので、相性はあまり良くないですが、スタンドを購入することで"ある程度"快適に遊ぶことができるかなと。とはいえ、任天堂スイッチライトはやっぱり携帯モードでカジュアルにゲームを遊べることに意味があるので、プロコンを使いたい人は素直にNintendo SwitchやNintendo Switch(有機ELモデル)、Nintendo switch2を購入するのがおすすめ。

任天堂スイッチライトのデメリットは「TVモードが使用できない」こと

これは結構大事なことなので改めて。任天堂スイッチライトは映像の外部出力に対応しておらず、TVやモニターに映像を映すことはできません。
写真の通り、Nintendo Switchドックに差し込めず。任天堂スイッチライトをモニターに出力するため、HDMI変換アダプタやUSB-C to USB-Cなどで試してみたのですが映像の外部出力は一切できませんでした。
携帯モードだけで問題ないのであれば、全力で任天堂スイッチ ライトをおすすめですが、もし、TVモードで大画面でゲームを遊びたい...って気持ちが少しでもあるなら、任天堂スイッチを購入したほうが幸せになれるかもです。
任天堂スイッチライトはカジュアルに遊べる携帯モード特化な任天堂スイッチなので、このあたりは任天堂スイッチとしっかり差別化しているのかも。
【性能は同じ】任天堂スイッチとサイズ感や使用感を比較

せっかくなので、任天堂スイッチ ライトと任天堂スイッチの違いもさらっと比較しておきましょう。
任天堂スイッチがTVモードも携帯モードも遊べるハイブリッド。任天堂スイッチ ライトが携帯モードに特化しており、カジュアルにゲームを遊びたい人や子供用の任天堂スイッチの購入を検討している人がターゲット。どちらも処理性能自体は同じで、任天堂スイッチ向けゲームを快適に遊ぶことができます。
スペックの比較 | ||
---|---|---|
Nintendo Switch | Nintendo Switch Lite | |
価格 | 32,978円(税込) | 21,970円(税込) |
サイズ | 102×239×13.9mm 約398g | 91.1×208×13.9mm 約275g |
ディスプレイ | 6.2インチ 1,280×720 HD | 5.5インチ 1,280×720 HD |
プレイモード | TVモード テーブルモード 携帯モード | 携帯モード |
HD振動 モーションIRカメラ | 〇 | × |
Joyコン Nintendo Switchドック | 〇 | × |
バッテリーライフ | 約4.5 - 9.0時間 | 約3.0時間 - 7.0時間 |
テーブルモード用のスタンド | 〇 | × |
MicroSDカード | 対応 | 対応 |
Bluetoothコントローラー | 対応 | 対応 |
任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトのスペックを比較してみると上記の通り。
画面サイズは異なりますが、1,280×720ピクセルのHD画質というのはどちらの任天堂スイッチも同じで、携帯モードでの仕様には違いがないですが、充電時間は任天堂スイッチのほうが優秀かなと。
携帯モードで比較した場合、小さくて軽いぶん任天堂スイッチ ライトのほうが有利です。








画面サイズは任天堂スイッチが6.2インチ、任天堂スイッチが5.5インチ。画像で比較してみると分かりやすいですが、任天堂スイッチ比べて任天堂スイッチライトは一回り以上小さい。
基本的なフォームファクターの位置は同じで、排気口は任天堂スイッチライトのほうが大きめ。
L/R(ZL/ZR)ボタンのサイズはいずれも同じですが、サイズが小さいため、携帯モードでよく手に馴染み、持ちやすいのは任天堂スイッチライトかなと。
ただ、画面サイズも一回り小さくなっているので、より臨場感のある映像で遊びたい人は任天堂スイッチ...さらに言えば「任天堂スイッチ(有機ELモデル)」がおすすめです。

任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトを簡単に比較してみましたが、要点をまとめると以下の通り。
- 家でも外でもがっつり遊ぶなら任天堂スイッチ。
- 価格は高くなるけど、機能面・性能面で優れる
- いつでも持ち運び、カジュアルに遊べるのは任天堂スイッチ ライト。
- 最安で任天堂スイッチのゲームを遊べる
任天堂スイッチと任天堂スイッチ ライトの価格差は約1万円ですが、任天堂スイッチと任天堂スイッチライトで悩んだ時は、ひとまず価格や機能は置いておいて、自分のプレイスタイルを考えて選んでみるといいかもです。
任天堂スイッチライトのレビューまとめ!人気ゲームをカジュアルに最安で遊べることに意味がある

任天堂スイッチライトについてレビューをお届けしてきましたが、最後に僕のレビューと評価をまとめておきます。
ごろごろしながらゲームをしたり、どこかに持ち出して遊んだり、持ち運ぶ前提であれば、圧倒的に任天堂スイッチ ライトのほうが取り回しは良いですし、軽くて、小さくて、任天堂スイッチの人気ゲームを最安で遊べるゲーム機ってところに任天堂スイッチライトの大きなメリットで、醍醐味。
若干小さめながらも、ディスプレイの画質は任天堂スイッチと同じで、可愛いカラーがラインナップされてるのも嬉しい。

任天堂スイッチライト レビュー&評価
2025年現在も携帯機としては至高。
メリット
- 小さい、軽い、持ちやすい
- カラーが可愛い
- 疲れにくいのでゴロゴロしながらゲームをするのに向いている
- 意外に電池持ちが良い
- 性能を考えればコスパ最高
デメリット
- TVモードに非対応
- スタンドが無いのでBluetoothコントローラーを使いにくい
性能 | |
機能 | |
持ち運びやすさ | |
デザイン | |
コスパ | |
総合評価 |
※レビューの評価基準についてはこちら。
任天堂スイッチ ライトは、TVモードが一切遊べない、スタンドを搭載しないなど、いくつかの制限があるため、機能の評価は低めですが、性能はなかなかに良い感じ。これだけのダイエットを実現しておきながら、任天堂スイッチの携帯モードと同じ体験が得られて、さらに最安で遊べる...ときたらコスパ良すぎ。
任天堂スイッチ ライトについて1つだけ確かなことは、TVモードにこだわらない人は、2万円と少しで人気ゲームを軒並み体験できるということ。(あつ森とか、ポケモンとか、モンハンとか)
任天堂スイッチライトは、名前に冠すとおり"ライトなユース"におすすめです。2025年現在は中古の在庫が潤沢で、ゲオだと”状態A”の任天堂スイッチライトが15,980円(税込)で購入できるので、これから任天堂スイッチ遊ぼうかな?って人や子供用にちょうどいい任天堂スイッチ探してる...って人は選択肢に入れてみるといいかも。