PS5の性能やスペックガイド。これを読めば全てが分かる

PS5 デザイン

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新型PS5高いし…現行モデル買っとく?

PS4と比較して最大5倍、PS4 Proと比較して最大2倍も処理性能が進化した次世代PlayStation「PS5」と「PS5 Digital Edition」ですが、レイトレーシングや立体音響、画質など、性能の向上はもちろんのこと、色々と話題のゲーム機なだけに気になってる方も多いのでは?

新型PS5も発表されましたし、現行モデル買おうかな…と悩んでいるブラザーのためにPS5についておさらいです。それじゃ、PS5を買う前にぜひとも読んでおきたいスペックガイドいきましょう。

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PS5の性能やスペックガイド。これを読めば全てが分かる

SONY プレイステーション5

まずは「PS5」と「PS5 Digital Edition」の性能やスペックについておさらいです。※新型PS5もスペック自体は同じ。

PS5 紹介トレイラー(Youtube)

処理性能はもちろんのこと、グラフィック性能も、SSDの読み込み/書き込み速度も。PS5は次世代の技術を活かして大幅にスペックアップしています。

  • 最大8K&レイトレーシング対応
  • PS4/PSVRとの互換性
  • 独自設計のSSDによりロード時間が約19倍高速化
  • Tempest 3D オーディオで立体音響に対応
  • 触覚フィードバックと感触が伝わるトリガーを搭載するコントローラー「DualSense」
  • 最大消費電力は350W ※PS4 Proは300W
  • 新型PS5はディスクドライブを着脱可能

処理性能はPS4と比べて最大5倍、PS4 Proと比べて最大2倍高速化。後述の次世代コントローラー「DualSense」や立体音響、4k/120fps(最大8k)のグラフィックのおかげでPS5のゲーム体験はさらなる高みに到達。

PS5は2022年9月15日より値上げされており、2023年11月11には新デザインが採用され、小型&軽量化したモデルが登場しています。

スペックや主要な機能については全く同じですが…新型PS5は前面のUSB-C端子が2つ。Ultra HD Blu-rayディスクドライブは着脱式。変更点や現行モデルとの違いが気になるブラザーは以下の記事もあわせてどうぞ。

#新型PS5の変更点は?性能や機能など現行モデルとの違い

PS4 Proの2倍の性能。AMD製のCPUとGPU

熱伝導材には"液体金属"が採用

PS5にはこれまでのPlayStationと同様にAMD製のCPUとGPUが搭載されるのですが、PS4と比べて遥かにパワフルで高性能。

CPUは「AMD Ryzen(第3世代)」がベース、GPUは「AMD Navi」をベースにしたカスタムモデルが搭載され、最大8k画質に対応するほか、ハードウェアレベルでレイトレーシングをサポートするので、画質で言えばハイエンドゲーミングPC並み。グラフィ ック性能はRadeon RX590を上回ります。

理論値では10万円で発売されたグラボRTX 2080と同等の性能と思ってOK。

CPUx86-64-AMD Ryzen “Zen2″
8コア/16スレッド
可変3.5GHz
GPURadeon RDNA-based graphics engine
可変2.25GHz
10.3 TERAFLOPS
レイトレーシング対応
メモリ(RAM)GDDR6 16GB(PS4/PS4 Proは8GB)
帯域幅448GB/s

PS5に搭載されるCPU/GPUは最新世代のものが採用されるため、電力効率、処理性能、コスト面でもPS4から順当に進化したイメージ。これまでのコンソール機と比べ、PCゲームで要求されるような性能、スペックにグッと近づきました。

PS4が発売されたのは2014年ですし、さすがに6年も経過していれば革命的な進化を遂げるのは当然なんですけど、PS5はコスパが凄い。

通常版の「PS5」とDL版専用の「PS5 Digital Edition」

PS5が歴代PlayStationと大きく違うのは、通常版の「PS5」とUltra HD Blu-Rayディスクドライブを搭載しない「PS5 Digital Edition」の2モデルが存在するということ。

  • PS5
    • 価格は60,478円
    • Ultra HD Blu-Ray光学ドライブ搭載
    • ディスクを入れて映画を観たり、ゲームが遊べる
  • PS5 Digital Edition
    • 価格は49,478円
    • 光学ドライブ非搭載
    • ゲームや映画はダウンロード版のみ
    • ちょっとスリムで軽い
  • 新型PS5&PS5 Digital Edition
    • 価格はPS5が59,980円、デジタルエディションが66,980円
    • 小型化&軽量化
    • デザインの変更
    • ディスクドライブが着脱可能
    • 前面のUSB Type-Cが2つに

PS5 Digital Editionは光学ディスクドライブを搭載しないぶん少しスリムになっているほか、価格は1万円ほど安い。

PS5とPS5 Digital Editionの性能に違いはないため、廉価版というよりかは……機能を削ぎ落した別バリエーションという認識が近いかなと。新型PS5にも通常版とデジタルエディションの2種類が存在していますが、スペックは同じで小型化&軽量化し、ディスクドライブが着脱可能になりました。

光学ディスクドライブあり/なしによるメリットやデメリット、違いが気になる人や「どっちを買えばいいの?」って人は以下の記事も参考に。

#PS5はどっちがおすすめ?光学ディスク有り/無しの違いをメリット&デメリットで比較

超高速なロード時間を誇るSSD

PS5には独自に最適化されたSSDが採用されていまして。ローディング時間はPS4から約19倍高速化しています。

実際にPS5でゲームをプレイしてみると分かるのですが、Fallout 76やモンスターハンターワールドなど、ロード時間の長めなゲームでもロード時間が短くなっていることは明白。

ゲームのロード時間で待たされるのって、せっかくゲームの世界に入り込んでいたのに現実へ引き戻される感がすごいので、PS5のロード時間短縮はゲーム体験の向上にも繋がってます。

  • PS5のSSDは最新のPCIe 4.0に対応
  • SSDの容量は825GB
  • シーケンシャル読み込み速度は5,500MB/s。帯域幅が広く、非常に高速
  • ロード時間やファストトラベル、キャラクターや世界の描写などなど、あらゆる動作が高速化
  • PCIe 4.0対応"M.2 SSD"を増設可能
    • 対応する規格はType-2230、2242、2260、2280、22110

めちゃ綺麗なグラフィックで、しかもロードは一瞬。そんな快適なゲーム環境もPS5があれば実現できるわけです。

Tempest 3D Audioによる立体音響

PS5には音響を担当する専用のチップ「Tempest 3D Audioチップ」が搭載されており、PS4では実現されなかった立体音響に対応しています。

  • 3Dオーディオ処理専用のチップ"Tempest 3Dオーディオ"を搭載。立体音響に対応
  • PS5のヘッドセット"PULSE 3D ワイヤレスヘッド"は3Dオーディオを最大限活用できるよう最適化
  • 多くのUSB接続/イヤフォンジャック接続のヘッドフォンで3Dオーディオを体験可能
  • TVのスピーカーからバーチャルサラウンドサウンドが再生可能

音はゲームにどれだけ没入できるかを大きく左右する要素ですが、ヘッドフォンで前後左右に飛び交う音、スピーカーで空間的に楽しむ音。

PS5は “ドルビーアトモス" やカプコンの “ViReal" などの立体音響が利用できますが、上述の「Tempest 3Dオーディオ」により、高精度で緻密に音場を再現できるほか、人により立体的に聴こえたり、聴こえなかったりする原因である “頭部伝達関数" を解決するような機能まで搭載しています。

スピーカーの位置調整も可能。

3Dオーディオ機能は基本的にすべてのゲームで体験可能というのもPS5/PS5 Digital Editionの大きなトピックで、PS5の3Dオーディオに最適化されたゲームはより深く、没入感のある立体音響を楽しむことができます。

没入感を高めるオーディオ設定や、その他PS5が快適になるおすすめ設定については以下の記事で詳しくご紹介しているので、こちらもぜひ。

#PS5が快適になるおすすめ設定とHowTo。トロフィー取得時に保存されるスクショや画質に関する設定も変更可能

ロスレス対応のPlayStation純正イヤホン&ヘッドセットでゲームプレイにコミット

PlayStation 純正ワイヤレスヘッドセット
PlayStation 純正ワイヤレスイヤホン

2023年12月には、PlayStation純正ワイヤレスヘッドセット&イヤホン「PlayStation PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」と「PlayStation PULSE Eliteワイヤレスヘッドセット」が登場し、PS5と組み合わせることでゲームプレイにさらにコミット。

いずれもPlayStation PortalやPS5、PCと接続して低遅延のロスレスオーディオに対応し、新しいオーディオ技術"PlayStation Link"でPS5やPlayStation Portalに接続。

USBアダプターを介して、PS5やPlayStation Portalなど、PlayStation Linkに対応したデバイスに複数接続し、デバイス間で音声を簡単に切り替えることができます。

価格はPlayStation PULSE Explore ワイヤレスイヤホンが29,980円(税込)。PlayStation PULSE Elite ワイヤレスヘッドセットが18,980円(税込)。

もう少し詳しく知りたい…ってブラザーは以下からどうぞ。

#ロスレス対応のPlayStation純正イヤホン&ヘッドセットのスペックや価格をおさらい

M.2 SSDは増設可能

PS5が対応しているM.2 SSDの規格(サイズ)は、Type-2230、2242、2260、2280、22110。

現在販売されているM.2 SSDを増設可能ですが、5.5GB/s以上の帯域幅や物理的な形状に制限があること、M.2 SSDの規格のうち"SATA 3.0互換"やUSB 3.0互換の接続には対応しないことには注意が必要ですね。本領を発揮できるのはNVMe接続かつPCIe Gen4の4レーン対応のM.2 SSDです。

PlayStationシリーズお馴染み。これを剥がすと保障が切れますよーって教えてくれるシールが貼られていますが、PS5はこのシールを剝がさずにM.2 SSDを交換できてうれしい。

PS5がサポートするM.2 SSDについて

2021年7月29日から配信が開始されたPS5のシステムソフトウェアベータプログラムでは、UXの強化やTVの内蔵スピーカーの3Dオーディオサポート、M.2 SSDへのサポートが含まれ、ついに、ユーザーが自分でPS5のストレージ(容量)を増やせるようになりました。※現在は正式にサポート。

PS5でM.2 SSDを使用するために必要となる要件は以下の通り。

インターフェースPCIe Gen4x4 M.2 NVMe SSD
容量250GB~4TB
放熱構造ヒートシンクが必須
片面/両面どちらのタイプでもOK。
シーケンシャル読み込み速度5,500MB/秒以上を推奨
モジュールの幅22mm
(25mm幅は非対応)
対応サイズtype2230/2242/2260/2280/22110
ソケットタイプSocket3(Key M)
ヒートシンクを含むサイズ110mm(L)×25mm(W)×11.25mm(H)未満

要約するとPCIe Gen 4×4 M.2 NVMe SSDで容量は最大4TBまで。5,500MB/s以上の読み取り速度を持つM.2 SSDであれば使用可能ということになります。

とはいえ、上記の仕様を満たすM.2 SSDがすべて利用できるかどうかは保証されておらず、シーケンシャル読み込み速度が5,500MB/s以上だったとしてもPS5の超高速な内蔵ストレージと同等の体験ができるとは限らないとのこと。

SeaGateの最新モデルとなる"FireCuda530″の価格は500GBが約15,000円、1TBが約26,000円、2TBが約54,000円、4TBが約104,000円。PS4と比べてストレージ拡張のハードルは高くなったいるというのも覚えておきたいポイントです。

最大消費電力は350W、スタンバイモードは超省電力

初期型PS5の電源ユニット(定格350W)

PS5の分解映像で明らかになったPS5の電源ユニットは定格350W。※PS4の消費電力は最大165W、PS4 Proの消費電力は300W。

  • PS5に搭載される電源ユニットは定格350W
  • スタンバイモード時の消費電力は1.3W

実際のスタンバイモード時の消費電力は1.3Wとなっており、PS4(CUH-2000)のスタンバイモードの消費電力が6~8Wと言われているので、この数値がどれだけすごいのかがイメージできると思います。

PS5が生きてるかどうか不安になるくらい、びっくりなワッパ。

  • USB-A端子
    • 起動時平均:5.05V 1.46A 7.37W
    • スリープ時平均:5.16V 0.96A 4.7W
  • USB-C端子
    • 起動時平均:5.12V 2.09A 10.70W
    • スリープ時平均:5.12V 2.16A 11.05W

PS5は全面のUSB-A端子とUSB-C端子の定格出力は上記の通り。(充電するデバイスがiPhoneの場合。起動直後やスリープ直後は一時的に出力が落ちる)

デバイスを接続して充電することもできますが、その場合、USB-C端子を使用したほうが充電は速いですね。参考程度にどうぞ。

グラフィックは4k/120fps、最大8k対応

PS5はグラフィックも素晴らしくて。Unreal Engine5を使用した「The Matrix」の技術デモが分かりやすいのですが、とにかく映像が美しい、強い。実写かと思うほどに綺麗すぎる。

Unreal Engine5 The Matrixの動画(Youtube)

PS5が持つグラフィック性能のポテンシャルについては上の動画でしっかり伝わったかと思うので、公式から発表されているPS5の映像出力についても見ていきましょう。

  • 最大8k画質のグラフィックに対応
  • 4k 120Hz TV、8k 60Hz TV
  • レイトレーシングをサポート

PS5はPS4 Proと同様の技術でアップコンバートによる8k/4kに対応しますが、8k画質を"実際に"どれくらいのフレームレートで動かせるのかは明かされていません。

発表直後の公式情報によれば「Spider-Man:Miles Morales」「DEATHLOOP」が4k/60fpsで動作、「DIRT 5」は4k/120fpsで動作するとのことだったのですが、現在はほかにも4k/120fpsに対応するゲームはたくさんあります。

120fpsに到達するゲームであれば、ゲーミングモニターの使用も十分視野に入りますし、PS4/Xbox One版では散々だった"サイバーパンク2077″もPS5だと快適に遊ぶことができました。

レイトレーシングってなに?

せっかくなのでPS5が対応する「レイトレーシング」についてもダダっとおさらいしておきましょう。

Unreal Engine5 デモ PS5(Youtube)

レイトレーシングについてざっくり説明すると、光線を追跡・計算し、肉眼で見る世界のような光の屈折であったり、水の反射だったりをシミュレートする技術のことなんですけど、要は、レイ(光)をトレース(追跡)する技術のこと。

反射・屈折などの表現はPS4/PS4 Proでもありましたが、レイトレーシングの対応により実写に近い正確な表現が可能になりました。PS5はレイトレーシングへ対応することで、ゲームへの没入感がさらに向上しています。

PS5のグラフィック性能はグラボ換算でRTX2080くらい

PC向けグラボ「RTX 2080」

もうひとつ気になるのが、PS5のグラフィック性能をグラボ相当に換算するとどうなるの? ってところ。

PS5/PS5 Digital Edition10.3 TFLOPS
Xbox Series X12.15 TFLOPS
GeForce RTX 208010.068 TFLOPS
GeForce RTX 2080 Super11.150 TFLOPS
GeForce RTX 2080 Ti13.448 TFLOPS
GeForce TITAN RTX16.312 TFLOPS
Geforce RTX 307020.4 TFLOPS
Geforce RTX 308029.8 TFLOPS
Geforce RTX 309035.7 TFLOPS

PS5に搭載されるGPUの性能をグラボの処理性能を表す値"TFLOPS(テラフロップス)"に換算して比較してみると、上記の通りで、PS5のグラフィック性能はRTX 2080相当ということが分かります。

#Tips
RTX 30シリーズの"単精度浮動小数点数(TFLOPS)"は驚異的ですが、RTX 20シリーズのグラボに肉薄するグラフィックス性能をPS5が持つのはとてもすごいこと。RTXシリーズのグラボは6万円~20万円程度で販売されています。

TFLOPSはあくまでも"指標"ですし、この通りの性能差があるとは言い切れないですが、少なくとも、GPU性能はXbox Series X/RTX 2080 Super/RTX 2080 Tiには僅かに及ばずといった認識で問題ありません。

PS4/PSVRとの互換性

PlayStation4ユーザーにとって嬉しいのが、PS5はPS4(PS4 Pro)/PSVRとの互換性を持つということ。

PS4向け/PSVR向けゲームともに一部のゲームタイトルでは画質が向上するほか、パフォーマンスも向上します。

今持っているPS4のゲームディスクを遊ぶのであれば光学ドライブを搭載するPS5を選ぶ必要があるものの、PS5へ無料アップグレードできるゲームもありますし、慣れ親しんだゲームをPS5で遊ぶことができるのは大きなメリットかなぁと。

※ダウンロード版であればPS5デジタルエディションでPS4のゲームタイトルをプレイ可能。

2024年現在、多くの新作ゲームはPS4/PS4 Proでは発売されず、PS5専用のものが多くなっているため、今買うならPS5一択です。

  • PS4/PS4 Pro/PSVRとの互換性あり
  • 2024年現在、最新ゲームはPS4/PS4 Proで発売されず、PS5専用で発売されることが多い
  • PS4向けゲームはディスク版/DL版問わず遊べる
  • PS5 Digital Editionは光学ドライブを搭載しないため、DL版ゲームのみ

PS Plusがリニューアルされ、初代プレステ/PS2/PS3/PSPのゲームがPS4/PS5で遊べるようになったので、遊べるゲームもドドンと増えました。リニューアル後のPS Plusについて知りたい人は以下の記事からどうぞ。

#PS Plusが6月2日にリニューアル!初代プレステやPS2、PS3のゲームがサブスクで遊べる(月額850円~)

PSVRは後方互換性のみ。PS5向け「PSVR2」が必要

PSVR

PSVR向けソフトを遊ぶには"PlayStation Cameraアダプター"が必要ですが、PS5はPSVR(PlayStation VR)との後方互換性を備えており、PS5専用の次世代VR機「PSVR2(PlayStation VR2)」に対応します。

PS5でしか使用することができないというデメリットこそあれど、PSVR2はかなりのハイエンドVR。

2023年2月22日に発売された次世代PSVR「PSVR2」の詳細やスペック、コントローラーの詳細が気になるブラザーは以下の記事もあわせてどうぞ。

#PlayStationVR2のスペックおさらいしとく?発売日は2023年2月22日、価格は74,980円 #PSVR2

PS5とPlayStation Portalで広がるゲーム体験

2023年11月15日に発売された「PlayStation Portal リモートプレーヤー(PS Portal)」は、Wi-Fi環境下でPS5にダウンロードされたゲームをストリーミングでプレイできるハンドヘルドデバイス。

PlayStation Showcase 2023 – Project Q(動画)

8インチの液晶画面(1,080p/60fps)をDualSenseで挟み込んだようなデザインが特徴で、PS5本体にインストールされた対応ゲームを場所を選ばず、インターネット環境さえあれば遊ぶことができます。

PS5 PlayStation Portalのデザインと詳細スペックのまとめ

PS Portalは、PS5用コントローラー"DualSense"と同様のハプティックフィードバックやアダプティブトリガーを搭載しており、DualSenseと同じ機能とボタン、同じ体験ができるというのも大きなトピックですね。

定価は29,980円(税込)。PS Portalの詳細が気になるブラザーは以下の記事もあわせてどうぞ。

#PlayStation Portal リモートプレーヤーの発売日は11月15日。スペックや予約状況、価格のまとめ

直感的な操作ができるPS5のUX

PS5の新しいユーザー体験では、素晴らしいゲームの数々やゲームコミュニティと瞬時につながり、ゲームの世界に没入して、ユーザー中心に考えた「次世代」と呼べる体験を目指したとのことで、ホーム画面は大きなアップデートが加えられています。

PlayStation5のユーザー体験(Youtube)

PS5のホーム画面はとてもシンプルにまとまっていて分かりやすくて。操作感はPS4と似たようなイメージですね。

  • コントロールセンター
    • PSボタンを押すだけでゲームを終了することなく、ゲーム中に必要なほぼすべてに一瞬でアクセス可能。
    • PS5の電源を切ったり、レストモード(スリープモード)にするのもここから。
  • アクティビティ
    • コントロールセンター上にカードとして表示され、ゲーム中に逃していたアイテムを探しに戻ったり、プレイしたいステージやミッションに一瞬で移動可能
    • 画面上にピクチャー・イン・ピクチャーで表示も可能
    • PS Plus加入者向けに、ゲームのヒントが見れるゲームヘルプ機能

PS5のUXの中で抑えておきたいトピックはこんなところ。

本体からネットワークまでのシステム全体を再構築することで、インターフェースの操作やゲームの切り替え、オンラインマルチプレイへの参加など、そのすべてが高速化しています。

ほんと、切り替え時の待ち時間は大幅に短縮されていてめっちゃスムーズ。

ストリーミングアプリも充実

PS5/PS5 Digital Editionは様々な"エンタテインメントストリーミングアプリ"がプリインストールされています。

  • Apple TV
  • Netflix
  • Spotify
  • Twitch
  • Youtube
  • Amazon Prime Video
  • DMM.com
  • Hulu
  • U-NEXT
  • Rad.TV(旧LittleStar)

PS5で利用可能なストリーミングアプリについては上記の通りなのですが、PS5にはホーム画面のすぐ横にメディアエンタテインメント専用のスペース「メディアホーム」が用意されていまして。

ゲームを中断することなくメディアコンテンツを素早く切り替えることができます。

別売りのメディアリモコンを使用すれば、PS5の電源をONしたり、ボタン操作ひとつでNetflixやSpotify、Youtubeを起動したり、再生/停止/早送りなどの操作を簡単にできますよ。

PS5はエンタメも充実させてくれること間違いなしです。

PS5純正コントローラー"DualSense"を2つまとめて充電できる「デュアルセンス充電スタンド」は使い心地も抜群。デュアルセンス充電スタンドはがっつりレビューしているので、こちらもぜひ。

#デュアルセンス充電スタンド( CFI-ZDS1J)をレビュー。PS5におすすめすぎる周辺機器の筆頭かも

グリップ感良好で使用感も抜群。PS5純正コントローラー「DualSense」

PS5 Dualsense

PS5の目指すゴールの1つが「没入感をさらなる高みへ導くこと」。

そのためには、コントローラーについても再考する必要があるとのことで、PS5はコントローラーも大きく変化しました。

DualSense公式トレイラー (Youtube)

その名も「DualSense™」。ツートンでモダンなデザインのコントローラーには2つのイノベーティブな新技術が搭載されています。

1つめが「ハプティック振動」と呼ばれる触覚フィードバックの振動機能で、これまで以上に多彩な感覚を手に伝えてくれるというもの。

そして、2つめが「アダプティブトリガー」と呼ばれる新しいL2/R2ボタン。抵抗力がプログラム可能なトリガーになっており、弓を引き絞る感覚や、オフロードでアクセルを踏み込む感覚を体感できます。

  • 様々な振動で多彩な感覚を返してくれる触覚フィードバック「ハプティック振動」
  • 抵抗力が感じられるトリガー「アダプティブトリガー」

PS5のコントローラー「DualSense」に搭載される2つのイノベーティブな新機能「ハプティック振動」と「アダプティブトリガー」について詳しく知りたい人は以下の記事もあわせてどうぞ。

#PS5純正コントローラーDualSense(デュアルセンス)をレビュー。知っておきたいことは3つ

スペックと仕様まとめ

PS5Digital Edition
サイズ幅390×高さ104×奥行260mm
約4.5kg
幅390×高さ92mm×奥行260mm
約3.9kg
CPURyzen Zen2 8コア/12スレッドRyzen Zen2 8コア/12スレッド
GPUAMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engineAMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine
メモリGDDR6 16GBGDDR6 16GB
容量825GB SSD825GB SSD
ゲームディスクUltra HD Blu-Ray×
オーディオTempest 3D オーディオ技術Tempest 3D オーディオ技術
映画(ディスク)×
レイトレーシング
PS4との互換性DL版のみ
消費電力最大350W最大350W
発売日2021/11/122021/11/12
価格49,980円+税39,980円+税

ここまでじっくり読み進めてくれたブラザーはすでにご存じかと思いますが、PS5は光学ドライブを搭載しない「PS5 Digital Edition」と光学ドライブを搭載する「PS5」の2モデルが存在し、いずれも得られるゲーム体験は同じ。

PS5 Digital Editionは光学ドライブを搭載しないため、遊べるゲームはダウンロード版のみとなることには注意が必要ですが……そのかわり、PS5と比べて光学ドライブを搭載しないぶん軽くてスリム。

小型化&軽量化した新型PS5はラインナップこそ「通常版」と「デジタルエディション」に分かれてはいるものの、光学ディスクドライブは取り外し/取付可能なので、後から買い足してデジタルエディションに装着する…といったこともできます。このあたりは新型のメリット。

PS5の価格は49,478円から

SONY プレイステーション5

価格はPS5が60,478円。PS5 Digital Editionは49,478円。発売直後はスペックを考えると驚異的に安い価格だったのですが、2度の値上げを受けてなかなかにハイエンドな価格に。

PS4 Slim29,980円(500GB)
34,980円(1TB)
PS439,980円
PS4 Pro44,980円
PS5 DigitalEdition39,980円
値上げ後:49,478円
PS549,980円
値上げ後:60,478円
新型PS5 Digital Edition59,980円
新型PS566,980円

PS5の価格が値上げされ、PS5が60,478円、PS5 Digital Editionは49,478円になりました。いずれも5,500円の値上げで税込み価格。

2023年11月10日に発売された新型PS5はさらに価格が高くなったので…コストパフォーマンスは初代PS5の発表直後と比べると落ちてるかなと。情勢を考えると頑張ってくれているほうだと思いますが、PS5の価格は少なくとも6万円~7万円。…高い。

新デザインが採用され、小型&軽量化した「新型PS5」の基本性能は現行モデルと同じなので、前面のUSB-C端子2つと着脱式のUltra HD Blu-rayディスクドライブ、新しいデザインを魅力的に思わない場合は、現行モデルのPS5を購入しておくのもひとつの手かもしれません。※現行モデルは在庫限りで販売終了。

独自の超解像技術でフレームレートが50%向上するPS5の上位モデル"PS5 Pro"が登場するって噂もあるので、もう少し待ってみるのもありですが…ぶっちゃけ、こればかりはSIEさんのみぞ知るところかなと。

旧型PS5のレビューや新型PS5のスペック・仕様をもっと詳しく知りたいブラザーは以下の記事もぜひ。

#新型PS5の変更点とスペック、性能をおさらい。価格は59,980円から

#次世代機の性能に感動「PS5」の写真を眺めつつじっくりレビュー

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PlayStation

Posted by Yusuke Miyamoto