TicWatch Pro 5をレビュー。2層構造のOLEDで超長い電池持ち。高性能でおすすめ過ぎるスマートウォッチ

TicWatch Pro 5 レビュー

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超長いバッテリーライフと圧倒的使いやすさ。

Mobvoiより、高画質+超低電力の2層OLEDディスプレイが特徴のAndroid向けスマートウォッチ「TicWatch Pro 5」をご提供いただいたので、実機の写真多めでデザインを眺めつつ、使用感を試しつつ、ダダっとレビューをお届け。

2GBのメモリに32GBのストレージ、Snapdragon W5+Gen1搭載で高性能。最大80時間、エッセンシャルモードで最大45日間という圧倒的に長い電池持ち。心拍数センサーやSpO2センサーも搭載しているので、日常使用はもちろんワークアウトにも最適です。

…ガチで良いスマートウォッチ。

TicWatch Pro 5をレビュー。機能や性能、使用感を実機で試してみる

TicWatch Pro5は、Googleとフォルクスワーゲンが投資したMobvoi社のフラグシップスマートウォッチ。WearOS搭載、高画質+超省電力の2層OLEDディスプレイ、最大80時間、エッセンシャルモードでは最大45日間という圧倒的に長い電池持ちが特徴です。

TicWatch Pro5について知っておきたいトピックは…

  • WearOS搭載
  • Snapdragon W5+Gen1
  • 2GBのメモリと32GBのストレージ
  • 高画質+超省電力の2層OLEDディスプレイ
  • 回転式クラウン(リューズ)
  • 最大80時間、エッセンシャルモードで最大45日間の電池持ち
  • 5ATMの防水性能(水深50mに相当する圧力に対応)
  • 軍用規格 MIL-STD 810Hの耐久性
  • GPS/コンパス/気圧/血中酸素濃度/心拍数センサー搭載
  • Androidのみ対応 ※Android 8.0以降

こんなところ。TicWatch Pro 5のAmazonでの価格は49,999円ですが、直近の最安値は38,199円(-24%)。セール時に購入できれば猛烈にお買い得です。

パッケージには充電ケーブルと説明書が付属。

まずは実機の写真多めでTicWatch Pro 5のデザインをチェックしていきましょう。

サークル型でモダンなデザインを眺める

TicWatch Pro 5の文字盤は丸っこいサークル型。

詳細は後述しますが、高画質+超低消費電力の2層OLEDディスプレイが搭載されており、超低消費電力OLEDは設定からいつでもオフにできるため、用途と好みに合わせて自由に切り替えられます。

細かな加工が施された画面のベゼル。

ボディ右側には回転式クラウンボタンとサイドボタンを搭載。クラウンボタンはメニューなどでスムーズな操作が可能なほか、バイブレーションによるフィードバックもあるので使用感がすごく良い。

もう少し違う角度から見てみるとこんな感じ。TicWatch Pro 5のサイズは50.1(H)×48.0(L)×12.2(D)となっており、装着感は一般的な時計とほぼ同じです。

ケース背面にはセンサーと"TICWATCH"、"MOBVOI"の刻印。マグネット式の充電端子を搭載。パチッとくっつき、30分間で65%まで充電できる急速充電対応なので、急いでいる時の充電も楽ちんです。

最新のチップセット"Snapdragon W5+Gen1″を搭載しているため、レスポンスはさくさく。操作性も優れているからついつい触りたくなる。

24mmのシリコン製バンドは交換可能

TicWatch Pro 5のバンドは24mm幅のシリコン製。素材の特性上、水に濡れているとくっつく感じがあるのは仕方ないものの…加工精度が高いため装着感は快適。

バンドの装着はピンタイプなので、サードパーティーの24mmバンドと互換性があります。ピンだけ取り外してお気に入りの時計のバンドと交換するのもいいかもですね。

レザーバンドと組み合わせればさらに"高級感"にコミットできそう。

高画質+超省電力の2層OLEDディスプレイ

TicWatch Pro 5の最も大きなトピックは、高画質+超省電力の2層OLEDディスプレイを搭載しているところ。

左:高画質OLED、右:超省電力OLED

高画質なOLEDの上に超省電力のOLEDを搭載しており、使用している時は高画質OLED。使用していない時は自動で超低消費電力OLEDに切り替えてくれます。

超省電力OLEDは設定からいつでもOFFにできますが、電池持ちは超省電力OLEDのほうが良くなるので、スマートウォッチの電池持ちを気にしたくない!って人は超省電力OLEDで使うといいかも。

#Tips
超省電力OLEDディスプレイは文字盤のカスタマイズをすることはできないですが、心拍数やカロリー、コンパスなどを表示可能。バックライトカラーを変更することもできます。

常時点灯ディスプレイも二通り

高画質OLED使用時(通常時)

TicWatch Pro 5は、高画質+超省電力の2層OLEDを搭載しているため、常時点灯ディスプレイも二通り。高画質OLEDの常時表示ディスプレイは元の文字盤のディティールを残しつつ、消しても問題ないところは非表示に。

超省電力OLED使用時

超省電力OLED使用時は、表示はそのままにググっと画面が暗くなります。※超省電力OLEDは文字盤をカスタムすることはできません。

時間を確認したい時は腕を上げるだけでスッと点灯してくれますし、クラウンを回すことで心拍数やカロリーも確認できるので…ずっと超省電力OLEDだけでいいくらい使いやすくてお気に入りです。

最大80時間、省電力モードで最大45日間の電池持ち

TicWatch Pro 5 充電している状態

充電中の表示もクール。

TicWatch Proの電池持ちは最大80時間。エッセンシャルモードと呼ばれる省電力モードでは、なんと最大45日間の電池持ちです。

エッセンシャルモード:オフ、超省電力OLED:オン時の1日の電池の減り具合は…

時間電池の減り
2:30100%
9:0095%
10:5094%
12:3792%
13:3691%
17:0088%
19:3686%
21:0085%
23:1583%

こんな感じ。TicWatch Pro 5を装着したまま寝て、日をまたいで現在13時4分ですが、バッテリー残量は72%。圧倒的に長い電池持ち。

エッセンシャルモードで使用すれば、最大45日間というさらに驚異的な電池持ちを発揮してくれます。

#Tips
エッセンシャルモードは時刻と最小限の情報のみを表示する省電力モード。超省電力OLEDの文字盤が表示され、必要最低限の機能のみで動作します。終了する時は起動画面が表示されるまで電源ボタン長押し。

TicWatch Pro 5は30分で65%充電できる急速充電にも対応するため、電池持ち含めガチで良いスマートウォッチ。

心拍数センサーやSpO2センサーも高精度

左:心拍数、右:血中酸素濃度

お次はTicWatch Pro 5が搭載するセンサーについて。TicWatch Pro 5で計測できるのは…

  • 心拍数
  • 血中酸素濃度(SpO2)
  • 気圧
  • 高度
  • コンパス

こんな感じ。日常的によく使用する「心拍数センサー」と「SpO2センサー」の精度も高く、ワークアウトや健康管理程度の使用であれば問題なく使用できるほか、気圧や高度計といったバロメーターを搭載するため、キャンプや登山などのアウトドアでも活躍してくれます。

#Tips
TicWatch Pro 5が搭載する心拍数センサーやSpO2センサーは医療用ではありません。

TicWatch Pro 5は、GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、Beidouの世界すべての5衛星システムに対応しており、測位信号が遮断されやすい密集林や建物が多い都市部でも精確に位置を計測できる…というのも大きなトピック。

特に、僕がよく使う心拍数センサーはレスポンスも良いですし、表示も見やすい。

「One-Tap measurement」を使えば、約90秒で心拍数、血中酸素、呼吸数、ストレス、心臓の健康をまとめて計測することもできます。

ワークアウトでの使用感を実機で試してみる

ランニング時のUIも見やすい。

ここからはTicWatch Pro 5のワークアウトでの使用感について、実際に屋外ランニングやヨガ、筋トレといったワークアウトで使用しつつレビューをお届けです。

超省電力OLEDをオンにしている場合は、画面表示もシンプルになるほか、TicWatch Pro 5は運動強度が高すぎる場合に警告してくれるため、自分にあわせてペースを維持しやすい。

TicWatch Pro 5は重さも44.3gと軽いので、ヨガや筋トレでの装着感&使用感も良好です。

左:Apple Watch Ultra、右:Pixel Watch

参考までに、Apple Watch UltraやPixel WatchのワークアウトのUIはこんな感じ。見やすさで言えばApple Watch Ultraですが、表示される情報や使用感はそれほど変わらず。

ワークアウト時も超省電力OLEDはバッテリー表示が少なく、表示もシンプルで見やすいため、TicWatch Pro 5は、アクティブに運動したり、健康のためワークアウトに励む人にとって良い相棒になってくれるはずです。

専用アプリ「Mobvoi Health」

TicWatch Pro 5は専用アプリ「Mobvoi Health」で設定を変更したり、文字盤を選んだり、ワークアウトや歩数などのアクティビティを確認することができます。

心拍数や酸素飽和度、睡眠のトラッキングを確認することもできるため、日々の健康管理に役立つこと間違いなしかなと。※TicWatch Pro5は3日間連続で睡眠トラッキングすることで皮膚温度の基準値を測定し、変化を確認できるようになります。

TicWatch Pro5は文字盤も豊富なほか、サードパーティーの文字盤をインストールできるのもWearOSだからこそ。

スペックと仕様のまとめ

製品TicWatch Pro 5
サイズ50.1(H)×48.0(L)×12.2(D)
44.3g
ケースステンレス
7000シリーズアルミニウム
高強度ナイロン
グラスファイバー
ディスプレイ1.43インチ
466×466ピクセル
326ppi
常時点灯OLED+超低電力ディスプレイ
Corning 指紋防止ゴリラガラス
時計ストラップ固形シリカゲル 24mm
交換可
OSWear OS by Google
チップセットSnapdragon W5+Gen1
メモリRAM:2GB
ROM:32GB
バッテリー628mAh
通信Bluetooth 5.2
Wi-Fi 2.4GHz
センサー加速度センサー
ジャイロセンサー
HD PPG心拍センサー
SpO2センサー
皮膚温度センサー
気圧計/コンパス
価格49,999円
その他対応機種:Android8.0以降
5ATMの防水性能
軍用規格 MIL-STD 810Hの耐久性
Android Wallet対応
マイク&スピーカー内臓
専用アプリ

レビューまとめ!TicWatch Pro5はすべての機能が高水準な良いスマートウォッチ

さてさて、TicWatch Pro 5のデザインを眺めつつ、機能をおさらいしつつ、使用感についてのレビューをお届けしてきましたが、最後に僕のレビューをまとめておきます。

TicWatch Pro 5は高性能&高機能。それでいて超心強い電池持ち。特に、2層構造のOLEDが特徴的で、省電力ディスプレイの電池持ちと使用感の良さはTicWatch Pro 5の明確なメリットです。

TicWatch Pro5 実機のデザイン 写真 レビュー

TicWatch Pro 5 レビュー&評価

おすすめ過ぎるスマートウォッチ。

メリット

  • 2層構造OLED
  • 超長い電池持ち
  • 高性能で抜群の使用感
  • 直感的なUI
  • 各種センサーが豊富

デメリット

  • アプリのレスポンスが遅い時がある
  • Androidのみ対応

評価

デザイン電池持ち機能使用感コスパ
AS+SSS
総合評価★★★★★ (5/5点)

※レビューの評価基準についてはこちら

TicWatch Pro 5の僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。ハードウェア的に気になるようなところは一切なくて、強いて挙げるとすれば…専用アプリのレスポンスが悪い時があることくらい。(特に睡眠トラッキング)

あとは公式HPがすごく見にくいことくらいですね。

2層構造のOLEDはちょっと感動するレベルに長い電池持ち&使いやすさなので、Androidスマホを使っていて良いスマートウォッチを探してる…って人におすすめです。

こんなところ。TicWatch Pro 5のAmazonでの価格は49,999円ですが、直近の最安値は38,199円(-24%)。セール時に購入できれば猛烈にお買い得なので、気になるブラザーはウィッシュリストに追加しておくといいかも。

GadgetReview

Posted by Yusuke Miyamoto