今買うならどっち?WH-1000XM4とWH-1000XM5の音質やデザイン、使用感を比較

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WH-1000XM5 1000XM4 比較

WH-1000XM4で良い気もする。

そろそろWH-1000XM5が良い感じでセールに登場する頃合いになったので、前モデルWH-1000XM4と音質や使用感をダダっと比較。

2023年12月時点のAmazonでの価格は、WH-1000XM5が46,000円。WH-1000XM4が38,000円となっており、その差は8,000円。

WH-1000XM4はセール時に34,000円ほどになることもありますし…ポチっといっちゃいたくなる人もいると思うので、このあたりでソニーのフラグシップヘッドホン新旧2機種の音質や使用感の違いをおさらいしておきましょう。

なる早で比較していこうかと思いますが、最新モデルWH-1000XM5の詳細なレビューが知りたいって人は以下からどうぞ。

#SONY WH-1000XM5をレビュー。明瞭で豊かな音質、進化したノイキャン性能はガチ

目次

どっちがおすすめ?WH-1000XM4とWH-1000XM5の音質や使用感を比較

左:WH-1000XM4、右:WH-1000XM5

それじゃ、まずは前モデル「SONY WH-1000XM4」と新型モデル「SONY WH-1000XM5」のデザインを実機写真で眺めていきましょう。

WH-1000XM4は無骨でガジェット感あるデザイン、WH-1000XMはモダンでスマートなデザイン。

左:WH-1000XM5、右:WH-1000XM4

横から見てみると、WH-1000XM5はパーツごとの”つなぎ目”が減っているのが分かるかと思います。なめらかな曲線を描いていて、1つのデバイスとしての完成度が増してますね。

左:WH-1000XM4、右:WH-1000XM5

WH-1000XM4は”ザ・WHシリーズ”なデザイン。WH-1000XM5は、WHシリーズらしさは残しつつもどこか未来的なデザイン。

ハウジングの厚みには大きな違いはないですが、WH-1000XM5は折りたたむことが出来ないので、そのあたりも好みが分かれそう。

下:WH-1000XM4、上:WH-1000XM5

カスタムボタンの名称が”NC/AMBボタン”に変更されてはいるものの、ボタン類の配置に違いはないので、操作感自体はほぼ同じです。

装着感に直結するヘッドバンドとイヤーパッドの違い

奥:WH-1000XM4、手前:WH-1000XM5

ヘッドバンドはそもそもの形状から変化。WH-1000XM5は無段階で調整できるようになったので、より自分の頭にフィットするように支えてくれるのはWH-1000XM5。

左:WH-1000XM4、右:WH-1000XM5

WH-1000XM5とWH-1000XM4はイヤーパッドも大きく異なっており、WH-1000XM4の時点でイヤーパッドは柔らかく、装着感も良かったのですが、WH-1000XM5はさらにブラッシュアップ。

全体的にマットな質感とカラーになっているのがWH-1000XM5なのですが、耳への当たりが良く、蒸れにくいのは確実にWH-1000XM5かなと。

とはいえ、WH-1000XM4のイヤーパッドも遮音性が高く、とても装着感が良いので、どちらが良くて、どちらが悪いとかはありません。ただ…WH-1000XM5はちゃんと進化してる印象。

ケースはWH-1000XM4が圧倒的にコンパクト

SONY WH-1000XM5はケースがでかい。とてもデカい。

WH-1000XM4とWH-1000XM5のケースを並べてみると一目瞭然で、WH-1000XM5は折りたためなくなったぶんそのまま大型化しています。

さすがに1年以上使ってると気にならなくなりましたが、ひと回り以上サイズアップしてるので、不意に邪魔だなぁと感じることもあるので、よく持ち運ぶならWH-1000XM4のほうがストレスが少ないんじゃないかなと。

ちなみに、ケースの厚みに大きな違いは無し。WH-1000XM5はヘッドフォン未収納時はもう少し薄くなります。

ケース内部はWH-1000XM5のほうが凝った作りになっていて保護力も増していますが、ケースは絶対WH-1000XM4のほうが良い。

WH-1000XM4とWH-1000XM5の音質を比較

ここからは、WH-1000XM4とWH-1000XM5の音質の違い、変わったところについても簡単に比較しておきましょう。

詳細な音質については、ぜひともそれぞれのレビュー記事をチェックしてみてもらいたいのですが、ドライバーが変更されているためか、WH-1000XM5とWH-1000XM4の音質には確かな違いがあります。

音質の違いや印象について知っておきたいトピックは…

  • WH-1000XM4のほうが大口径ドライバーな分、音の迫力は感じやすい。
  • WH-1000XM5は全体的なボリュームが控えめで、ひとつひとつの音がスカッと分かれているので聴きやすいかも。がやがやしない音。
  • ノイキャンと外音取り込み(アンビエントサウンド)は確実にWH-1000XM4 < WH-1000XM5。めっちゃよくなった。
  • ANC/外音取り込みの切り替えなどのレスポンスもWH-1000XM5のほうが速い。

個人的な印象ですが、WH-1000XM4は迫力があるけど細かい音の再現までは苦手。WH-1000XM5は迫力は控えめになったけど、すべての音が明瞭で細かい音のフィーリングまで感じられるといった感じかなと。

ノイキャンと外音取り込みの性能については確実にWH-1000XM5 > WH-1000XM5。

周波数特性で音質の傾向を見比べてみる

WH-1000XM5 周波数特性
SONY WF-1000XM4 周波数特性

左:WH-1000XM5、右:WH-1000XM4

周波数特性で音質の傾向を見比べてみると、WH-1000XM4はがっつりドンシャリ傾向。

WH-1000XM5は少しドンシャリ傾向が控えめになり、中音域で一部落ちているものの、低音域~高音域まで比較的フラットな音質の傾向になっています。

実際に聴いてみると、概ね周波数特性が表す通りの音質の傾向になっていて、ドライバーの口径が大きいWH-1000XM4のほうが気持ちよく低音が鳴る印象です。

迫力のあるダイナミックな音質が好きならWH-1000XM4。多少低音域は控えめでも、音の分離感に優れ、原曲の忠実度を重視するならWH-1000XM5を選ぶといいかも。

結局どっちがおすすめ?

さて、WH-1000XM4とWH-1000XM5のデザインを眺めつつ、使用感や音質についてダダっと比較してきましたが、結局どっちがおすすめなのかというと…Amazonのビッグセールなどで買えるなら圧倒的に「WH-1000XM4」がお買い得。

価格にもよりますが、定価だとWH-1000XM5が48,500円。WH-1000XM4が41,800円。これがセールになるとWH-1000XM4の最安値が34,000円、WH-1000XM5の最安値が45,000円と大きな開きができます。

いずれも音質はワイヤレスヘッドフォンではトップクラス。ノイキャン性能や外音取り込みの性能こそ違えど、音質はそれぞれ特徴があり、長所・短所があるので、迷った時は好みとお財布に相談することになるのかなぁと。

予算に問題がなくて、最新モデル好きで、折り畳めなくてもよくて、ケースのデカさを許容できるならWH-1000XM5がおすすめです。(折りたためなくてケースがかさばるのはガチ)

あくまでも僕個人の意見ですが…なにかしらの参考になれば!最新モデル「WH-1000XM5」はがっつりレビューしているので、以下の記事も参考にしてもらえれば。

#SONY WH-1000XM5をレビュー。明瞭で豊かな音質、進化したノイキャン性能はガチ

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