WH-1000XM5のデザインとスペックおさらいしとく?(発売日は5月27日、価格は49,500円)

僕たちに素晴らしい静寂と音質を提供してくれるソニーのハイエンドヘッドフォン「WH-1000XM4」の発売から早2年。
2022年5月13日、そろそろかな? いつくるの? って心待ちにしてた人も多いであろう最新モデル「SONY WH-1000XM5」がついに正式発表されました!
リークされていた通りのデザインに前モデルから向上したノイキャン&外音取り込み……とにかく良い感じに仕上がっていまして。価格は49,500円と少々お高くなりましたが、外音取り込みがめっちゃ進化してるみたい。
(ヘッドバンドも細くなって、シュッとした)
WH-1000XM5はブラックとプラチナシルバーの2色展開で発売され、ANCオフ時で最大40時間の音楽再生、新しくなった30mmドライバーユニット、3分で3時間音楽再生できる急速充電に対応するほか、Bluetooth 5.2に対応します。
すでにソニー公式ストアやAmazon、楽天で予約受付中で、発売日は2022年5月27日。価格は49,500円(税込)。WH-1000XM5のデザインをチェックしつつ、スペックや機能についてダダダッとおさらいしておきましょう。
※Update, 発売されたばかりのWH-1000XM5ですが、もうAmazonで9%オフ(4500円引き)になってます。今買うならAmazon一択ですよブラザー。レビュー記事を公開したのでこちらもぜひ。
▶静寂の極致「WH-1000XM5」をレビュー。明瞭な音質&素敵な装着感だけどケースはでかくてかさばるかも

SONYの新型ヘッドフォン「WH-1000XM5」の知っておきたいこと。スペックと機能をおさらい

それでは、Sonyの新型ノイキャンヘッドフォン「WH-1000XM5」のデザインをチェックしつつ、スペックや機能、性能についておさらいしていきましょう。
WH-1000XM5の知っておきたいトピックとしては……
- 30mm ドライバーユニット(カーボンファイバー複合材料を使用)
- 変更されたデザイン(重さは250g)
- ソニー独自の高音質ノイキャンプロセッサー"QN1″に統合プロセッサー"V1″が組み合わされたことで精度が向上したノイキャン。
- AIアルゴリズムで精度が向上した通話時のノイズリダクション(風ノイズもさらに低減してくれる)
- ボタンの名称がNC/AMBボタンに変更(操作に変わりなし)
- 最大2台までのマルチポイント接続対応
- ANCオフ時40時間、ANCオン時30時間の音楽再生時間
- 3分の充電で3時間音楽再生できる急速充電対応(USB PD)
- Bluetooth 5.2
- コーデックはSBC/AAC/LDAC
- 360° Reality AudioやDSEE Extreme、Speek to Chatは引き続き対応
- NFCは非搭載に
こんなところですね。まずはデザインからチェックしていこうかと思うのですが、WH-1000XM5は先代のWH-1000XM4の面影を残しつつ、随所にブラッシュアップが施されていまして。

イヤーカフはWHシリーズのヘッドフォンを思わせるデザインになっていますが、イヤーパッド部分は少し幅が広くなり、ヘッドバンドとイヤーパッドは独立した形状に。
さらに、新たに"ソフトフィットレザー"が採用されたことで従来よりも快適な装着感を実現しているそうです。
ぱっと見でも分かる通り、ヘッドバンドはかなり細くなりましたね。ステムが飛び出したデザインも特徴的。WH-1000XM5の重さはWH-1000XM4から6g重くなった250gです。


カラーは「ブラック」と「シルバー」の2色展開。残念ながら、音質と装着感を追求した大幅なデザイン変更とのトレードオフで、WH-1000XM5は折りたたむことが出来なくなりました。
AirPods Maxで折りたためないヘッドフォンの取り回しの悪さは痛感しているので、これはシンプルに……悲しい人もいるかも。

側面のボタン類にも変更されている箇所があり、サイドボタンは「NC(ノイズキャンセリング)/AMB(アンビエント)」に変更。横から見てみるとさらに際立つヘッドバンド&ステムの細さですね。
ちなみに、WH-1000XM5には"3.5mmオーディオジャック"が引き続き搭載されているほか、引き続き「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」と「外音取り込み(アンビエントモード)」を搭載。
ノイキャンの制御用に2つのチップと8基のマイクを搭載しています。
※8基のうち4基は通話に使用されるビームフォーミングマイク。WH-1000XM5に航空機用の変換アダプタは付属しません。

ちなみに、こちらが前モデルの「WH-1000XM4」。似てるようで全然違う……。
専用設計の30mmドライバーユニット
WH-1000XM5のドライバーユニットは40mm → 30mmに変更。
軽量で硬めのドームを採用し、ドーム部にカーボンファイバー素材を採用したことで軽量・高剛性なドーム部により高域感度が向上し、前モデルと比べて繊細で明瞭な音質を提供してくれるそうです。
柔らかいエッジ部により低音域の感度も高めているとのことなので、WH-1000XM4とはまた違った音質の傾向になっているかもしれません。
性能が向上したノイズキャンセリングと外音取り込みモード

気になるのは、ただでさえ強かったWH-1000XM4のノイキャンがWH-1000XM5になってどう変わったのか? ってところ。
WH-1000XM5はソニー独自の高音質ノイキャンプロセッサー「QN1」に統合プロセッサー「V1」を組み合わせたことでノイキャンの精度が大幅に向上しているらしく、得意とする低周波のノイズは当然ながら、人の声などの中音域の音もしっかりシャットアウトしてくれるとのこと。
(つまり、WH-1000XM5はシャットアウトできるノイズの幅が広くなったってこと)
先行レビューではWH-1000XM5は外音取り込みモードがめっちゃ進化しているそうですし……これはぜひ試してみたいですね。
従来はノイキャンの精度を最適化する"NCオプティマイザー"機能が用意されていましたが、バックグラウンドで自動で最適化してくれるようになったそうですよ。
最大40時間のバッテリーライフ
WH-1000XM4と比べてANC:オン時の音楽再生時間は30時間から変化無しですが、ANC:オフ時の音楽再生時間は38時間 → 40時間に。
ANC:オン | 30時間 |
ANC:オフ | 40時間 |
急速充電 | 10分で5時間 3分で3時間(USB PD) |
WH-1000XM4と同じく10分で5時間の急速充電に対応するほか、WH-1000XM5はUSB PDによる3分で3時間の急速充電にも対応しています。素敵。
対応コーデック
WH-1000XM5の対応コーデックはSBC/AAC/LDACで従来から変更無し。WH-1000XM4でナーフされたaptX/aptX HDは引き続き非対応です。※LDACはAndroidのみ対応。2台同時接続機能:ON時はLDACがオフになります。
対応BluetoothプロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPです。
収納ケースめっちゃ変わった

それともうひとつ。少しだけ不満……というか気になるのが、WH-1000XM5は収納ケースがめっちゃ分かったってところ。
WH-1000XM5はデザインが大きく変更され、折りたためない形状になりましたが、それに伴いケースデザインも変更されました。もうどう見てもバックの中でかさばりそうな予感。

AirPods Maxはそのサイズと収納のしにくさからバッグに入れて持ち運ぶのが億劫になっちゃって。
外出時の僕はWH-1000XM4をバッグに放り込んで出かけるのがデフォになっていますが、はてさてWH-1000XM5はどうなるやら……です。
WH-1000XM5のスペックと仕様
このあたりで、SONY WH-1000XM5の噂されているスペックと仕様についてもおさらいしておきましょう。
重さ | 250g |
ドライバーユニット | 密閉,ダイナミック型 30mm カーボンファイバー素材採 ネオジウムマグネット |
再生周波数帯域 | 4 Hz – 40,000 Hz(JEITA) |
インピーダンス(1kHz) | 48 Ω(有線接続時、POWER ON時) 16 Ω(有線接続時、POWER OFF時) |
連続音楽再生 | 最大30時間(ANC:ON) 最大40時間(ANC:OFF) |
充電時間 | フル充電まで3.5時間 3分の充電で3時間再生できる急速充電対応(USB PD) |
通信 | Bluetooth 5.2 最大通信距離:10m 2.4GHz帯 |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC |
付属品 | ヘッドフォン本体 3.5mmイヤフォンケーブル USB A to Cケーブル 保証書 スタートガイド |
その他 | コード長さ:1.2m、USB-C、最大2台のマルチポイント接続対応、Spotify Tap、装着検出 |
WH-1000XM5が対応するコーデックやBluetoothプロファイル、最大2台のマルチポイント接続、装着検知やSpeek to Chatといった基本的な機能はWH-1000XM4から変化なしですね。
大事なことなのでもう一度言っておきますが、WH-1000XM5には航空機用変換アダプタは付属しないので要注意です。3.5mmオーディオケーブルは付属してほしかった…ほんとに。
※Update, 僕が見落としていただけで、WH-1000XM5のケースは。中央部が収納スペースになっており、3.5mmイヤフォンケーブルとUSBケーブルが付属していました。完全に盲点。誤った情報をしてしまって申し訳ありません。
WH-1000XM5とWH-1000XM4の比較画像

The Walkman BlogがWH-1000XM5とWH-1000XM4を比較した画像を公開してくれているので、せっかくですしさくっとチェックしておきましょう。
TheWalkmanBlogが公開したのはWH-1000XM5とWH-1000XM4を半分で繋げた画像なのですが、ヘッドバンドの厚みやイヤーカフ、ステムの違いなどが一目瞭然ですね。この2つのヘッドフォンの醸しだす雰囲気に大きな違いはないですが、イヤーカフとヘッドバンドの厚みに違いがあります。
※WH-1000XM4とWH-1000XM5のサイズは実寸ではありません。

収納ケースの比較画像も登場していますよ。やっぱりちょっとかさばりそう……。
TheWalkmanBlogではより詳細なWH-1000XM5の画像と比較画像が見れるので、気になるブラザーはこちらもぜひ。
▶Sony WH-1000XM5 Leak Shows full redesign(update3) – The Walkman Blog
WH-1000XM5のパッケージは?

こちらがリークされたSONY WH-1000XM5のパッケージと思われる画像です。
Redditにて公開された画像とのことで、パッケージには360°オーディオとハイレゾの対応、Apple MFi認証、AlexaとOK Googleのサポート、最大30時間のバッテリー駆動について記載されているのが確認できますね。(たぶん、これは正式なパッケージと思って間違いなさそう)

ちなみにSonyのワイヤレスイヤフォン「WF-1000XM4」のパッケージはこんな感じになっていまして。リークされたWH-1000XM5のパッケージとほぼほぼ同じです。

ほぼほぼ同じ素材とデザインになっていそうな雰囲気バリバリなので……WH-1000XM5もパッケージから出すと綺麗に戻して残しておくのは難しいかもですね。
発売日は5月27日、価格は49,500円
さて、ものすごく魅力的なSONYの新型ハイエンドヘッドフォン「WH-1000XM5」ですが、発売日は2022年5月27日。価格は49,500円(税込)で、ソニー公式ストアやAmazon、楽天といったオンラインショップで発売中。
- 発売日:2022年5月27日
- 価格:49,500円(税込)
夏くらいかな? と思っていたら思いのほか早く発売されるWH-1000XM5。
音質も絶対よくなってますし、ノイキャンと外音取り込みの性能UPも期待大。気になるのは折りたためないデザインと約5万円という少々高めな価格ですね。
発売されたばかりのWH-1000XM5ですが、Amazonにて49,500円 → 45,000円で発売中なので、今から購入する人はAmazon一択かなぁと。僕ですか? すでに定価で購入済み。ウケる。
もう少しじっくり使い倒してからWH-1000XM5のレビュー記事出しますね。
※Update, WH-1000XM5のレビュー記事を公開しました。音質も素敵ですし、ノイキャンはさすがの性能。でも、ケースはやっぱりデカかった。
▶静寂の極致「WH-1000XM5」をレビュー。明瞭な音質&素敵な装着感だけどケースはでかくてかさばるかも

Source:TechnikNews,TheWalkmanBlog,Reddit