CPC:3円は鬼。とち狂ってアドセンスの自動広告とAMP対応をやめた #Weekly小噺

モバイル ページスピードスコア

広告またはアフィリエイトを含みます。

テック製品に関する僕の最近の出来事や興味、不満をSEO/起承転結/需要を全無視で、思うことを思うがままブラザー(読者)にぶちまける不定期連載「Weekly小噺」。

今回のトピックはアドセンスの自動広告を停止して、AMP対応もやめたってお話です。ちょこっとデザインも変更しました。

アドセンスの自動広告は、ページ移動時に表示される全画面広告や画面にずっと表示されるアンカー広告、記事の途中で自動で挿入されるディスプレイ広告のこと。AMPはいわゆるモバイル用の激軽ページのことなのですが、現在は未曾有のクリック単価低下とそれに伴う収益ダウンに見舞われていまして。

いろいろと見直す良い機会だ!ってことですべて切ってやりました。自分でもわかってます。とち狂ってる。

(僕は元々アンカー広告や全画面広告はあまり好きじゃないなので非表示にしてたけど、記事の途中で入れる自動広告も停止した)

今はテスト段階で記事タイトル下と最後のH2タグ前にも広告が表示されていますが……データが取れたらもう少し減らすのでお許しを。僕のブログ運営の根幹はあくまでも"読みやすさ"重視です。

それともうひとつ。AMPページはそのまま停止すると404エラーになってしまうので、301リダイレクトでAMPページは全部正規URLに飛ばすようにしたのですが、そのあたりについても触れておこうと思うので、ぜひ参考にどうぞ。

※ブログ運営におけるベストプラクティスは、デザインや取り扱うジャンル、ターゲットなど、様々な要因により異なります。特に、今回の僕のように自動広告を停止するなど、極端な変更を行う場合は収益が大幅にダウンする可能性のほうが高いため、実践する場合はご注意を。現在はアンカー広告を表示するかどうか判断するために絶賛テスト中です。

アドセンスの自動広告はページスピードを下げる

僕がアドセンスの自動広告をやめた理由については記事冒頭で触れた通りなのですが、最も大きな理由は「ユーザビリティを下げる」と「ページスピードを下げる」の2つ。

今は色々触っているので少し落ちていますが……自動広告を完全に停止した場合、ページスピードは格段に上がり、80点台で推移していたモバイルのスコアは大幅に改善されました。

(そのぶん収益は落ちていますが、アドセンス収益はすでに5分の1くらいにダウンしてるので関係ないぜ。CPC:3円は鬼)

自動広告をやめて表示速度が上がったのでユーザビリティも上がりますし、記事の途中で入る広告も減ったので誤クリックも減るはず。

現在はテスト段階で、最初のH2タグ前と記事の最後に加え、記事タイトル下と最後のH2タグ前にも広告が表示されていますが、データが取れたらもう少し広告は減らせるんじゃないかなぁと。

本当は記事タイトル下に広告を入れたくなかったのですが、記事タイトル下は"アクティブビュー視認可能率"が最も高くてですね。

どうしても自動広告をやめて減ったぶんを補う必要があり、少しでも見にくくならないようにと試行錯誤した結果、アイキャッチ画像と記事タイトルを重ねてその下に広告を表示するデザインに落ち着きました。

収益を重視するなら、確実に自動広告を入れて、アンカー広告と全画面広告を表示して……ってやるのがセオリーですが、広告ばかりだと読みづらいし、誤クリックとか萎えるじゃないですか?

僕の中で1つの記事に広告は3つくらいがベターだと思っているので、なる早で色々試していきます。現在はアンカー広告を表示するかどうか鬼のように悩んでます。

#Tips
アドセンスの自動広告で最も効果的なのはアンカー広告と言われています。実際僕もアンカー広告を使用していた時は一定の収益を上げてくれていたので、全体的に収益ダウンしている今、こいつをどうするか全力で悩んでいます。ほんとは表示しないほうがブログデザイン的にも、読者的にもいいと思うのですが…効果が大きいのでばっさり切り捨てるのも難しいところ。

収益の影響は?

ちなみに、自動広告を停止したことによる収益の影響についてですが……少しだけ改善。おそらく、インプレッション収益やアクティブビュー視認可能率が改善されたことが要因になっていると思われます。

ただこれは僕のブログの場合であって多くの場合収益が低下すると思われるのでご注意を。まだまだテストや調整が必要かも。

AMP対応はメリットを感じなくなったのでやめた

次にAMPの対応をやめた理由についてですが、僕がAMPページの対応をやめた理由は簡単。明確なメリットがなくなったからです。

AMP対応で得られるメリットとしては、

  • ページの表示速度がめっちゃ速くなる
  • データ転送量が少なくなる
  • トップニュースカルーセルに記載される
    • 今は通常ページも記載されるようになったのでメリットではなくなった
  • コアウェブバイタルの最適化

上記のとおりなのですが、僕はるなさんの作成したテーマ"Luxeritas“を使用しているので元々くっそ速いし、データの転送量も少ない。コアウェブバイタルも最適化されてます。

僕はこのブログを始めた時から「トップニュースカルーセルに記載されるし…」ってことでAMP対応していたのですが、それもメリットじゃなくなったのでやめることにしたってわけなのです。

ワシントンポストやアメブロもAMP対応をやめているし、TwitterでもAMPページが表示されなくなったので、前ほどAMPが推されていないんですよね。

いきなりAMPが終わることはなさそうですが、僕もよほどのメリットがないともうAMPは使わないかも。

なお、AMPの停止による収益の影響はありませんでした。

AMP対応をやめる際はリダイレクトの設定もお忘れなく

そんなこんなで、僕の運営するブログではAMP対応をやめたわけですが、AMP対応をやめるときに忘れてはいけないのがリダイレクトの設定です。

プラグインを利用したり、AMP HTMLページを作成するなどして対応していたAMPをやめたとしても、記事はGoogleにインデックスされたまま。クリックされた場合は存在しないページに移動して404エラーが出ます。

AMPをやめるときの手順についてはGoogleドキュメントに記載されているため、こちらもチェックしてもらえればと思いますが、要は"末尾が/amp"のページを"正規URL"に飛ばすようにすればいいということらしくて。

変更前変更後
Rewrite Engine On
RewriteRule ***
RewriteBase /
RewriteRule ^index.php$ – [L]
RewriteEngine On
RewriteRule ***
RewriteBase /
RewriteRule ^(.*)/amp?$ $1 [R=301,L]

例えば、ワードプレスの場合は自動でRewriteRuleが出力されていますが、太字のところをちょこっと変更してやればOK。

Googleにインデックスを残しておきたいなら"302″、インデックスを削除するなら"301″に。僕は完全にAMPをやめることにしたので、301リダイレクトにしました。

Xserverを使用している場合、ファイルマネージャーから「編集したいドメイン > pubric_html > .htaccess」を編集し、RewriteRuleを変更しておきましょう。

AMPページのインデックスがどうなってるかの確認はサーチコンソールから。

僕はAMPページの"有効"が0になったタイミングでRewriteRuleを戻そうと思っていたのですが、AMPのインデックスが完全に削除された後は自動で元のRewriteRuleに戻ってました。Xserver? それともWordpress? が賢い。

クリック単価(CPC)が落ちてるのはどうしようもないからスルー

20年来の水準の円安、世界情勢、コロナ禍で大幅に落ちているアドセンス収益ですが、これはおそらくどのブロガー、サイト運営者も同じ。

元々20円~30円ほどだったCPC(クリック単価)はこの数か月で3円ほどになることもあり、大幅に収益がダウンしている運営者さんも多いかと思います。

でも、これはもうどうしようもありません。

CPCに関して僕たちが対策できることは無いに等しいので、あまり気にせず、もう少し景気が上向きになるのを待ちましょう。色々対策を講じるよりも、その時間を使って良質で読者の役に立つ記事を作ることが大事です。

僕はここまで気持ちよく収益がダウンすることもなかなかないと思いまして。思い切って自動広告もAMP対応もすべてやめてしまったわけですが、どん底時と比べて少し改善されたかなぁと。

アドセンスの収益だけを糧にしてたら終わってた。ほんまに。

(たぶん……これ以上落ちることはないはず…大丈夫と信じたい)