The Moneytizer(ザ マネタイザー)のデメリットは広告の制御ができないこと #Weekly小噺

広告 The Moneytizer 評価や使用感、収益性について

プロモーションまたはアフィリエイトを含みます。

広告の制御が出来ないのが一番のデメリット。

テクノロジー、ガジェットに関する僕の最近の出来事や興味、不満をSEO/起承転結/需要を全無視で、思うことを思うがままブラザー(読者)にぶちまける不定期連載「Weekly小噺」ですが、今回は「The Moneytizer(ザ マネタイザー)」のデメリットについて。

収益性が高いThe Moneytizerですが、"広告の運用"という点では思うところもあるので…確定申告や海外口座が必須になったことも含め、ダダっとお話していこうかと思います。

#The Moneytizer – 公式HP

The Moneytizer(ザ マネタイザー)の最大のデメリットは広告の制御ができないこと

そこじゃねぇ…ってとこに表示されることがある。ガチで嫌。

The Moneytizerはフランスで2014年に設立されたアドネットワークなのですが、日本では2022年1月からサービスを開始しており、CPM型(インプレッション型)で広告が表示されるだけで収益が発生するというのが大きな特徴です。

そのため、競合他社に比べてPVあたりの収益性も高い。

他社(アドセンスやMicroAdなど)のプライバシーポリシーは遵守する必要はありますが、他の広告と併用可能…というのもThe Moneytizerのメリットかなと。

アドセンスと併用することで収益を最大化することもできますが、The Moneytizerにもデメリットというか、気になるところがちょこちょこあるので、僕が感じるデメリットについてダダっと見ていきましょう。

#Tips
The Moneytizerは短期間で広告を再表示するスマートリフレッシュ機能がありますが、広告が更新されるたびに位置や広告の大きさが変わるのも難点。FOOTER or SLIDE-INのように常時表示広告では何度も広告が表示され、収益が増えるものの…使いにくい印象です。(個人的に)

広告の制御が出来ない&動作が不安定

例:MicroAdと併用時。左から通常、被り、大きすぎ。

デメリット1つめ。それは「広告の制御が出来ない&動作が不安定」なこと。

The Moneytizerは「FOOTER or SLIDE-IN」や「BOTTOM MEDIUM RECTANGLE」など、いくつか用意されたバナー(広告)から選択して、ブログやホームページに広告を表示することができるものの…広告のブロックや位置の調整など、広告に関する調整は一切できません。

僕は「Google Adsense」「MicroAd」、「The Moneytizer」の広告を併用しているため、担当の方に相談して広告の表示を調整したり、なるべく邪魔にならないような配置を目標にしているのですが、The Moneytizerは広告の調整が出来ないため、他の広告で調整する必要があります。

The Moneytizer(ザ・マネタイザー)の広告の見た目

FOOTER or SLIDE-INは画面下部に固定される広告。

The Moneytizerの広告の中で最も収益性の高い「FOOTER or SLIDE-IN」は、画面下部に表示されるだけでなく、小さいポップアップで表示されたり、右下に大きく表示されることもあるため、他の広告(特にワイプ型広告)と併用している場合はユーザービリティに影響を与えちゃうんですよね。

担当の方に「画面下部だけに広告を固定したい」と相談したところ、出来ないとのことだったので…他社と併用して使っていたり、自分で広告の表示を最適化したい人には向かないかも。

#Tips
収益性の高い「FOOTER or SLIDE-IN」ですが、デメリット…というか個人的に"ガチで"嫌なのは、何の調整もできないのに画面右下に大きな広告が表示されること。これは僕たちではどうしようもありません。表示する広告タイプを選択可能にしたり、広告ユニットを分けるなりしてほしい。ほんとに。

広告をブロック出来ない

Googleアドセンス 広告のブロック、管理画面

アドセンスは細かく管理できる。

The Moneytizerの広告の中には、稀に質の低い広告もあります。

Googleアドセンスなどであれば、ユーザビリティに悪影響を与えたり、明らかに自分のブログやHP、ブランドにそぐわないような収益性の低い広告はブロックして管理することができますが、The Moneytizerは何も出来ないため、表示したくない広告があっても諦めるしかない…というのは大きなデメリットです。

#Tips
The Moneytizerにはいくつかの広告ユニットがありますが、「IN-IMAGE」「POP」「RECOMMENDED CONTENT」は使わないほうがいいかも。導入初期に試したところ、怪しいページに移動することを確認して速攻やめました。ガチで非推奨。

為替差益/為替差損で確定申告が複雑になる

The Moneytizerは海外からの取引なので、為替レートで変動した収益を「為替差益」「為替差損」で計上する必要があり、確定申告が複雑になる…というのも"ある意味"デメリット。

デメリットというよりは注意点ですね。

会計処理に慣れていればそんなに難しいことでは無いと思いますが、もし、初めて自分で確定申告するぜ!って人は特に注意が必要です。

The Moneytizer 9月 入金The Moneytizer
普通預金**銀行29900売掛金30000
為替差損100売掛金100

僕も会計処理についてそんなに詳しいわけじゃないので、ざっくり説明すると…例えば、The Moneytizer(9月分)の売り上げを30,000円で計上した場合は、9月分の入金金額と一致させる必要がありますよね。

国内取引であれば、特に気にせずとも一致しないことは稀かと思いますが、海外取引の場合、売り上げを計上した時と入金された時では為替レートが異なるため、入金された金額を計上する時に為替差益/為替差損を用いて売り上げ金額と一致させる必要があります。

※売上と入金はその時の実際の為替レートで為替差益/為替差損を算出する必要があるのも要注意ポイント。

The Moneytizerをこれから利用しようと考えている人は、確定申告の時にどうするか?も考えておくといいかも。

#Tips
海外取引が絡むと確定申告は複雑になるため、可能であれば税理士に相談するのがベター。それでも自分でやるぜ!って人は…少なくとも会計処理の本を2冊ほど読む勢いで勉強しましょう。税金に関することはきっちりやっといたほうがいい。ガチで。税理士さんにお願いするのが手っ取り早くておすすめですが…お金がかかるのが悩みどころ。

PayPalが利用できなくなり、海外口座が必須になった

僕はWISEでユーロの海外口座を作った。

これは前回の記事でもお話していたのですが、The Moneytizerでは、2023年10月以降の支払いでPayPalが利用できなくなりました。

PayPalのポリシー変更に伴い、大半のパブリッシャーに対して、PayPalを通じて支払いを行うことが難しくなったとのことで、もし、銀行を登録していない場合には支払いを受け取れない可能性があります。

※国際送金に適用される銀行手数料はThe Moneytizerが負担してくれるとのこと。

為替レートに手数料(隠れコスト)が乗って少々割高になるとはいえ、The Moneytizerの収益はPayPalで受け取るのが手っ取り早くて簡単だったので、海外口座の作成にハードルを感じる人も少なからず出てくるんじゃないかなぁと。

Wiseで海外口座を作成してThe Moneytizerの収益を受け取る方法について気になるブラザーは以下の記事も参考にどうぞ。

#Wiseで海外口座を作成してThe Moneytizerの収益を受け取る方法。PayPalの代替におすすめ

※Update 2023/11/18, The Moneytizerにて、改めてPayPalの支払いが可能になりました!海外口座の作成がハードルに感じていた人はひとまず収益はPayPalで受け取れるので安心です。

収益性は高いので、せめて広告の制御ができれば言うことなし

僕がThe Moneytizerに感じている不満というか、デメリットというか、気になることはこんなところ。

僕の場合、確定申告が少し複雑になったり、海外口座が必須になったことは全然気にしていなくて、やっぱり、一番気になっているのは広告のブロックや管理が出来ないこと。これは大きなデメリットかなと。

確定申告や海外口座については自分でどうとでも対処できますが、広告の表示やブロック、調整、管理についてはどうしようも無いので、せめてもう少し広告の制御ができればな…というのが本音です。

これ、思ってるの絶対僕だけじゃないと思うんですけど、「FOOTER or SLIDE-IN」と「TOP MEDIUM RECTANGLE」「BOTTOM MEDIUM RECTANGLE」に関しては自動で配置場所を変えるんじゃなくて、位置を固定するとか、位置に合わせて広告ユニットを分けるとか、ほんと選ばせてほしい。

何かしらの参考になれば…!

#The Moneytizer – 公式HP