吸い心地は変わってないけど、使い勝手が良くなった。
発表されたばかりの新型glo「glo hyper X2(グロー・ハイパー・エックス・ツー)」ですが、BATジャパンからサンプルキットをご提供頂いたので、デザインをチェックしつつ、使用感を確認しつつ、glo hyper+からどう変わったのかレビューをお届けです。
glo hyper X2は現在販売再開中で価格は1,980円。現在は品切れ中ですが、glo公式楽天市場店でも購入できるのでこちらも要チェックです。
OLED搭載で小型&軽量化した新型モデル「glo hyper pro」について詳しく知りたい…ってブラザーは以下のレビューもあわせてどうぞ。
#glo hyper proをレビュー。加熱状況やバッテリーを確認できるAMOLEDディスプレイが素敵
glo hyper X2(グロー・ハイパー・エックス・ツー)をレビュー
それでは、届いたサンプルキットを開封しつつ、glo hyper X2のレビューをお届けです。パッケージはこんな感じ。
ユーザーガイド、クリーニングブラシ、USB A to Cケーブルが付属しています。
詳細は後述しますが、glo hyper X2はクリーニングブラシも新しくなってますよ。
glo hyper X2について知っておきたいトピックは……
- バイカラーの新デザイン
- glo hyper+から13%小型化、7%軽量化
- シャッタードア搭載
- 新しくなったLEDインジケータ
- 加熱モードを選べる独立した2つのボタンを搭載
- 発売日は2022年7月25日、価格は1,980円(税込)
- さらなるアップデートのため、発売日が10月上旬に延期。
こんなところ。それじゃ、glo hyper X2のデザインをチェックしていきましょう。
デザイン
glo hyper X2は旧モデル”glo hyper+”から大幅にデザインが変わったのも大きなトピックの1つで、マットとメタリックのバイカラーデザインがモダンでスタイリッシュ。
glo hyper X2には加熱モードを選べる2つの物理ボタンが搭載されていまして。上のボタンを長押しすると”ブーストモード”、下のボタンを長押しすると”通常モード”で起動します。
これがまたシンプルに分かりやすい。
glo hyper+はボタンが故障しやすかったですが、glo hyper X2のボタンは構造が変わったことで故障しにくくなってるんじゃないかなぁと予想してます。
充電端子にはUSB Type-Cを搭載。
メタリックな質感の反対側には”glo”のロゴ。
上面にはシャッタードアを搭載したたばこスティックの挿入口と新しくなったLEDインジケーターが搭載されているのですが、このマットとメタリックが分かれたようなデザインがやたらに唆る。
シャッタードアの動きはスムーズで、特に違和感なく開閉することができるはずです。
もう少し違う角度から見てみましょう。シャッタードアにはツマミがあるのが分かりますね。使用するときはここに指をひっかけてクイッとするだけ。簡単です。
ちなみに、glo hyper X2の底面はこんな感じになっていて……
付属のクリーニングブラシでネジのように回して開けることができます。蓋を開ける必要があるので、メンテナンスとクリーニングはちょこっとだけ面倒になったかも。
カラバリも豊富
glo hyper X2は、発売当初から様々なカラバリが登場しているので、カラーの選択肢が豊富なのもメリット。自分の好みの色が選べます。
吸いごたえや使用感
さてここからはglo hyper X2の実際の使用感や吸いごたえについてのレビューをお届けです。まず、吸いごたえや喫味についてですが……こちらはglo hyper+と大きな違いは無し。
とはいえ、使用感やユーザビリティに関してglo hyper X2は、順当に、確実に、間違いなく進化しており、LEDインジケータで充電状態や加熱時間が分かりやすくなったほか、軽くて持ちやすいというのが大きなトピックかなぁと。
glo hyper+と同じたばこスティックを使用できるので、今愛用している銘柄そのままでOKというのも大事なメリットですね。
サイズで言えば、glo hyper X2はglo hyper+から13%サイズダウンし、7%軽くなっていますが、このダイエットがめっちゃ大きくて。
glo hyper X2に慣れてからglo hyper+を持つと明らかに重く感じるほど。
ブーストモードではLEDインジケータの中心部が光るので、今どのモードで加熱しているのかも一目で分かるのもありがたいですね。
(暗い場所で使用するとLEDが顔に直撃するので…少し眩しいかも)
メタリックパーツ部分には”誘導加熱技術(IH)”を搭載しており、加熱時には熱くなるのでglo hyper X2はこの持ち方が正解な気がする。
#Tips |
前モデルとなるglo hyper+も加熱時は本体が熱くなっていましたが、こちらはボディ全体が熱くなる感じ。glo hyper X2はメタリックカラー部分が熱くなります。 |
連続で振動して加熱できないことがよくある(故障ではないけど)
ちょこっと気になったことがひとつ。
glo hyperX2は連続使用に対応していますが、時間を空けずに使おうとすると「ブーブッブッ、ブッブッブッ、ブッブッブッ」と振動して加熱できないことがあります。
これは故障ではなくて、本体が熱くなっている状態で加熱しようとすると起こる仕様みたいなのですが……結構頻繁に起こるんですよね。熱を持っている時は連続で吸えない問題。
※販売再開後のモデルでは頻発することはなくなりました。
前モデル”glo hyper+”も本体が熱くなっている時は加熱できないことがありましたが、glo hyper X2は前モデルよりも頻繁に起きる印象。筒状の部分がかなり熱くなるのです。
時間を空けて喫煙すれば問題ないのですが、冷却性能は前モデルより落ちているのかも。
メンテナンスとクリーニング方法
glo hyper X2はデザインが変わったため、メンテナンス&クリーニング方法も少しだけ変わりました。
クリーニングブラシの反対側にあるパーツをglo hyper X2の溝に合わせて回すと……
蓋が開けられるので、あとはglo hyper+と同様にブラシでガシガシ。
ユーザーガイドによれば、5回の使用ごとにクリーニング用ドアを開き、付着している液体があればティッシュでふき取る。
20回の使用ごとにシャッタードアとクリーニング用ドアを開き、ブラシで加熱部分を両側からクリーニングするように案内されています。
glo hyper+はパカッとするだけでアクセスできたので、glo hyper X2の掃除は少しだけ面倒に感じる人もいるかもですね。
glo hyper+と比較、変わったところは?
左からglo hyper+、glo hyper X2、glo hyper+
せっかくなので、前モデルとなるglo hyper+と新型モデル「glo hyper X2」をダダっと比較しておきましょう。
glo hyper+から変わったところは……
- デザイン
- 加熱温度が少し低くなった
- 充電時間が210分 → 180分になった
- 加熱モードを選べる物理ボタンを2つ搭載
- glo hyper X2はglo hyper+より熱を持ちやすい
- 価格は980円 → 1,980円に
こんなところ。glo Hyper X2とglo Hyper+を比較してみると、加熱温度は10℃低くなっていますが、使用時間や起動時間については同じ仕様になっていまして。
glo hyper X2は結構熱を持ちやすくて、連続使用できないことが頻繁にあるのは気になる点ではありますが……吸いごたえや喫味については変化なしです。
※glo hyper X2は10月上旬に発売日が延期されましたが、このあたりが改良されるのかも。詳細は続報待ちです。
2つのgloを並べてみるとこんな感じ。glo hyper X2のほうがシュッとしてかっこいいデザインになりました。
こうやって比較してみるとサイズの違いも明らか。重さも111g → 102gと9g軽くなっているので、手に持った時の印象もかなり変わってます。
たかが9g、されど9g。明らかに軽い。
glo hyper X2はLEDインジケーターも見やすくなったし、シャッタードアも使いやすくてGood。
glo hyper+と比較して喫味や吸いごたえに違いはないけれど、確実に使いやすくなりました。
glo hyper X2とglo hyper+の仕様を比較
glo hyper X2 | glo hyper+ | |
加熱温度 | 通常:250℃ ブースト:270℃ | 通常:250℃ ブースト:280℃ |
使用可能時間 | 通常:4分 ブースト:3分 | 通常:4分 ブースト:3分 |
起動時間 | 通常:20秒 ブースト:15秒 | 通常:20秒 ブースト:15秒 |
充電時間 | 約180分 | 約210分 |
連続使用回数 | 約20回 | 約20回 |
価格 | 1,980円(税込) | 980円(税込) |
発売日が10月上旬に延期されたけど理由は?
glo hyper X2の発売日はミントブルーとメタルブラックが7月25日、メタルオレンジが8月1日、ホワイトゴールドが8月8日、ブラックレッドが8月15日となっていましたが……10月上旬に延期されることが発表されました。
延期の理由を要約すると、先行レビューのフィードバックに基づき、さらなる改良を行うためってことですね。
発売日延期は全カラーが対象になっており、安全性に関するアップデートではないとのことなので、おそらく、このレビュー記事でも触れている本体が熱を持ちやすいってところが関係しているのかなぁと。
どういった理由で延期されたのか、詳細は明らかになっていないですが、マイナーアップデートモデルの販売は10月上旬に再開予定。正式な日程については決定次第公式HPにて案内するとのことなので、続報待ちです。
価格
お次にglo hyper X2の価格についてですが、価格はいずれも1,980円(税込)。gloストアおよびglo&VELOオフィシャルオンラインショップでの価格は1,480円(税込)です。
#Tips |
glo hyper X2はオンラインショップだと1,480(税込)で購入できますが、別途送料として570円(沖縄は1,171円)かかるので…合計金額は少ーしだけ割高になります。 |
全国の gloストア、glo & VELO オフィシャルオンラインショップ、コンビニ、一般たばこ店で購入可能となっているので、気になるブラザーはチェックしておきましょう。
メタルオレンジ、ホワイトゴールド、ブラックレッドはgloストアとglo&VELOオフィシャルオンラインショップ限定です。
glo hyper X2のスペックと仕様
カラー | ミントブルー メタルブラック メタルオレンジ ホワイトゴールド ブラックレッド |
サイズ | 77.5mm × 43.3mm × 21.4mm 約102g |
最高加熱温度 | 通常モード:250℃ ブーストモード:270℃ |
使用可能時間 | 通常モード:4分 ブーストモード:3分 |
起動時間 | 通常モード:20秒 ブーストモード:15秒 |
充電時間 | 約3時間 |
連続使用可能回数 | 約20回 |
販売店 | 全国の glo™ストア glo & VELO オフィシャルオンラインショップ 全国のコンビニ 一般たばこ店 |
発売日 | |
価格 | 1,980円(税込) |
追記。改良モデルは少し熱を持ちにくくなり、今のところ連続使用できない問題は解決
上:改良モデル、下:旧モデル
ブリティッシュアメリカンタバコ(BAT)から「glo hyper X2 改良モデル」が届いたので、違いをチェックしつつ、どんなところが改良されたのかダダっとチェック。
基本デザインは新旧全く同じですね。旧モデルのほうは熱を持ちやすくて連続使用できない……なんてことが頻発していたので、おそらく、ヒートシンクなどの内部機構が改良されたと思われます。
上:改良モデル、下:旧モデル
地味に、改良モデルのほうは”gloのロゴ”がちょこっと太くなり、大きくなっている模様。
上述の通り、内部機構が改良されたことで改良モデルのglo hyper X2は少し熱を持ちにくくなり、ある程度連続使用できるようになっていました。ほんのり暖かくはなりますが、旧型ほど熱くならないイメージ。
吸おうと思ったときに使えないというのは割と大きな問題だったので、BATさんの行動力が素敵過ぎた。
ちなみに、新型(改良モデル)と旧型のglo hyper X2のスペックに違いは一切ないですが、新旧の違いはロゴとパッケージに記載されている製造時期で見分けられますよ。(旧型は2002-06-**、新型は2002-08以降)
#Tips |
旧型と新型はデバイス背面の刻印でも見分けることができます。旧型は「X2 G500 Nicoventures Trading Ltd.Globe House,1 Water Street,London,WC2R 3LA,United Kingdom.」、新型は「G500 Nicoventures Trading Ltd.Globe House,1 Water Street,London,WC2R 3LA,United Kingdom.」。 X2の記載がないほうが改良モデル。 |
レビューまとめ!glo hyper+使ってる人は買い替えるのがおすすめ
アイコス → Ploom X → glo hyper+と乗り換えてきた僕のレビューをまとめるとこんな感じ。
glo hyper+はどこかデザインが垢抜けていない感じがありましたが、go hyper X2はそのあたりもしっかりクリアしてきた印象です。
というか、普通に使っていて軽い、持ちやすい、かっこいい。
喫味自体に大きな変化はないとはいえ、今glo hyper+を使っている人もすぐに買い替えちゃって良いんじゃないかなってくらいにおすすめです。価格も1,980円(税込)と相変わらず買いやすくてさすがglo。
もうラッキー・ストライク・メンソール×glo hyper X2の組み合わせから離れられない。
メリット
- バイカラーでモダンなデザインが素敵
- 少しコンパクトになり軽くなったおかげで持ちやすい
- LEDインジケーターで状態を確認しやすい
- 物理ボタンで通常モードとブーストモードが使い分けしやすくなった
- glo hyper+と同じたばこスティックを使用できる
- 高くなったとはいえ、それでも1,980円で買えちゃう圧倒的コスパ!
デメリット
- 底部の蓋を開ける必要があるので、クリーニングが少しだけ面倒になったかも
- 暗い場所だと、LEDが顔に当たって少し眩しい
- 前モデルより冷却性能が落ちているのか、連続で使おうすると振動して加熱できないことがよくある ※改良モデルは改善!
僕のglo hyper X2のレビューと評価をダダっとまとめるとこんなところ。進化して良くなったところばかりで悪いところなんてほぼ無いんじゃない? ってレベルの仕上がりです。
改良されて熱も持ちにくくなりましたし……強い。
OLED搭載で小型&軽量化した新型モデル「glo hyper pro」について詳しく知りたい…ってブラザーは以下のレビューもあわせてどうぞ。