SafariとChromeのパスワードを同期!拡張機能「iCloudパスワード」

1月末からその存在が噂されていたChromeの拡張機能「iCloud パスワード」。しばらくは拡張機能のページにアクセスできない状態だったのですが、ついにリリースされたため、SafariとChromeを併用するブラザーたちのためにさくっとシェア。
“iCloudパスワード"はパスワードの同期や管理ができる拡張機能となっており、iPhoneやiPad、Macbookで作成したパスワードを使用したり、Chromeで作成したパスワードをiCloudキーチェーンに保存できるようになります。
つまり、何が言いたいのかというと…これ嬉しい人多くない? AppleのiCloudキーチェーンってiPhone/iPad/MaxなどのApple製品でログイン情報を自動で入力してくれる便利な機能なのですが、これまではWindowsで利用することができなかったんですよね。
iCloudパスワード、普通に嬉しい。
▶拡張機能「iCloudパスワード」を見る – Chromeウェブストア
ChromeとSafariのパスワードを同期「iCloudパスワード」

2021年2月1にリリースされた「iCloudパスワード」は、その名の通りSafariとChromeで保存しているパスワードを同期できるWindows向けChromeの拡張機能。
さらっとおさらいすると、iCloudキーチェーンに保存されているパスワードをChromeと同期できる拡張機能なのですが、例えば、iPhone/iPad/Macで作成したパスワードをChromeで作成したり、逆にChromeで作成したパスワードをiCloudキーチェーンに保存することができるWindowsユーザーには嬉しい機能なのです。
Chromeの拡張機能「iCloudパスワード」でできることをまとめると…
- SafariのパスワードをChrome(Windows版)で利用できる。
- Chromeでウェブサイトにアクセスした際にiPhoneやiPad、Macで作成したパスワードを使用できる。
- Chromeで作成したパスワードをiCloudキーチェーンに保存できるほか、Appleデバイスで同じパスワードが使用できる。
- Mac版Chromeでは利用できません。
こんな感じ。iPhoneやiPad、Macで利用できるiCloudキーチェーンがChrome(Windows版)で利用できるようになりました。
iCloudキーチェーンってApple製デバイスに保存したログイン情報を自動で入力してくれるものすっごく便利な機能なのですが、これまでWindowsでは一切利用することが出来なかったので、これは嬉しいブラザーも多いのでは?
かくゆう僕もiPhone+WindowsPCの組み合わせで利用しているので、早速活用していこうかなぁと。これからはWindows用のパスワードを別途同期/管理する必要はなくなりました。Good。
Windows for iCloudが必要だけど…ブックマークの同期はオフ推薦

SafariとChromeで保存したパスワードを同期できてめちゃ便利な「iCloudパスワード」ですが、注意点が1つ。
この機能の利用には"Windows for iCloud“が必要になるのですが、SafariやChromeのブックマークが増殖して地獄を見たくなければブックマークの同期はしないことをおすすめします。
というのも、Chromeの拡張機能「iCloudブックマーク」には勝手にブックマークが増える不具合があるのですが、2017年11月から更新されておらず、ずっと放置されているのです。同じ理由でWindows for iCloudのブックマーク同期も信用できないので…それでも利用する場合は多少のリスクはあると思っておくといいかもしれません。
(僕はこの増殖バグでずいぶんと悩んだのですが、いつまでたっても改善されたので利用はやめました)

とりあえずできる対策としては、ブックマークの同期のチェックを外すこと。
リリースされたばかりの拡張機能「iCloudパスワード」が便利なのは間違いないので、まずは様子見をしつつお試ししてみるといいかもです。
いずれにしましても…SafariとChromeの併用がより便利になって嬉しいぞっと。