Ploom X(プルームエックス)をレビュー。最後のひと吸いまで美味い!JTの本気デバイス

Ploom X レビュー

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2021年8月17日に全国のコンビニエンスストア及びたばこ販売店にて発売が開始されるJTの新型加熱式たばこ「Ploom X(プルームエックス)」。

今回は発売日前に入手することができたので、さくっと先行レビューです。

Ploom Xは前モデルとなるPloom S 2.0と比べて加熱時間が約5秒短縮されていたり、使用可能時間が30秒増加していたり、サイズがコンパクトになって持ち運びやすくなったり、スペックや仕様が順当に進化したモデルになるのですが、最も大きな変化は最後のひと吸いまで美味しく吸えるということ。

これは温度と気流のどちらも考え抜いたJT独自の新しい加熱技術"HEETFLOW"によって実現したのですが、これがまたとにかく素晴らしいのです。(終わりが近づくにつれ、喫味が弱くなるのはPoomの最大の弱点でした)

僕は普段アイコスをメインで愛用しているのですが、もうPloom Xの虜。デザインや得られる体験についておさらいしつつ、レビューといきましょう。

※Update 2021/8/26, アイコスからPloom Xに乗り換えて1か月。完全にPloom Xで問題なく満足感を得ることができているので、1か月経過しての使用感をすこーしだけ追記です。

【最新加熱式たばこ】Ploom X (プルーム・エックス)公式サイト (clubjt.jp)

JTの最新加熱式たばこ「Ploom X」をレビュー

今回レビューしていくのは"Ploom X スレートグレイ"。前面にはマグネットで取り外しのできるフロントパネルが採用されており、手触りは非常に滑らか。そしてツルツル。

イタリア語で"リボン"を意味する"Nastro"デザインは滑らかな曲線が特徴で。非常に持ちやすく、前モデルからグッとコンパクトになっているというのも大きなトピックですね。

フロントパネルは簡単にパカっと取り外すことができ、公式HPで販売されているフロントパネルを購入することで自分好みの組み合わせにカスタマイズすることができます。

(フロントパネルのカラーはシルバー、スレートグレイ、ウォームシルバー、セレストブルー、アマゾングリーン、ラヴァレッド、オーシャンブルーの7色。価格は980円です)

プルームxのフロントパネルを取り外すとこんな感じで。

マグネット、LEDインジケーター、パネルを押し込むことで反応するボタンが搭載されています。

背面はこんな感じで。ボディ素材にはさらさらとした質感のアルミニウムが採用。

適度に主張してくる"ploom"のロゴも良い感じですね。ロゴはレーザー刻印でボディに刻まれているようです。

上面にはPloomシリーズで見慣れたスライドカバー。カバーをスライドするとカチッとした感覚とともにボディのLEDが点灯し、充電残量を知ることができます。

ボディ下部には充電用の"USB Type-C"端子が搭載。最大出力"7.5W"で充電することができます。

Ploom Xの付属品について(掃除用アイテムも同梱)

ここからはPloom Xの付属品について少し。

  • プルームエックス本体
  • USB Type-A to USB Type-C ケーブル(約80cm)
  • クリーニングスティック
  • クリーニングクロス

スターターキットには上記4点のアイテムが付属し、掃除用のスティックとクロスが付いてくるので買ってすぐに使い始められるというのはGoodですね。

掃除用スティックはエタノールを染み込ませたものではなくて。綿棒でも代用可能です。アイコスみたいにヒートブレードが折れる心配もありません。

Bluetoothでスマホと連携可能

Ploom XはBluetooth接続でスマホとのペアリングが可能になっており、本体LEDよりも詳細なバッテリー残量を確認できたり、スマホから一定の距離内にある時だけデバイスを起動できるようになる"デバイスロック機能"を使用することができます。

現状、そこまでの重要性は感じていないので僕は設定していないですが、Bluetoothを用いた機能はさらなるアップデートを予定しているとのこと。※Bluetooth機能を使うには"Ploom X CLUB"への参加が必要です。

Ploom Xの仕様とスペック

サイズ約43.5mm×約88.5mm×約24.0mm
約95g
カラーシルバー
スペースグレイ
加熱温度295℃
加熱時間約25秒
使用可能時間約5分
吸い込み回数無制限
20本あたりの充電時間約110分
充電端子USB Type-C
価格3,980円

Ploom Xの喫味を試す(前モデルから格段に進化して感動した)

おまたせしました。ここからはPloom Xの喫味についてのレビューです。知っておきたいトピックは…

  • 加熱時間は約25秒。※PloomS2.0から約5秒短縮
  • 使用可能時間は約5分で吸い込み回数に制限無し。※PloomS2.0から約30秒増加
  • JT独自の加熱技術「HEETFLOW」によりたばこの味わいを感じられ、吸いごたえもUP。

上記の3つ。特に、200℃ → 295℃に上昇した加熱温度とJT独自の新技術"HEETFLOW(ヒートフロウ)“による恩恵が非常に大きくなっていまして。気流から立ち上るたばこ葉の風味、吸い終わったあとに広がる余韻、そして確かな吸いごたえを実現しています。

で…肝心の味、吸いごたえはどうなの?についてなのですが、PloomS2.0を知っているともう感動を覚えるレベルに進化していました。※試した銘柄はPloom X メンソール コールドです。

  • 【味わい】
    • PloomS2.0よりも強く感じるメンソールの清涼感。
    • HEETFLOWの気流により最初のひと吸いは熱さを感じるものの、広がるたばこの風味が素敵。
    • 紙たばこをくゆらせるように、ゆったりと吸い込んで、ゆっくり楽しむのがPloom Xを美味しく味わうコツ。
  • 【吸いごたえ】
    • 吸いごたえもPloomS2.0と比べて格段にアップ。グッとくる喉へのキック感もあり、最後のひと吸いまで味わいが落ちることはありません。
    • 吸いごたえはアイコスと戦えるレベル。
  • 【満足感】
    • 上記の吸いごたえに加え、最後まで味を落とさず楽しめるようになったため満足感もばっちり。
    • アイコスよりも吸い終わったあとの余韻と風味が残るため、しっかり「吸った!」って気持ちになれます。

あくまでも、Ploom Xで"Ploom X メンソールコールド"を吸った僕の印象ですが、少なくともPloomS2.0から味わい、吸いごたえ、満足感が向上しているのは確か。

アイコスと遜色ない体験が3,980円でできるというのは多くの人にとって良い選択肢になるかと思います。(Ploomが最後のひと吸いまで味が落ちない世界線が来てしまいました)

ちなみに…Ploom Xのレギュラー銘柄には、たばこ葉の中でも香り高い葉肉部分"ラミナ"をブレンドしているそうで、風味豊かなたばこの味わいを愉しめるとのこと。レギュラー好みの人はぜひお試しあれ。

Ploom X/Ploom S用メンソールフレーバーを試す

さて、せっかくなので、Ploom Xのリリースにあわせて一新された"銘柄"の味わいも少しだけレビューといきましょう。

僕はレギュラーフレーバーがどうしても好みに合わないので、メンソールフレーバーのみとなりますが…きっと参考にはなるはずです。

Ploom X用のメンソールフレーバーは、「メビウス メンソール コールド」「メビウス メンソール フレッシュ」「キャメル メンソール コールド」「キャメル ブラックミント」「キャメル メンソール レッド」「キャメル メンソール マスカットグリーン」「キャメル メンソール パープル」「キャメル メンソール イエロー」の8種類。

プルームエックス/プルームエス用の各銘柄(メンソール)のレビューをまとめると以下の通りです。

  • 【メビウス メンソール コールド】
    • ガツンと来るのど越しと強冷メンソール。
    • 鼻から抜けるメンソールが心地よく、ほのかに薫たばこの風味が良い。
    • 風味はひたすらミント。歯磨きの後の味が嫌いな人は苦手かも。
  • 【メビウス メンソール フレッシュ】
    • プルームの銘柄の中で最もシンプルなメンソール。
    • 強めなメンソールとたばこの風味が絶妙にマッチしており、余計な味わいや風味はいらないって人はドンピシャかもしれません。
    • 満足感も高く、加熱式たばこ向けの"シンプルな"メンソールの中で一番美味いと感じました。(Ploom Xで吸った印象 )
    • とはいえ、加熱式たばこの独特な風味はある。
  • 【キャメル メンソール コールド】
    • メビウスと同等の強冷メンソール。風味はミントで、後味に香るたばこ葉の風味が素敵。
    • こちらもガツンとくるのど越しとキック感が特徴で、シンプルで強めのメンソールが好みならメビウスかこれ。
    • 満足感は高く、吸った後の歯磨きの後感は控えめ。
  • 【キャメル ブラックミント】
    • ハーバルミントが香る強冷メンソール。ハーバルとはラベンダーやミント、ローズマリーといった薬草や香草のことで、メンソール感は最強。
    • ガツンつくるメンソールとキック感、爽快でスッキリとした味わいが特徴で、例えるなら…少し苦味のあるミント。
    • メンソールの後味が結構残るため、好みは分かれそう。
  • 【キャメル メンソール レッド】
    • 柔らかいアップルの風味が香るメンソールフレーバー。美味い。
    • メンソール感はメビウス、キャメルのメンソールよりは弱めでちょうど良い感じですが、Ploom Xで使用していても後半で風味は落ちるかも。
  • 【キャメル メンソール パープル】
    • ふわっと香るベリーフレーバー。
    • メンソールは"キャメルメンソールレッド"と同等で、おそらく、イメージしている通りの風味と味わい。フレッシュミント寄りの後味で、甘ったるくはありません。
  • 【キャメル メンソール マスカットグリーン】
    • 思っているよりも香るマスカット感。喫味はキャメルレッドやキャメルパープルと似ていますが、後味にマスカットの風味が残るイメージ。
    • 鼻から抜けていく柔らかいマスカットの風味がGood。べイプでもよくあるマスカットフレーバーに近いかも。
  • 【キャメル メンソール イエロー】
    • シトラスの風味が特徴のメンソールフレーバー。
    • アイコスやグローのシトラスフレーバーと比べて"柑橘系の風味"が強く、こちらも好みが分かれそうな味わい。
    • 強めなメンソールと相まって爽快感は抜群で、シトラスの風味のあとにたばこ葉の味わいも感じられます。

僕が試したメンソール銘柄の感想とレビューは上記の通り。

上記のメンソール銘柄で僕の好みは「メビウス メンソール フレッシュ」と「キャメル ブラックミント」の2つ。味わいがシンプルなメンソールといった感じで。たばこ葉の風味とメンソールのバランスが良い感じでした。アップルの風味が楽しめるキャメルレッドも良い感じなのですが、終わりが近づくにつれ風味が消えやすいのが惜しいかなぁと。

逆に、シトラスの香る"キャメルイエロー"とベリー風味の"キャメルパープル"が僕は苦手かもしれません。(風味が強すぎると感じました)

Ploom Xの保証について(保証期間内は無償交換が可能)

ここからはPloom X(プルームエックス)の保証について。Ploom Xは非常に保証内容が充実しており、ユーザーに対して非常に良心的で。

  • 【Ploom Xに付属の保証】
    • 保証期間は買った日より18か月間(1.5年間)。
    • 保証期間中の無償交換には購入を証明するもの(販売店名、商品名、購入日)が必要。
    • 通常使用の範囲内での故障であることが確認できれば、保証規定に則って、無償にて新品との交換対応。
  • 【Ploom X Club加入時に適用される保証】
    • 適用条件は、Ploom X Clubへの入会(無料)、保証対象のデバイスがPloom X Clubでデバイス登録されていること、自損したデバイスの送付、保証回数の上限を超えていないこと。
    • 紛失した場合の保証も適用される。
    • 保証期間は、Ploom X購入時に付属する保証書に基づく保証書期間とは別に、Ploom X CLUBにてデバイス登録が完了してから2年間。
    • 保証回数はPloom X Clubのステイタスに応じて変化。1回目の保証はステイタスに関係なく無償。プレミアム以上の場合、2回目以降の申し込みはCLUB JTポイント200ptが必要です。

上記の通り、保証はかなり充実しているというのが分かるかと思います。無料で加入できるPloom X Clubの会員であれば、紛失も保証の対象となるというのは大きなポイントですね。

Ploom Xの保証対象となるのは「プルーム・エックス」と「USB Type-Cケーブル」の2つ。Ploom X Clubの会員かつ、ステイタスがプレミアム以上であれば、2回目以降の故障もCLUB JTポイント200ptを消費することで申し込みが可能というのもGoodです。

加入していなかった場合でも、購入を証明するものがあれば通常使用の範囲内で発生した故障は無償にて新品のPloom Xと交換してもらうことができますよ。※限定デザインなどの場合は同じデザインの製品と交換できない場合があります。

アイコスからPloom Xに乗り換えて1か月の使用感について

アイコスからPloom Xの乗り換えて1か月。初めてPloom Xを使用した時から感じたことなのですが、やっぱり新型Ploomで得られる満足感は本物で。しっかりと満足感を得られているため本数が増えたということもなく、アイコスを使うことは完全になくなりました。

喫味も素敵ですし、たばこ葉の風味もしっかり感じられます。加熱式特有の匂いも控えめ。アイコスからPloomへの買い替えを検討している人は安心してPloom Xに移行してみるといいかもしれません。(メンソールフレーバーはどれも清涼感が強めですが、強メンソールが好きな人にはたまらないはず)

ちなみに、アイコスといえば、ブレード無しでクリーニングいらず、お洒落なデザインの新型アイコス「IQOS ILMA(アイコス イルマ)」が登場しましたが、現状の僕はPloom Xで最高に満足しているため、どうも魅力を感じなくて。安くても8,980円という価格も躊躇する理由のひとつですし、たばこスティックに金属プレートが入っているというのもなんだかなぁって感じなのです。

アイコス イルマのレビュー記事なんかを眺めていると試してみたくなる気持ちもあるのですが、Ploom Xを使っていると8,980円という高めな価格がハードルに感じてしまうので、僕はPloom Xから買い替えることはないかもしれません。

つまり何が言いたいのかというと…Ploom Xいいですよ、ブラザー。(アイコス イルマもどれだけ変わっているか気になるので、レビューしてみるか悩み中です。気持ち的には買い替える気は全くない)

アイコスからPloom Xに乗り換える時がキタ

HEETFLOW技術により味わいと吸いごたえ、満足感を大きく向上させた新型Ploom「Ploom X(プルームエックス)」ですが、最後に僕のレビューと評価をまとめて締めといきましょう。

Ploom Xは僕の中でアイコスからの乗り換えを決めさせたくらいに優れたプロダクト。これで3,980円は強い。冗談抜きでアイコス一択じゃない世界線がやってきました。

メリット

  • お洒落でモダンなデザイン。
  • 格段に進化したスペックと喫味。
  • 前モデルの大きな弱点だった「終わりが近づくにつれ吸いごたえが無くなる」というデメリットが改善。
  • たばこの風味を感じられる種類の豊富なフレーバー。
  • 保証が充実している。(ステイタスがプレミアム以上であれば2回目以降の200ptを消費するだけで修理の申し込みができる)
  • 3,980円という買いやすすぎる価格!

デメリット

  • 無し。強いて挙げるとすれば…最初のひと吸いが熱めってことくらい。(ぶっちゃけ気にならないけど)

Ploom Xのレビューと評価まとめ!

デザイン★★★★★+
吸いごたえ★★★★☆
フレーバーの種類★★★★★
満足感★★★★☆
コスパ(価格)★★★★★+

Ploom Xの僕のレビューと評価をまとめると上記の通り。前モデルとなるPloom S 2.0とは比べ物にならないくらいに満足感が増していまして。

PloomS2.0では非常に残念だった"吸いごたえ"を保ったまま最後まで吸えるようになったというのはものすごく大きな変化かなぁと。Ploom S 2.0はどこか満足感が足りなかったのですが、Ploom Xはしっかり満足感が得られるのです。

素敵なデザインで、吸いごたえもばっちりで、満足感も十分。なにより3,980円という買いやすい価格で加熱式たばこへ移行するハードルも低いというのも大きなメリットですね。

Ploom Xは公式オンラインショップのほか、楽天市場 JT公式ストアにて発売中なので、気になるブラザーはぜひお試しあれ。

【最新加熱式たばこ】Ploom X (プルーム・エックス)公式サイト (clubjt.jp)