Netflixが高音質化!スタジオ音質に近くなります

音質が良いからNetflixを選ぶ……そんな人が増えそうです。
Netflixに、5.1ch &ドルビーアトモスに対応する新機能「高音質オーディオ」が追加されるみたいなので、簡単におさらいしておきますね。
ドルビーアトモスのハイクオリティかつ大迫力なサウンドをNetflixで楽しむには、プレミアムプラン(1,800円/月)の加入が必要となりますが、5.1chのサラウンドシステムには全プラン対応。
選ぶのに困るほど膨大なコンテンツを最高の音質で楽しめるようになるのは、素直に喜びたいところです。
とりあえず、何が言いたいのかっていうと……、Netflixの高音質化は大歓迎! 僕はなかなかの音質厨ですが、音質ってほんと大事なんですよ。
Netflixの新機能「高音質オーディオ」

Netflixに追加される「高音質オーディオ」は、より良い音質を多くのユーザーに届けるために生み出された新機能。
一般的に、ビットレートが高いほど良い音質ということになりますが、多くのユーザーが様々な環境で利用するNetflixは、ビットレートをただ上げれば良いというわけにもいかず……。
AI(人工知能)が通信速度や再生デバイスに合わせて適した音質に調整するというのが「高音質オーディオ」です。AIがユーザーの環境に合わせて自動で音質を調整してくれるので、専門的な知識は全く必要ありません。
5.1chもしくは、ドルビーアトモスに対応する音響システムがあれば、映画・ドラマ・アニメなどなど、Netflixの数あるコンテンツを最高クラスの音質で楽しめるようになると思ってOKですが、音響システムを揃える必要があったり、プランによる制限だったり、いくつかのハードルがあるのも事実ですね。
原音に近い音で楽しめる
ちなみに、Netflixはすでにドルビーアトモスに対応していますが、「高音質オーディオ」でその音質はさらに向上します。
Netflixによれば、スタジオで聴くような、より原音に近い音響を楽しめるとのこと。
原音に近いということは、映画監督の意図した音を感じることができるため、例えば、恐怖感を煽るような虫の羽音だったり、緊張感を高めてくれる細かなサウンドもばっちり聞き取れるので……、もうこれだけで魅力的じゃないですか? 僕たちの日常のくつろぎタイムに素晴らしい音がやってきます。
ドルビーアトモスって何?
さてさて、ここからはドルビーアトモスって何? という人のために、ドルビーアトモス(Dolby Atmos)について、さくっと解説しておきます。
ドルビーアトモスとは、大迫力で多次元な音を楽しめる新しい音質フォーマット。
音という音が、頭上から前後左右、あらゆる方向から流れ、鮮明で豊かなサラウンドサウンドは、実際に自分がそこにいるかのように感じることができます。音響システム的には、5.1chに空間的な音を担当する上部スピーカーが2つ増えたと思っておくといいかも。
これまでは平面的な表現しかできなかったサラウンドが、まさに立体音響と呼ぶに相応しくなるんです。それがドルビーアトモス。
ドルビーアトモスを楽しむには、対応するAVアンプがあればOKです。これから音響システムを構築するなら、ドルビーアトモスの対応は最優先……ってくらい、リアルて立体的、そして空間的な音は一味も、二味も違います。
プランで変わるNetflixの音質
最も高音質で迫力のあるサラウンドサウンドを楽しめる「ドルビーアトモス」は、プレミアムプラン(1,800円/月)限定となっており、価格はちょい高め。
Netflixで追加される新機能「高音質オーディオ」についてサクッとまとめると……
- 5.1ch
- ビットレートは192kbps~640kbps。全プランで対応
- ドルビーアトモス
- ビットレートは448kbps~768kbps。対応するのはプレミアムプランのみ(月額1,800円)
ベーシックプラン、スタンダードプランは基本的に5.1chまで対応。
ドルビーアトモスで楽しむなら、月額1,800円のプレミアムプランの加入が必要です。価値があるかどうかは…あなた次第。(僕は音響で得られる体験で大きいと思っているので、全然あり派)
5.1chもしくは、ドルビーアトモス対応の環境が必要

ドルビーアトモス対応アンプ「SONY STR-DH790」
ほんとに嬉しいNetflixの高音質化ですが……当然ながら、5.1ch/ドルビーアトモスで大迫力なサウンドを楽しむには、対応する音響システムが必要です。
5.1ch程度であれば、2-3万円程度で手頃なサラウンドシステムが手に入りますが、ドルビーアトモスに対応したAVアンプに、音質の良いスピーカーとなると結構なマネーがかかるので、このハードルは結構高め。
良い音質かつ、ドルビーアトモスに対応する音響システムを揃えるのは気合が必要ですが、すでに、音響システムが整っている人にとって試してみない手はなないですね。
僕もドルビーアトモス対応アンプで映像コンテンツを楽しんでいますが、迫力が桁違いに違います。
▶SONY STR-DH790をレビュー。最大7.1ch、4k&DolbyAtmos対応でスピーカー(SS-CS5/SS-CS8/SA-CS9)の音質も素敵過ぎた
ちなみに、WIREDの記事では実際にNetflixの新機能「高音質オーディオ」を試して感じたことを詳しくレポートしてくれているので、気になる人はこちらもあわせてチェックしてもらえれば。
ものすっごい参考になる。
▶高音質になったNetflix、その差は体験したら明らかだった(WIRED)
Source:Netflix