自分を追いかけてくれるスマホスタンド「OBSBOT Me」をレビュー!自動追跡の正確さはガチ

AI搭載 自動追跡 スマホスタンド OBSBOT ME レビュー

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ゴツめなフォルムだけど、自動追跡で常に自分を撮ってくれるスマホスタンド兼自撮り棒。

AI搭載で自動追跡してくれるスマホスタンド「OBSBOT Me」をREMO TECH(リモテック)からご提供頂いたので、じっくり眺めつつ、機能や使用感についてダダっとレビューをお届けです。

OBSBOT Meの価格は23,999円。OBSBOT公式HPのほか、Amazon、楽天でも購入できるので、ただのスタンドだけじゃない、リッチなスマホスタンドを探していたブラザーは参考にどうぞ。

コンパクトに持ち運べて、アプリやスマホとの連携も必要なくて、自動追跡してくれて……OBSBOT Meはスマホスタンドとしてシンプルに強い。

AI搭載で自動追跡してくれるスマホスタンド「OBSBOT Me」をレビュー

収納ケースが秀逸。

レビューの前に、まずは「OBSBOT Me(オブスボット ミー)」の機能や性能について簡単におさらいです。

OBSBOT Meの付属品は、OBSBOT Me本体×1、USB Type-Cケーブル×1、三脚、ジョイント調整コイン、マニュアルと保証書。

ケースをパカッと。

以前レビューしたOBSBOT Tinyと同様に、OBSBOT Meにもしっかりとした収納ケースが付属するのはGoodですね。

知っておきたいトピックは……

  • AI搭載で自動追跡するスマホスタンド
  • 持ち運び用の収納ケースが付属
  • スマホとの連携やアプリが不要!(すぐ使える)
  • 充電端子はUSB-C
  • ネジ穴は汎用性の高い「USN 1/4-20」
  • 価格は23,999円

こんなところ。

OBSBOT Meの持つ機能はとにかくシンプルで、「AIで自動追跡し、ユーザーを画角に捉え続ける」がこのスタンドのすべて。自動追跡機能に特化しているので、その他余計な機能は一切ナシです。

スマホスタンド×AI×自動追跡なので、コンパクトで持ち運びやすいのに自動追跡のパフォーマンスも秀逸。

実際に使ってみると、ちょこっとだけ惜しいところもありましたが……まずはデザインを見ていきましょう。

デザインを眺める

OBSBOT Meの根幹となるボディはこんな感じ。サイズ感は卵くらいで、ターゲット追跡用のカメラと状態を表すLEDインジケーター、電源ボタンを搭載してます。

※カメラはあくでもも追跡用です。Webカメラとしては使用不可。

背面には充電用のUSB Type-C端子。

USB-A to USB-Cケーブルも付属していますが、電源アダプタは付属しないので、電源アダプタが無い人は別途購入しておきましょう。

底面には、スタンドや三脚などを取り付けるためのネジ穴が設けられており、規格は「USN 1/4-20」なので汎用性も高め。ゴリラポッドなどサードパーティのスタンドや三脚にも対応しています。

こちらがOBSBOT Meの付属スタンド。ちょうど手で握れるくらいのサイズ感ですね。

スタンドを開いてみるとこんな感じになっていまして。スタンドのネジ穴もUSN 1/4-20規格です。この規格ほんと汎用性高くて好き。大抵のアクセサリーと互換性がありますよ。

OBSBOT Meとスタンドをがっちゃんこ。スマホの固定ホルダーは折り畳み可能で、9時/12時/3時の方向で固定することもできます。

※スマホ装着時だと重みで自動追跡がうまく作動しないため、基本は12時の方向で固定です。

iPhone/Androidスマホを装着し、試してみる

iPhone 13 mini
Google Pixel 5a

OBSBOT MeにiPhoneとAndroidスマホ(Pixel)を装着してみるとこんな感じ。

ホルダーの対応幅は55-84mmとなっていて、最大で270gまでのスマホを固定できます。

スマホホルダーは固定力が強く、ちょっとやそっとのことじゃ外れない印象。めっちゃがっちりめに固定してくれます。

※ホルダーの固定力は思っているよりも強いなので、iPhoneの純正レザーケースなどを付けたまま装着する場合は要注意。ガチャっとなってすり傷が付くかも。

OBSBOT Me ホルダー 上下の可動域

それとホルダー関連でもうひとつ。左右(横軸)の可動域は"AI"が制御してくれるとして……上下(縦軸)の可動域は狭いので、このあたりはご注意を。

ホルダーの構造上仕方ないかもですが、スタンドとして使う時にちょっと気になった。

ちなみに、ホルダーはスマホのボタン類が干渉しない構造です。

三脚として固定した状態はこんな感じ。

自撮り棒的な使い方をするとこんな感じ。

付属スタンドは、見た目的にプラスティッキーかと思いきや、普通に使うぶんには強度もあるので、シンプルに使いやすくてですね。

OBSBOT Meは自撮り棒的な使い方もできますが、スタンドとして固定した時に本領を発揮して活躍してくれると思います。

自動追跡機能はめっちゃ優秀

さて、OBSBOT Meの「AI自動追跡」についてですが……これはもうめっちゃ優秀。OBSBOT Tiny 4Kの時も追従性が高くて驚きましたが、OBSBOT Meもがっつり僕の動きを追いかけてくれました。

しかも、速い動きにも全然食らいついてくるレスポンスの良さ。ブラシレスモーターだからこその素速い動きが実感できると思います。

ただ、スタンドとして使う場合はその性能を惜しむことなく発揮してくれますが、自撮り棒的な使い方をしていると、ちょこちょこ見失う時があったので、近くよりも、少し離れているほうが追跡性能が高いのかもですね。

自動追跡に特化しているだけあり、OBSBOT Meの追跡性能とオートフレーミングはさすがです。

#Tips
OBSBOT Meの対応追跡距離は公称値で15m。ただし、15mも離れるとちょこちょこ見失うことがあったので、5mくらいで快適に使えるかと思います。

操作方法とLEDの表示

このあたりで、OBSBOT Meの操作方法とLEDの見方についてもダダっとおさらいしておきますね。

OBSBOT Meはボタン長押しで起動。ボタン1回押しでターゲットのロック/ロック解除ができます。また、ハンドジェスチャー操作にも対応しているので、操作性はかなり良き。

操作方法

長押し(3秒間)電源ON/OFF
起動後、1回押し追跡対象のロック/ロック解除
顔の横で手のひらを広げる追跡対象のロック/ロック解除

LEDの光り方と状態

LEDが青色に変わり、5秒点灯した後、1秒ごとに青色に点滅初期化中
緑色に点灯ターゲットをロックしていない状態
青色に点灯ターゲットをロックしている状態
LEDが2回点滅してから点灯ジェスチャーの認識
青色で点滅追跡対象検索モード
黄色に点灯追跡対象を見失った状態
緑と青に交互に点滅デバイスのアップグレード中
黄色に点滅アップグレードに失敗
緑、黄、青に点滅ジンバルやAIのエラー

充電状態を確認する

  • バッテリー残量
    • 0-9%【赤】
    • 10-49%【黄】
    • 50-100%【緑】
  • 充電中
    • 0-9%【赤色で点滅】
    • 10-49%【黄色で点滅】
    • 50-99%【緑色で点滅】
    • 100%【緑】

スペックと仕様

サイズ(使用時)55mm x 66.5mm x 209mm
サイズ(収納時)68mm x 56mm x 139mm
重さ200g
対応スマホの重量200g±70g
対応スマホの幅55-84mm
対応スマホの厚み≦10.5mm
バッテリー950mAh
使用可能時間:120分
充電時間:75分
USB Type-C
ジンバル着脱不可
動作可能範囲:横軸±150°
構造上可動範囲:横軸±160°
最大速度:120°/秒
追跡可能距離15m
その他三脚用ネジ穴(USN 1/4-20)
AI搭載自動追跡
ブラシレスモーター
アプリ不要

OBSBOT Meのスペックと仕様については上記の通り。より詳しいスペックが見たい人は公式HPもあわせてチェックしておきましょう。

OBSBOT Meのスペックと仕様 – 公式HP

レビューまとめ。旅のお供にOBSBOT Meはいかが?

さてさて、AI×スマホスタンド×優秀な自動追跡で唯一無二な体験を提供してくれる「OBSBOT Me」ですが、もうかなり良い感じ。

見た目は少々ごつめですが、コンパクトに持ち運べますし、なにより、自動追跡のオートフレーミングが優秀です。とにかくターゲットを追いかけ続ける。

最後に、OBSBOT Meの僕のレビューをまとめておこうと思うので、購入を検討しているブラザーの参考になれば。

Good!!

  • AIの自動追跡がめっちゃ優秀
  • スタンドとして固定もできるし、自撮り棒ライクな使い方もできる
  • 作りがしっかりしていて、コンパクトに持ち運び可能なカジュアルさ
  • アプリもスマホとの連携も必要ない

Bad。

  • 上下の可動域が狭いかも
  • 距離が近すぎると動作が不安定になることがある
  • 絶妙に購入のハードルとなりそうな価格

OBSBOT Meのレビュー&評価まとめ

デザイン★★★★☆
AIの自動追跡★★★★★
頑丈さ★★★★☆
持ち運びやすさ★★★★☆
コスパ(価格)★★★★☆

OBSBOT Meの僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。自動追跡できるスマホスタンドとしては、かなり満足できる体験を与えてくれるんじゃないかなぁと思います。

惜しいのは、上下の可動域がちょっと狭めなことと、23,999円と価格が少々高めってことくらい。(自動追跡の性能を考えれば高すぎるわけではないですが…) 逆に、価格のハードルをクリアできればおすすめできるスマホスタンドですね。

OBSBOT Meはブレを抑制するような機構を搭載していないため、そういった用途でスマホスタンドを探しているなら、同じ価格帯だと3軸ジンバルを搭載している「DJI Osmo Mobile6」あたり。自動追跡で選ぶなら「OBSBOT Me」といった感じ。

持ち運びやすいですし、今度は旅のお供にOBSBOT Meを連れて行こうかと思います。自動追跡はほんとにすごいぞ、OBSBOT Me。

GadgetReview

Posted by Yusuke Miyamoto