5,000円台で買えるノイキャンイヤホン。
QCY Japanより、5,000円と少しで買えるのにノイズキャンセリングを搭載するイヤホン「QCY MeloBuds Pro」をご提供いただいたので、使用感や音質についてレビューをお届け。
日常使いに十分な電池持ちと快適な装着感、SBCの3倍の情報量を伝送できる高音質コーデック”LDAC”にも対応するほか、専用アプリで細かい設定なんかもできるので、とにかくコスパ重視!って人にはおすすめできるイヤホンかも。
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QCY MeloBuds Proをレビュー。ノイキャン搭載で5,000円の高コスパイヤホンの音質と使用感を試す

QCY MeloBuds Proは、定価6,980円でLDAC対応&ノイズキャンセリングを搭載するワイヤレスイヤホン。イヤホン本体にはAirpodsのようなステムがあり、耳の3点で均等に力を分散する”3点分散設計”と片側4gという軽量設計による快適な装着感も特徴です。
LDACとは、従来のSBCコーデックの約3倍の情報量を誇る高音質コーデック。原音に忠実かつクリアなサウンドでハイレゾ相当の音質で音楽を楽しめます。iPhoneでは使用できず対応するAndroidスマホでのみ使用可能...という点にはご注意を。
QCY MeloBuds Proは、日本オーディオ協会(JAS)からハイレゾオーディオ&ハイレゾワイヤレス認証を取得しているため、特に音質に注目したいイヤホンかなと。QCY独自の空間オーディオアルゴリズムと12mmダイナミックドライバーにより、音質にもしっかりコミットしてくれてます。








QCY MeloBuds Proは名前に”Pro”の名を関していますが、デザイン的には同価格帯のイヤホンと大差なしで、QCY T13 ANCやMeloBuds ANCとケースの作りや質感はほぼ同等です。
- セール時5,000円台で買えるコスパ
- ハイレゾ相当の高音質コーデック”LDAC”対応
- 日本オーディオ協会のハイレゾ認証取得
- 12mm大口径ドライバー
- アダプティブノイズキャンセリング搭載
- イヤホン片側で4.4gの軽い装着感
- 自動装着検知
- 最大2台までのマルチポイント接続
- ANCオフで最大34時間の音楽再生
- 10分の充電で2時間再生できる急速充電対応
- 低遅延のゲームモード
優れた音質と音響関連機能、十分なノイキャンを備えていて、定価6,980円(セール時の価格は5,584円ほど)で買えるのは相当なコスパ。
秀逸すぎるのが「自動装着検知機能」で、AirPodsやWF-1000XM5のようにイヤホンを耳から外すと自動で音楽を一時停止し、再び装着すると再生。5万円のヘッドホンでこの機能を搭載しないものもあるので...自動装着検知機能はQCY MeloBuds Proのコスパをさらに際立たせてくれます。

QCY MeloBuds Proのサイズと重さについてですが、ノギスとデジタルスケールで計測したところ、ケースは50.8mm×56mmで重さは33.2g。イヤホン片側が4.4gで、イヤホンをケースに収納した状態の重さは42.1gでした。ほぼ公称値と一致しており、コンパクトで軽い。
QCY MeloBuds ProのパッケージにはQCY MeloBuds Proのほか、イヤーピース(S/M/L)と充電ケーブル、取扱説明書も付属します。
QCY MeloBuds Proのスペック | |
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名称 | QCY MeloBuds Pro |
モデル | BH24HT08A |
サイズ | イヤホン:20.7×33.6×23.4mm ケース:56.3×51.1×28mm |
重さ | イヤホン+ケース:42.1g イヤホン片側:4.4g ケース:33.2g |
バッテリー | 通話約8時間、音楽約34時間(ANCオフ) 通話約7時間、音楽約30時間(ANCオン) |
バッテリー容量 | 350mAh |
Bluetooth | 通信距離:10m Bluetoothバージョン:5.3 対応プロトコル:HFP/A2DP/AVRCP |
ドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC |
付属品 | イヤホンと充電ケース 取扱説明書 Type-C充電ケーブル イヤーピース(S/M/L) |
価格 | 6,980円 |
ちなみに、QCY MeloBuds Proの電池持ちはイヤホン単体で8時間、ケース込みで最大34時間(ANCオフ時)となっており、通学や通勤で使うには十分な電池持ち。10分で2時間の音楽再生ができる急速充電にも対応しているので、充電し忘れてた時も安心です。
QCY MeloBuds Proの操作方法について

さて、お次はQCY MeloBuds Proの主な操作方法についてですが、このイヤホンはステム部分にタッチセンサーを搭載していまして。イヤホンをタップするだけで様々な操作が可能です。
QCYアプリでタッチ操作の動作を変更できるほか、レスポンスも良好。操作方法については以下の通りなので、こちらもぜひ参考にどうぞ。
QCY MeloBuds Proの操作方法 | |
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電源オン | 蓋を開ける |
電源オフ | 蓋を閉める |
音声アシスタント | 左側のイヤホンを3回タップ |
ゲームモード | 左側のイヤホンを1.5秒長押し |
ANC ON/OFF 外音取り込み切り替え | 右側のイヤホンを1.5秒長押し |
再生/停止 | 2回タップ |
曲送り | 右側のイヤホンを3回タップ |
着信の応答/通話の終了 | 2回タップ |
着信拒否 | 1.5秒長押し |
QCY MeloBuds Proの音質はクリアで伸びやかな高音域が特徴

ここからは、QCY MeloBuds Proの音質について。
QCY MeloBuds Proは、12mmの大口径ドライバーと独自の空間オーディオアルゴリズムを搭載し、空間全体を包み込むような立体音響を実現しているとのことですが、じっくり聴きこんできたので、いつものレビュープレイリストを視聴して音質のレビューをお届けです。
QCY MeloBuds Proの音質については申し分なしで、低音域~高音域にかけてバランスよく鳴り、音域も豊か。とても6,980円(セール時5,000円台)で買えるイヤホンとは思えない音質。
音の分離感にも優れており、宇多田ヒカルのtravelingなど、様々な音が飛び交う楽曲ではひとつひとつの音を細かく感じ、聴き分けられて、ベース音が潰れるようなこともなく、きっちり分離しているように感じられます。

専用アプリから「空間オーディオ」を有効化し、BananaramaのLove in the First Degreeを聴いてみると、QCY独自の音響アルゴリズムによる空間の広がりや立体感を感じることもできたので、このあたりは”Pro”らしい性能をしっかり感じられたかなと。さすがにこの音質で6,980円は...強い。
専用アプリでは、ノイズキャンセリングや音質、オーディオバランス、タッチ操作の挙動を変更することができるほか、ソフトウェアアップデートや工場出荷時リセットなど、本体に関する設定が変更可能で、アカウントを作成しなくても”ゲストログイン”ですぐに使い始められるのも嬉しい。
QCY MeloBuds Proの周波数特性。音質の傾向はドンシャリ

QCY MeloBuds Proの周波数特性を計測してみると上記グラフのとおり。
中~高音域にピークがあり、低音域もグッと持ち上がっていることからも音質は「ドンシャリ傾向」ですね。周波数特性の計測結果と実際に聞いている音質の印象も一致しており、パワフルな低音を感じやすく、伸びやかな高音域に特徴があります。
QCY MeloBuds Proはボリュームが控えめに調整されていますが、空間オーディオを有効化するとさらに音量が小さくなり、低音域の幅が狭くなる印象なので、映画やアニメを見るときは空間オーディオ、音楽を聴くときはそれ以外の設定がおすすめ。
※レビュー用の周波数特性計測で使用している機器や計測方法については"レビューの評価基準について"からどうぞ。
周波数特性とは、入力電圧を一定にした状態で周波数を変化させた時に出力される音圧がどのように変化するかを表したもの。
グラフの見方としては、ざっくり200Hz以下が低音域、200Hz~700Hzが中低音域、700Hz~3KHzが中高音域、3KHz~7KHzが高音域、7KHz以上が超高音域。環境や機器で計測結果は異なるため参考程度に。
QCY MeloBuds Proのノイキャン性能について
QCY MeloBuds Proは、周囲の騒音レベルをリアルタイムで分析し、最適なノイズキャンセリング強度に自動で調整してくれる「アダプティブノイズキャンセリング(ANC)」を搭載しており、
電車内やカフェなどで周囲のノイズをシャットアウトしてくれるのも大きなメリットの1つ。
さすがに数万円のイヤホンと比べるとノイキャン性能は控えめですが、QCY MeloBuds Proのノイズキャンセリングはちゃんと効いていて、真横にあるパソコンのファンは聞こえなくなりますし、空調の動作音もほぼわからなくなるくらいに軽減。
2m後ろにある水槽の水が流れる音は聞こえますが、価格を考えると相当優秀なノイズキャンセリングかなとQCY公式によれば、MeloBuds ProのANCは最大46dBのノイズを低減する効果があるとのこと。
ちなみに、QCY MeloBuds Proは3つのマイクによる「ENCノイズキャンセリング」も搭載しており、周囲の騒音を的確に捉えて騒音を低減。騒がしい環境でも相手の声が聞き取りやすく、自分の声もクリアに伝えることができるのもメリット。
QCY MeloBuds Proは装着感にも優れていて耳の3点でイヤホンを均等に支える「3点分散方式」を採用しており、4gの重さも相まって装着感は快適。耳に装着していても簡単にズレることもないですし、ワークアウトや通勤、通学のオトモにも最適です。
QCY MeloBuds ProのFAQ
最後にQCY MeloBuds Proでありがちな「FAQ」についてもざっとご紹介しておきます。
- QCY MeloBuds Proの対応コーデックは?
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SBC/AAC/LDACに対応。iPhoneはAAC。Androidの場合はスマホが対応してればLDACでハイレゾ相当の音質で音楽を聴けます。
- QCY MeloBuds Proは防水性能ある?
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イヤホンはIPX5等級の防水性能を備えているため、汗や雨くらいなら大丈夫ですが、充電ケースは防水ではないので要注意。
- QCY MeloBuds Proの動作がおかしいからリセットしたいんだけど
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- イヤホンを充電ケースに戻し、充電ケースの蓋を開いたままにする
- 両イヤホンのタッチセンサーを素早く5回タッチする
- 白いLEDが5回点滅し、消灯したらリセット完了
- Bluetooth機器側からQCY Crossky Q30の登録を削除する
- もういちどペアリングする
- QCY MeloBuds Proは市販のイヤーピースをつけれる?
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QCY MeloBuds Proのイヤホンノズルは”楕円形”になっているため、一般的な形状の市販のイヤーピースは使用不可。柔らかいタイプのイヤーピースなら付けれないこともないけど、ジャストフィットさせるのは難しいかも。
- ノイズキャンセリングがうまく効かないんだけど
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QCY MeloBuds Proのノイズキャンセリングが正常に動作しない場合は以下の方法を試してみると改善されるかもしれません。
- QCYアプリでイヤホンのファームウェアをアップデートする
- 自分の耳に合うイヤーピースに交換する
- 個人的にはちょい大きめサイズがおすすめ
- 周囲が騒がしい環境ではノイキャン性能が効きにくい
それでも改善されない場合は本体を一度リセットするのもあり。
QCY MeloBuds Proのレビューまとめ!音質もノイキャンも価格以上

さて、QCYの高コスパワイヤレスイヤホン「QCY MeloBuds Pro」の使用感や音質、ノイズキャンセリングについてレビューをお届けしてきましたが、これはなかなかの良イヤホン。
買いやすい価格も魅力ですが、なによりもそれを上回る音質と自動装着検知機能が素敵でした。最後に僕のレビューと評価をまとめておこうと思うので、ぜひ参考にしてもらえれば。

QCY MeloBuds Pro レビュー&評価
コスパ重視ならものすごく良い選択肢になるかも。
メリット
- セール時5,000円台で買えるコスパ
- LDAC対応
- 伸びやかな高音域が特徴の音質
- 自動装着検知
- 十分な性能のノイキャン
デメリット
- Proを名乗るには性能不足
- ケースのヒンジが弱そう
- 質感がさらさら過ぎてよく滑る
音質 | |
機能 | |
装着感 | |
デザイン | |
コスパ | |
総合評価 |
※レビューの評価基準についてはこちら。
個人的に気になったのは、Proと名乗ってるのにそのほかのイヤホンと変わらないケースの質感や見た目の雰囲気くらいで音質や性能は間違いなく価格以上。
セール時は5,000円台で購入できるので、通学/通勤用など、普段使いのイヤホンをコスパ重視で選びたい...って人にはおすすめです。何かしらの参考になれば!
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対象製品 | QCY MeloBuds Pro |
クーポンコード | YYJYOSNA |
セール価格 | 5,584円 |
クーポン適用後の価格 | 5,235円 |
有効期間 | 2025年3月9日23時59分まで |
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