コスパ良好な解放型イヤホン。
TRUEFREEより、スポーツに特化したオープンイヤーイヤホン「TRUEFREE O1」をご提供いただいたので、使用感や音質についてダダっとレビューをお届け。
TRUEFREE O1は、耳を塞がない”開放型”なので、音質や音圧はどうかな…と思いきや、16.2mmのダイナミックドライバーのおかげでかなり良い聴き心地。
耳を塞がないオープンイヤーイヤホンTRUEFREE O1をレビュー。音質や使用感を試す
それじゃ、早速オープンイヤーワイヤレスイヤホン「TRUEFREE O1」のレビューといきましょう。パッケージはこんな感じで非常にシンプル。
TRUEFREE O1について知っておきたいトピックは以下の通りです。
- 人間工学に基づき開発された解放型のワイヤレスイヤホン
- IPX4等級の防水性能を備えるスポーツ向けイヤホン
- 軽い装着感
- 16.2mmダイナミックドライバーと低音補強アルゴリズムを搭載。解放型ながら優れた音質を実現
- Bluetooth 5.3
- 定向性伝音技術を採用し音漏れを低減
- 2台の端末に同時接続可能なマルチポイント接続
- イヤホン単体で最大10時間、充電ケース込みで最大45時間の電池持ち
TRUEFREE O1は、耳を塞がないオープンイヤーのワイヤレスイヤホンで、ケース込みで最大45時間の長い電池持ち。5,380円で買えるコスパも秀逸かなと。
充電ケーブルはUSB Type-C(長さは約20cm)。まずはTRUEFREE O1のデザインを眺めつつ、レビューをお届けです。
デザインを眺める
TRUEFREE O1の充電ケースのデザインはこんな感じ。
サイズは9.76×7.18×3.35cm。重さは170gと少々大きめかも。
充電ケース前面には充電状態を表すLEDインジケーターが搭載。点灯しているLEDの数でケースのバッテリー残量を知ることができます。
ケース背面には充電用のUSB Type-C端子。
TRUEFREE O1のケースをパカッと。イヤホン自体が大きめで掴みやすい形状をしているので、ケースから取り出すのは簡単です。
お次はTRUEFREE O1のイヤホンのデザインについて見ていきましょう。
イヤホンの重さは片側11gと非常に軽く、装着も非常に簡単。イヤホン本体には様々な操作に対応したタッチセンサーを搭載してます。
TRUEFREE O1は解放型イヤホンですが、音響技術には”定向伝導式”が採用されており、耳との接触無しで豊かな音質、雰囲気の優れる聴覚体験を実現しているとのこと。
詳細は後述しますが、TRUEFREE O1は周囲にも音漏れしにくい。シンプルに使いやすいイヤホン。
解放型で周囲の音が聞こえる安心感。TRUEFREE O1の使用感
開放型で周囲の音が聴こえる安心感が素敵。
さて、ここからはTRUE FREE O1の使用感について。本体の軽さと形状も相まって、装着感は非常に軽く、耳掛け式で頭を振ったくらいではこぼれ落ちない安定感もあります。
スポーツ向けに開発されていることもありTRUEFREE O1が活躍してくれるシチュエーションはやっぱりランニングやアウトドア。
解放型なので、イヤホンを付けて走っている時に感じやすい風切り音なども少なく、IPX4等級の防水性能を備えているため、汗による水濡れも気にする必要がないかなと。
TRUEFREE O1は、音漏れも少なく、通勤や周囲の音を聴きながらの作業にも最適です。TRUEFREE O1は周囲の音を聴ける”解放型”というのが一番のメリット。
#Tips |
TRUEFREE O1の音漏れの目安ですが、音量60%~70%くらいで1mの距離まで近づくと僅かに聞こえるくらい。音量40%くらいだと音漏れはほぼ聞こえず、それでいてしっかり音楽も楽しめるので個人的には40%くらいの音量で音楽を楽しむのがおすすめ。 |
電池持ち
TRUEFREE O1は、イヤホン単体で最大10時間。ケース込みで最大45時間の電池持ち。ケースは大きめですが、そのぶん電池持ちは良い感じですね。
- イヤホン単体:最大10時間
- ケース込み:最大45時間
充電ケースのLEDインジケータの見方と意味については以下の通りなので、こちらも参考にどうぞ。
充電ケースのバッテリー表示
100%~60% | 3つの白いLEDが点灯 |
59%~30% | 2つの白いLEDが点灯 |
30%以下 | 1つの白いLEDが点灯 |
ケースを充電している時のバッテリー残量
100% | 3つの白いLEDが点灯 |
99%~60% | 3つの白いLEDが点滅 |
59%~30% | 2つの白いLEDが点滅 |
30%以下 | 1つの白いLEDが点滅 |
TRUEFREE O1の音質を試す
お次は「TRUEFREE O1」の音質について。解放型のイヤホンなので、周波数特性などは計測していないですが…どんな風に聞こえるのか?音質はどうか?にフォーカスしてレビューしていきます。
音質を試すために視聴するのはいつものレビュープレイリスト。
TRUEFREE O1は高音質コーデック”LDAC”に対応するため、今回はコーデック:LDAC、Galaxy Z Flip5の組み合わせで音質を試していきます。
#Tips |
LDACはソニーが開発した高音質コーデック。従来のBluetooth用コーデック”SBC”と比べ約3倍の情報量を伝送可能でハイレゾ相当の音質を誇ります。最大990kbpsの伝送レートを確保することで、96kHz/24bitまでの音質伝送を実現しており、音の歪みを大幅に低減しつつ、音質も向上。原音に忠実にハイレゾ音源の繊細な表現を再現してくれる。 |
音質を試すため視聴したプレイリスト
- traveling – 宇多田ヒカル
- Love in the First Degree – Bananarama
- bad guy – ビリー・アイリッシュ
- Don’t Stop Believi’n – Glee
- DOLLS – Janne Da Arc
- 恋をするだけ無駄なんて – シャ乱Q
- サヨナラの意味 – 乃木坂46
- Bad Romance – Lady Gaga
- Talking to the Moon – ブルーノ・マーズ
- Ave Maria – Jackie Evancho
- 可愛くてごめん(feat.ちゅーたん CV:早見沙織)
- ラヴィット – ピノキオピー
- Creep – Radiohead
TRUEFREE O1は耳を塞がないオープンイヤーのワイヤレスイヤホンですが、音質と音圧は上々。
音量を上げるにつれて”音漏れ”は避けられないものの、音量を上げて視聴した場合は”Bad Guy – bad guy”のベースラインも感じられるほか、折り重なるように入るコーラスもしっかり感じられるほど。
解放型の特性上、バスドラムなどの低音域は少し軽く感じてしまいますが、逆に、アコースティックギターなどは空気感を感じることができるため、周囲の音を聴きながら音楽を楽しめることを考えると…十分すぎる音質かなと。
個人的に、TRUEFREE O1は30%~40%くらいの音量で楽しむのが、周囲の音をしっかり聞けて、音楽も”ながら聴き”できて、バランスがちょうどいいのでおすすめです。
操作方法
TRUEFREEのロゴの上あたりがタッチセンサー。
最後に、TRUEFREE O1の操作方法についてもダダっとおさらいです。形状が普通のイヤホンとは違うため、最初は位置が分かりにくくて”慣れ”が必要かもですが、操作はしやすい。
TRUEFREE O1の操作方法
電源オン | 自動:充電ケースから取り出す 手動:イヤホンを1.5秒長押し |
電源オフ | 自動:イヤホンを充電ケースに戻す 手動:イヤホンを10秒長押し |
再生/停止 通話の応答 | イヤホンを素早く2回タップ |
音量を下げる | 左側のイヤホンを1回タップ |
音量を上げる | 右側のイヤホンを1回タップ |
次の曲 | 右側のイヤホンを1.5秒長押し |
前の曲 | 左側のイヤホンを1.5秒長押し |
着信拒否 | 着信中にイヤホンを1.5秒長押し |
通話切り替え | 通話中にイヤホンを1.5秒長押し |
音声アシスタント | 右側のイヤホンを素早く3回タップ |
ゲームモード | 左側のイヤホンを素早く3回タップ |
TRUEFREE O1の基本的な操作方法は上記のとおり。
タッチ操作のレスポンスはぼちぼちといった感じで、タップしてから反応するまでに一拍空く印象かなぁと。
TRUEFREE O1をリセットして初期化する必要がある場合は、充電ケースの蓋を開いた状態で充電ケース内側にあるボタンを10秒長押しです。
TRUEFREE O1は2台のマルチポイント接続にも対応
TRUEFREE O1は、同時に2台のデバイスとペアリングして使用できる「マルチポイント接続」に対応しているため、こちらも接続方法についてダダっとご紹介。
- イヤホンが電源ONの状態でAデバイスと接続する
- AデバイスのBluetooth機能をオフにする
- イヤホンがペアリングモードに入るため、Bデバイスとペアリングする
- Bデバイスのペアリングが完了したら、AデバイスのBluetoothをONについてもう一度ペアリングする
TRUEFREE O1は2つのデバイスを同時にペアリングして使用することができるため、スマホとタブレット、PCなどを繋いでおくのがおすすめ。
TRUEFREE O1のスペックと仕様
製品名 | TRUEFREE O1 |
ケースのサイズ | 9.76×7.18×3.35 170g |
イヤホンの重さ | 11g |
ドライバー | 16.2mm ダイナミックドライバー |
接続 | Bluetooth 5.3 接続距離:10m |
周波数帯域 | 20Hz – 20KHz |
対応コーデック | AAC,SBC,LDAC |
バッテリー | イヤホン:60mAh ケース:700mAh 充電時間:2時間 |
使用時間 | 最大10時間 ケース込み:最大45時間 |
その他 | 開放型/空気伝導式 タッチ操作対応 ENC通話ノイズ低減 ゲームモード USB Type-C IPX4の防水性能 12か月の製品保証 |
価格 | 5,380円 |
TRUEFREE O1のユーザーガイドはオンラインでPDFが公開されているので、こちらも参考にどうぞ。
TRUEFREE O1のレビューまとめ!環境音を聞きながら音楽を聴く時におすすめなイヤホン
さてさて、耳を塞がないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン「TRUEFREE O1」の音質や使用感、スペックについておさらいしつつ、レビューをお届けしてきましたが、最後に僕のレビューと評価をまとめておきます。
コスパ良好で周囲の音も聞きながら音楽を楽しめるイヤホンを探しているなら、TRUEFREE O1はすごく良い選択肢になってくれるかも。
TRUEFREE O1 レビュー&評価
コスパ良好な解放型イヤホン。
✓good!
- 5,380円で買えるコスパ
- 解放型で優れた音質
- Bluetooth 5.3で安定した接続
- 軽い装着感
- 最大45時間の電池持ち
✓not good
- タッチパネルのレスポンスはぼちぼち
- ケースの耐久性が不安
- 解放型の特性上、低音は軽め
✓Rate
音質 | 装着感 | 解像度 | 定位感 | コスパ |
B | A | B | B | S |
デザイン | ノイキャン | 外音取り込み | 持ち運びやすさ |
A | – | – | B |
総合評価 | ★★★★☆ (4/5点) |
※レビューの評価基準についてはこちら。
TRUEFREE O1の僕のレビューと評価をまとめるとこんな感じ。価格を考えると、なかなかに”買い”なワイヤレスイヤホンかなと。
特に、TRUEFREE O1はランニングなどのスポーツ用途で使うことを考えている人におすすめできるイヤホンです。開放型のイヤホンを探していた人はお試しあれ。