予算10万円で「Intel Core i5 10400F」自作PCの構成を考えてみる

第10世代 Intel Core i5

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僕はメインPCがRyzen 2700Xの自作PC、リビングにはIntel Core i7(第4世代)のPCを使用しており、Ryzenの方は全く問題なく快適に使えているのですが、最近Intel PCの利用頻度が上がり不満が募るようになってきました。

さすがに、もう6世代も前のCPU(現行モデルは第10世代)ですし、年月で言えば7年物のPC。さすがにそろそろ新調してみるか! となったので、今回のトピックは “コスパに優れる自作PCの構成" について。

予算は10万円。CPUは現行で最もコスパが高く、同価格帯のなかでも高性能な “Intel Core i5 10400F" をチョイスし、ゲームもぼちぼち遊べるような自作PCが作れたらなぁと思っているので、最近の興味が自作PCに向いてる……ってブラザーは参考にどうぞ。

※Update 2020/9/15, Core i5 10400+GTX 1650で自作PCを組んだのでゲームのベンチマークを取りました。十分ゲームを遊べるクラスの構成になっていると思うので、気になる人はこちらの記事も要チェックです。

Core i5 10400+GTX 10400で組んだ自作PCのゲーム性能をチェック

Intel Core i5 10400F自作PCの構成

Intel Core i5 10400F(第10世代)

Intel Core i5 10400Fとは、2020年に登場した"Fシリーズ" のミドルレンジ向けCPU。

型番の末尾に “F" を冠するモデルは内臓GPUを搭載しておらず、F無しモデルと比べてお安い価格で買えるというのが強みです。※オーバークロックはできません。

別途グラボ(GPU)を用意する必要はありますが、ゲーム用途に内臓GPUでは心許ないですし、多くのゲーマーは別でグラボを用意すると思うので、内臓GPUを搭載しないというのはデメリットにならず。むしろ、ゲーマー向けと言えるCPUなんじゃないかなぁと。

それじゃ、早速 “Intel Core i5 10400F" を使った自作PCの構成について見ていきましょう。PCケース、Windows 10 Home込みで予算は10万円です。

おすすめパーツ構成

製品価格
OSWindows 11 Home(日本語版)19,280円
CPUIntel Core i5 10400F21,823円
GPU玄人志向 GTX 1650(補助電源ありモデル)15,972円
マザーボードASRock H470 Phantom Gaming 415,740円
メモリCORSAIR DDR-2666MHz 8GB×27,920円
ストレージシリコンパワー 512GB SSD6,930円
電源玄人志向 80PLUS Bronze 650W6,814円
PCケースSAMA ミドルタワー ATXケース(黒鴉)4,022円
クーラーサイズ 虎徹 MarkⅡ3,830円

ひとまず、目標と定めるスペックは軽めの作業が楽々できて、フルHD画質でゲームをぼちぼち遊べるくらい。※60fps前後でゲームが遊べるかどうかが目安。

この構成だと合計102,493円と少々予算オーバーですが、かなり良い感じじゃないですか? もし、自作PCのブラッシュアップであれば、Windows 10をカートから外せるので、合計83,213円と余裕で予算内で組むことが出来ちゃいます。

ゲーミング性能を求めるのであれば、グラボにGTX 1660 Superをチョイスするともっと幸せ。このクラスのグラボになるとフルHD画質で100fps超えのゲームが出てくるので、ゲーミングモニターもバリバリ活用できるようになるはずです。

ちなみに、僕はIntel Core i5 10400Fを上述の構成で組もうと思っているんですけど、残念ながら、現在i5 10400FはAmazonで売り切れ。ほぼほぼ変更はないと思うので、i5 10400Fが入荷次第取り掛かろうかと企み中です。

パーツ構成の補足

Core i5 10400
i5 10400+GTX 1650で組んだサブPC

選んだパーツを紹介するだけで終わるのもあれなので……選んだパーツ構成についてもう少しおさらいです。ちょっとした補足的な。

Windows 11 Home(日本語版)

マイクロソフト
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全く新しくPCを組むなら “Windows 11" は必須。DSP版やOEM版と記載せずに安く販売している業者もいるため、しっかり確認してから購入しましょう。

※一応、異常に安い価格で売られているOEM版でも問題なく使用できますが、CPUやマザーボードの交換などでパーツを新調した際にライセンス認証ではじかれます。これは自作PCを組むうえで致命的なデメリット。

Intel Core i5 10400F

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今回のメイン。CPUはいくつかの選択肢があり、競合するRyzen 5 3600なんかと迷ったんですけど、メインはRyzen、サブはIntelって環境を維持したかったので、真っ先に候補に挙がったのがこいつです。

前世代のi5 9400Fと比較した場合、6コア/6スレッド → 6コア/12スレッドになり、ブーストクロックも最大4.1GHzから最大4.3GHzと順当に進化。オーバークロックで性能を引き上げることはできないですが、逆に、定格運用で使うならミドル帯CPUの中でも、間違いなくトップクラスのコスパと性能じゃないかなぁと。

今は、いわゆる “ご祝儀価格"。もう少し待てば、さらに安くなるはずです。

※第10世代から規格が"LGA1200″に変わったため、第9世代とは互換性がありません。

それともうひとつ、Intel Core i5 10400Fには冷却用のクーラーが付属し、冷却性能も問題ないんですけど、付属クーラーは基本 “動作音" がうるさいこと、そして、より冷却性能を高めるため、クーラーには “サイズ 虎徹 MarkⅡ" を選んでます。

(付属クーラーでいいかもって人は外しちゃってOK)

玄人志向 GTX 1650

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グラボは自作PCで最も悩むところなんですけど、今回は、気になってた玄人志向 GTX1650をチョイス。現行モデルではなく2020年7月30日発売の “補助電源ありモデル" です。(GDDR6メモリを搭載して性能2割増し。コアクロック数が上がっているのに安い)

実際のところ、GTX 1650の性能とコスパってそんなに良くなくて。ゲームのフレームレートで言えばなんとか “60fps" 出せるかなぁといった感じで、微妙に惜しい性能なんですよね。

非常に軽いゲームなら100fpsに迫ることもあるそうなので、これで価格がもう少し安ければ……。

ゲーミング性能を求める場合は、もう少しだけ予算を追加してGTX 1660 SuperRadeon RX580を選ぶのがおすすめです。というか、絶対にその方が良い。

ASRock H470 Phantom Gaming 4

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マザーボードには、最近僕の中でジワジワとライクが増えていってるASRockの “H470 Phantom Gaming4" を選択 。同じくASRockのH470 Steel Legendと悩んだのですが、十分な性能を備えてますし、やっぱりこの価格が素敵。

※Steel LegendとPhantom Gaming4の違いはストレージの拡張機能と2.5Gigabit LANの有無くらい。Wi-Fi 6には対応してません。

第10世代のASRock製マザーボードは、K無しモデルのCPUでもオーバークロックができる「Base Frequency Boost機能」を備えてるというのも覚えておきたいポイントです。

CORSAIR DDR-2666MHz 8GB×2

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コスパと信頼度で選ぶならこれほど優れたメモリはないのでは? ってくらいにベストバイ。僕も長く使ってますし、多くの自作PCユーザーから選ばれているその確かな安心感も素敵。

Intel Core i5 10400Fとの相性も問題ありません。

シリコンパワー 512GB SSD

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こちらも僕が長く使ってるSSDでその確かな安心感と信頼性からチョイス。もう少し早い読み込み/書き込み速度、起動速度を求めるって人は、このSSDをファイルやアプリの保存用に。Windowsのインストール用にM.2 SSDを選ぶのがおすすめです。

M.2 SSDってなに? というブラザーは以下の記事もあわせてどうぞ。

PCを高速化!M.2 SSDの取り付け方とメリット

玄人志向 80PLUS Bronze 650W

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電源は、Intel Core i5 10400Fに十分な電力を供給できる650W。取り回しの良いプラグインタイプを選んだので、配線も楽々です。

この構成での使用電力は190Wほどなので、本来であれば450Wの電源で問題ないのですが、後々のグレードアップを考慮して650Wをチョイスしてます。(450Wに変更すれば、2,000円くらいは安くなりますよ)

Thermaltake Versa H26

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コスパで選ぶなら、Thermaltake Versa H26もおすすめ。詳細が気になるブラザーは以下のレビューもあわせてどうぞ。

Thermaltake Versa H26のレビューをみる

快適にゲームを遊ぶなら、グラボ(GPU) はGTX 1660Superをどうぞ

さてさて、今回は僕が考えている “Intel Core i5 10400F" を使った自作PCの構成をシェアした形なんですけど、じっくり考えたパーツ構成なのでかなーり良い感じになってるんじゃないかなぁと。

ただ、僕はサブPCとして考えているのでそこまでゲーム性能を意識してなくて。とりあえず “60fps" で動けばいいやくらいの心持ち。一般的なワークフローは問題なくこなせそうなんですけど、ゲーミング性能で言えばぼちぼちな感じのスペックです。

おそらく、ゲーミング用途でGTX 1650では不満を感じるシチュエーションも出てくるかと思うので、ゲーム性能重視でパーツを選ぶなら “GTX 1660 Super" を選ぶのがおすすめ。

価格は高めになっちゃいますが、仮に、今回の構成でグラボをGTX 1650からGTX 1660 Superに変更した場合の合計金額は115,680円(記事公開時のAmazonでの価格)

もし、もう少し予算を追加できるのであれば、間違いなくGTX 1660 Superがおすすめですよ。参考になれば!

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自作PCHow To

Posted by Yusuke Miyamoto